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3カ月経ちました [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

以前にちらと書きましたが、私の夏のアルバイト真っ最中に、80代半ばの父は特別養護老人ホームに入所しました。
3年前、引っ越して来た時は「要介護3」でしたが、次の次の判定では4を飛び越し「5」(最重度)に《まったく歩けないわけでなく、でも車イスは絶対必要→家族の身体起こしでようやく車イスに座る&錠剤は粉末状に&食事は毎回母がベッドの父の口に運ぶ…と進んでいきました》。

東京に居るうちから、ケアマネジャーの訪問と車イスのレンタル、及び母の入浴フォローは始まっていましたので、自然な進行具合ではあったのだと思います《その状態で家族丸ごとこっちに越してきたら?と誘ってくれた叔母の寛大さにもあらためて感謝しています》。

が、狭くても何十年と暮らし慣れた我が家からの転居に、相談時にはっきりとした反対はなかったものの、我が父は引っ越しが済んだ直後から、抵抗をみせました。
「帰りたい」。…それは「東京へ」、でもありましたが、それより遠い故郷へ「帰りたい」と。いわゆるよく聞く『帰巣本能』ですね。
無理です。もう車イスなしではあなたは動けません。それを押す介護者ナシでは行動できません。帰省どころか近場の旅行も難しい。

だましだましで「脚をもっと丈夫にしたら、連れていってあげるから」と。そう家族で声をかけるしかありませんでした。それに、父に帰る実家はもうありません(とうに自分の親はおらず、田舎にいるきょうだいも同様に自身の介護に直面、子どもの庇護なしには何も決められない状態。老い、は順番に必ず全員にやってくるのです)。

私は私で、ギリギリまで通った職場と、住み慣れた3DKの団地に感傷を持つ時間もなく、何より大引っ越しの疲れの中、「これ以上(私を悩ますのは)やめてくれよ~」の悲鳴でいっぱいでした。

その後、特別養護老人ホームを併設し、デイサービス・ショートステイも行っている、車で5分の地にある施設に週に数回通う形にどうにかおさまりました《それまでの紆余曲折はカテゴリーの「~介護~」でよろしかったら》。

「要介護3」から特養(ご存知の通り、種類ある老人ホームの中でも一番費用のかからないところ・もっとも公的なのでつぶれる心配がまずない・入居金はなく、月々払いのみ)への入所希望が出せます。父同様、主な介護者である母も持病を抱えており、当初から提出はしておりました。しかし、男性枠が極端に少ないこともあり、ケアマネジャーさんには「1年先か2年になるかはまったくわかりません」と。ですが、父の介護度が上がったことなどにより、待機順位が20位、16位、5位…と徐々に上がってきたことの知らせは毎月ありました。

6月末、私のアルバイト期間中に「順番が回ってきましたよ。どうされますか?」と声が掛かりました。正直、もうちょっと遠い話だと考えていたこと、希望は出しているけれど最期まで家族の中でみてあげたい思いなどが交錯しましたが、介護に詳しい友から『入所できると言われたなら、それを逃してはいけない。二度と回ってこない』と口を酸っぱくするほど説明されており…。

『共倒れ』(まだ私の家事の手助けとなって動いてくれる母の方が先に参ってしまうかも)は避けなければならない。私も短めとはいえど、季節アルバイトに出会えたのですから、自分の風通しのためにも積極的な外出はしていきたい。作業所に通う(自宅までの送迎あり)Ayuの玄関前までの送り出し&迎えは母なしにはあり得ず、「おねがいします」と即答。
それから一週間後には契約を終え、衣類を揃え、父を入所させたのでした。

スタッフとはショートステイを通じて十分顔なじみでしたし、かかりつけ医も施設のDr.に前もって変更済み。こちらもあちらも手数が一番かからないスムーズな入所だったと思われます(よく状態がわかっていたお客だった:日中横になっていることがほとんどで、口ごたえしたり、歩き回ったりの心配はない…は受け入れ側も都合よかったのだと推測)。
ちょうどコロナワクチン2回接種が終了しており、入所の際の最終関門であるコロナ陰性の結果を携え、7月はじめより父は特養に日々お世話になっています☆

10日に1度のペースで会いにいっていますが、今はそういうわけでガラス越し。貸してくれるケイタイでの会話となります。車イスに乗せてもらって来る父はまぁまぁ顔色はよく、できるときは食事もスプーンで自らいっているそうで、それは家では手のかかることなので(口に運ぶ方が早い)、ありがたいことだと思っています。
…ただ、ここ3回の面会ではほぼ目が開かず(眠っている?)、こちらと焦点も合わず、発声も聞けていません。娘と孫の認識も、連れあいの母のこともわかっていない様子。
次回の復活を期待したいと思います。
スタッフのみなさん、毎日ありがとうございます。
またこの続きは、しばらくしたら書きます。
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親のワクチン接種 [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

父のコロナワクチン接種案内が届いたのが4月中旬。母のは下旬で、タイムラグがあるのは介護度の差かな~?と当初考えていましたが、あとから85歳以上とそれ以下で、到着時期をずらしていたからだと判明。

父は、もう私の車に乗り込むことは出来ず、日頃デイサービス等で利用している介護施設の車イス乗降専用車を使わせてもらわねば移動が出来ないため、その施設に隣接するかかりつけ医のみでしか接種は考えられず。定期診察の際、この診療所では水曜日しかワクチン接種しない情報を得たことからあらかじめ絞り込みができ、ネット申し込みは月曜朝9時過ぎに完了。
但し、デイサービス&ショートステイ日とあたる接種の際、介護施設の職員に委ねられず、家族がその時間帯は付き添わなければならない(つまり私)。だが、接種後は通常に施設に戻れるので、急変があっても見守られることになる。うまいこと、いきました~。
《当初、父の接種は見送ろうか?と考えておりました。が、施設に出入りしているため先方にできる限り迷惑をかけない選択としました。》

母の方は、父と同じかかりつけ医でなくても、地域の集団会場でOKなので、封筒を開けてなんなく2分足らずでネット予約。その直後と、接種5日前にもあらためて確認メールが届きました。《いずれにせよ親自身だけで予約はとれなかったと思う・もっと電話が通じるとよいよね
母は本日1回目の接種を無事終え、自動的に3週間後の同じ時間帯にその場で予約。
高齢者は自身での運転が少ないため、家族による運転が必要。母よりもっと歩行困難な方も付き添いありでたくさんいらしていました。
持病ありの母は、接種後の待機が通常15分のところ30分の指示。何事もなく帰ってきましたが、2回目は特に女性の場合、副反応が出ることもあるようなので気をつけたいと思います☆
(かかりつけ医の女性看護師さん、2回目の後は熱だけでなく、両方の手の甲が真っ赤になり数日引かなかったそうです。これは聞いてよかった。医療当事者だから慌てなかったのでしょうが、そんなこともあるそうなのでまずは何かしらからだに変化あり、と承知して安静にしましょう!)

というわけで、我が家の高齢者、6月中旬過ぎには2人とも2回完了予定です。
次はAyuで(基礎疾患あり?とカウントされ早めの案内かな)、ラストは私となるでしょう。

とろみ [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

2018年夏に叔母の好意に甘え、私たち4人家族(父、母、衿、Ayu)が移り住んでから早や2年9カ月《関東の本宅に冬季避難(笑)していた叔母が5カ月ぶりに戻ったところデス》。

越して来た当時は「要介護2」だった80代の父、「3」を経て、いきなり最重度の「5」に判定され一年。
幸い特養(※詳細略)を備えた介護施設が車で5分の地にあり、月一度訪問のケアマネジャーさんからデイサービス、ショートステイの利用まで《かかりつけ医もこの施設のDr.に変更済・お世話になっている時間帯に異常があったらすぐ対応&処方してくれる☆》ここ1本としている。
持病もあるが、東京時代から車イスは借りていたし、老いの道を一歩一歩確実に(苦笑)進んでいると言えよう。

主たる介護者は連れ合いの母だが、老々介護なわけで同居の娘である私の力(体を持ち上げたり…)がたびたび必要となる。母は平日朝のお味噌汁づくり以外は家事はノータッチで、父の在宅日はそちらに労力をとられている。母いわく「自分の体をいたわるだけで精いっぱいなのにお父さんの世話がある」。
気の毒ではあるが、世間の高齢夫婦はみな似た事情だろう(夫が妻を介護、もある)。
希望通り『夫婦元気でぴんぴんころり~』とはなかなかいかない。
自力で歩けない父に徘徊の心配はない。これはこれで助かっている? そう考え、切り替える。

さて、水分を摂取しにくいため(ストローで吸う力と技術はない:本来人間は一日1,500ml必要なのだそうだ)、積極的に「とろみ」を利用してみてくださいと言われた。粉末の薬にはゼリー状のものを使っていたが、お茶などに今回はじめて粉末タイプ使ってみた《薬局で売っている》。小さじ1弱を加えるだけでそのままの味でとろっとなる(片栗粉のお手軽版かな)。スプーンで運びやすい。
よい感じだ。これでいくらか多めに摂れそう。

コロナ自粛の余波〈我が家の場合〉 [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

少ーし全国的に緩やかになってきたようですが、約2カ月ぶりに寄った金曜午後の某大型スーパー食品売場は確実に空いており、まだ々警戒モードとみました。
私個人としては、衛生面の考慮らしく大きなマイバッグに直接商品を入れてもらえないのが残念です(「国」が推進、と最近知った)。ついこの前まで『ご協力ありがとうございます☆』と言われていましたし~。

さて、家族2人が福祉系で常日頃お世話になっている我が家、4月半ばまではまったく変わりなく通えておりました。
但し、3月のうちに父のデイサービス先からは「親族の帰省や県外に出かけた家族があったらお知らせを(=しばらく通所はSTOP)」の通達(紙一枚ですが~)がありました。

Ayuの作業所からは、4月上旬に保健所管内で初の感染者の報道があった当日夜に「ご心配でしたら(家族に高齢者もいるので)通所のストップもありますが…」のTELあり。作業所関係者ではないことを確認の上、「変わらずに通います」と即答しました。
下旬には、「コロナ自粛で企業からの依頼が減ってきていることもあり、1カ月をめどに1時間早いお帰りになります」と。→無事、来月6月からは元の時間通りの帰宅となるAyuであります。

父の方ですが、今月半ばの一週間、デイサービスが止まりました。市内の感染者が数人程度ですが連続したことが判断基準になったようです。敷地内に「特養が併設されている」がための安全対策、とのこと(その間、父が3月までお世話になったA事業所でデイサービスを受けられる旨の案内があったのですが、本人に混乱が起きても困るので自宅で過ごしました)。
刺激少なめの一週間を送った、というだけで《なかなか家庭内でリハビリは努められないものです》、父は足腰が衰えました。えらいものです…。
今週よりデイサービスは復活、プロの親切なお世話が入り(家族間はぶつかることも多い)、歩行は持ち直してきています《←まぁ、以前からおぼつかない日もありましたので室内使いの幅狭の車イスをとうとうお借りすることに》。

デイサービスは通常運転になりましたが、B事業所での初めてのショートステイ利用はそんなわけで来月に持ち越しとなりました~・涙。熟睡から遠ざかっている母をしばし楽にさせることもなかなか叶わない、です。

…先月、東京でAyuがお世話になっていた作業所職員さんから近況があり、希望者には変わらず通所してもらっていると伺いました。当然のようにみな自宅待機になっているだろう、と想像していたのでちょっとホッとしました(その後、世の中の自粛も進んだので難しくなっていったかもしれませんが)。
我が家が引っ越していなかったらどうしていただろう、と考えました。作業所までひとりでバスの乗り換えもあったので、留守番の母にお願いし、Ayuの通所はきっと止めていただろうと《それ以前に、自分自身の勤務もどういう体制になっていたか?!ですが》。

学校も形はいろいろあれど再開モードですね。
公立学校の給食部でりっぱにお仕事をしていた、Ayuと同じ特別支援学校卒のお友だちもいましたので、この長いお休みをいったいどうしていたのかと思います。ひとりでずっと留守番していたのか、お母さまはお仕事に出られていたのか?など巡らせました(小さいお子さんのいるご家庭も同様に)。

前にも書きましたが、Ayuも含めた子&成人らは、規則正しく外出して落ち着いた社会生活を送れているサイクルを一度崩すと、精神的にも肉体的にも(肥満も厳禁ですし~)戻すことがとても難しく、時間がかかるのです。
そういう意味でも作業所等の職員は今後も案じています。

特別支援学校生も、十分に動きまわることも出来ずこの間どうしていたでしょう。
そして、いくらか解除になったとしても、より気をつけていかねばならないことが膨大に。
本当の問題はこれからの気がします。

訪問看護は断りました [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

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【今年もムスカリの大群】

80代半ばの父、介護保険利用者です。移住前は長い歩行が難しいための「車イス」貸出が主な目的でした(現在はマイカーが移動手段に加わったため車イスは借りていません)。
新しい生活では、叔母宅の風呂場はシャワー室のリフォームにとどまっており(温泉が近所にあるため~)、母の介助で父を家で入浴…の形が叶わないこと、また総合的に母の負担軽減もあり、デイサービスを利用してきました。
当初は本人の「行きたくない」が心配な場面もありましたが、うまくのせ(笑)、休むことなくアットホームなA事業所に先月まで大変お世話になりました☆(週2から、今年に入って週3に)。

お泊まり(父は夜間のトイレのたびに母の同行要)=すなわちショートステイを今年になって初めてA事業所で1泊利用しました。普段のデイサービスで慣れており安心&おかげさまで母は久しぶりに熟睡できました。デイサービス同様、スタッフもよくしてくださいました。

…私には介護保険利用に詳しい友(ウォーキングを共にする幼なじみ)がおり、泊まりに来てくれたことで母も交え、深い助言を日々もらっています《現在、彼女は両親が特養に入所しており、同居の義母の介護問題も抱えている》。
長く続くだろう介護生活、あらかじめ知っているのとそうでないのとは大違いの知恵がたくさん~(目からウロコ)。間に入ってくれる担当ケアマネジャーさん、頼りにしていてよくしてくださっているのだけれど、制度の細かい紹介に至ってないと思われ…(一般人の何気ないけど一番知りたいギモン点について、仲介者&専門家だからこそ説明不足な点?が・中立でいる難しい立場もあるのでしょうね)。

デイサービス事業所の規模等により、実際は相違があります。それまで私はあまり意識していなかったのですが、例えばA事業所は、ショートステイの連泊ごとに×2となる&月のうち利用できる日が限られる。B事業所だと×2とはならず、倍の利用料は発生しない&月のどの日でも空いていれば受け入れが可能など。

そばで一番介護する連れ合いの母の負担をより軽くすること(数日のショートステイを気軽に使える環境)、また今後の歩行がかなり危ぶまれる父にはA事業所での入浴環境では難しくなると想像できること(B事業所では車イスの形での入浴設備等もある)を鑑み、新年度4月よりB事業所でデイサービスもショートステイもお世話になることに。
《規模が大きくなり、申し込めば理髪サービスを受けられたり、送迎は車イス乗降つきの小型バスとなり、よりスムーズになりました・立地的にも自宅寄りとなり、特養が併設されています←友によるとこれは大事なことらしい(順番が回ってくることは限りなく難しいですが)。》

さて、ようやく本題の「訪問介護」です。かかりつけ医のアドバイスもあり、週1で某事業所の看護師さんに2月より訪問していただいていました(1時間ほど)。血圧測定や日頃の家族の相談にものってくれます。
3月からは隔週に変更してもらいました。本来なら毎週がおすすめですが!…でしたが。
そして月に1度の訪問で構いません~と連絡すると、それは受けられないと言われました。
しばらく考え、家族に相談の上、契約を解除することに決め、担当のケアマネジャーさんから断りを入れてもらいました。
結果的に、こちらが望んだ処置をしていただける気配が一向になかったこと、複数の看護師さんが来てくださいましたが、いずれも聴診器をあて「調子はいいですねー」との確認に終わった感が正直ありました。

また、契約時に説明がもちろんあったわけですが、思った以上に費用はかかります(自宅訪問ですし、ね)。それはいいとして、父は難病医療券が発行されており、一定以上は公費扱いで自己負担はわずかだったりするのですが『公費を使ってまで月に2回以上来ていただくほどの意味はない』、このままなーなーで流してはいけない、と判断しました。
強い言い方をするようですが、医療券のこともあり、あちら側としてはよい患者(お金をとれる)だったのだと思います。
看護師ONLYでは医療行為は一切出来ないことを実感・医師の指示(許可)があって初めて動けるのです・このような利用においては、あくまで家族への「安心の手前までの担当者」感を脱せないのが厳しいですが現実とみました★】

父は手はかかりますが、今はまだ車に乗せれば、お医者に連れていくこともできます
それが難しくなってからでの「訪問看護」でよいのだ、と思いました(今はもうこりごり・むしろ「訪問介護」の枠の利用が先かもしれませんネ)。
デイサービスにも常駐の看護師は必ずいますので、入浴時などに気づいたケア(医師に診てもらってください等)はおしえてくれます。それで十分なことも多いのです。》

長くなりました。みなさんは『担当医から指示のあった処置を忠実に行ってくれる』訪問看護事業者と契約してください。我が家の苦い経験が、どちらかで役立ちますように。

ふとん派ですが… [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

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【おヒザが大好き】
父の介護ベッド(レンタル)が入り、ベッドが1つ空いた。
私とAyuは東京時代からずっと布団で、2階の部屋を使うようになってもそれは変えないできた。「広さ」の尊重でもあった。
余ったベッドはソファーにもなる簡易型で、客間に置いて問題なかったのだが、思い切って階下から上げた。一時帰宅中の叔母と私で~(力があるのはこの2人しかいない・苦笑)。

『Ayuのベッドデビュー日』。ひと組のみとはいえ、布団を毎日上げ下ろししなくてよいというのは楽なだけでなく時間の短縮だと知った。

豆腐ハンバーグ [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

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周囲の稲の穂が垂れてきました・稲刈り近し・両親の里「紀州」の新米はとっくに届き、いただいてマス】

Ayuが「とうふハンバーグ!」と盛んに言うので、先日作ったところ、ふわっと柔らかく出来て好評でした。
私が勤め人だった頃は、家事は母頼りでしたが、今では父も母も室内での歩行が精いっぱいとなり、買い物からほぼすべて私となっています(平日朝のみそ汁は母担当)。
歯ごたえのあるものも、私とAyuは食べたいのですが、高齢者はぐんとやわらかさを求めるようになり、そのへんも合わせないといけません。
その点『豆腐ハンバーグ』は双方一致。こういうバリエーションを増やそう。

キーボックス [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

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近隣に90代のひとり暮らし男性がおり、安全のため「二重鍵にしているのかな~」ぐらいに思っていました。違いました。やはり近所のヘルパー職の女性に「担当のケアマネさん自身が暗証番号で鍵をここから出して入室するのよー」とおしえられました。福祉の世界の常識だそうです。私はほんとうに素人だと痛感します。

お元気そうでしたが、定期的な外部からの訪問の際、玄関への出迎えがしんどくなってもう委ねているわけですね。信頼関係あってのことなのでしょうが、外から大胆に見てわかるのは、不用心な気もしました。

…さて、資格の3年更新のため、講師による手先を使う作業の体験をしてきました。
当時一緒に受講した、北海道在住の看護師さんと再会。東京まで、ごくろうさまです。
帰りのエレベータで一緒になったことより、30代前半の男子と別れ際に駅付近で長く立ち話しました。私と同じく福祉専門職ではなく(IT系)、現在進行形で同じ資格をとるために6月まで受講中。同居の祖母を案じたことなどから~だそうです。両親だけにまかせていてはいけないと思って動いたらしい。えらいわぁ。今の仕事に大きな不満はないそうですが、若いのですから、この先そちらの転職も可能性がなくはない、ですよね。
ガラケー(笑)に新しく連絡先が増えました。こういう世代や職業を超えた交流は嬉しいし、刺激を確実にもらいます。若者もそれぞれに悩んで動いていますねー。
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70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本 [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本

70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本

  • 作者: 永峰英太郎
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 2015/07/25
  • メディア: 単行本

今年に入って、改訂版が別の出版社から出ているようです。
著者・永峰英太郎さんのことは、新聞の連載で知りました。好感がもてる文章♪
1969年生まれ。業界紙、出版社勤務等を経て、フリー。人物ルポを得意とするそうです。両親の介護経験から他にも類書を書いており、いずれ追うつもりです。

2013年、母が末期がん+父の認知症が進行していることがダブルでわかり、みなさんに「やっておけばよかった~!」を伝えたい、で生まれた本。私は、医療関係者ではありませんが、認知症関連の学びはやってきました。しかし、死亡後の雑用的な知識は特別になく、読みながら「へーそうなのー!」の連発でした。おすすめの、わかりやすい一冊です(なかなか生前には動けないものもありますが、それでも知っているのと知らないのではかなり違うはず)。

親が元気なうちほど冗談っぽく聞き出せることがある。弱ってしまってからは難しくなりますし、いつ認知症になってしまうかもしれないのです。

【親に聞いておくべきこと:食べたいもの、会いたい人、行きたい場所、今のうち処分したいもの、家を将来どうしたいか、人生の最期はどこで迎えたいか、延命治療はどこまでしてほしいか、銀行通帳の保管場所は、メインバンクの暗証番号は、入っている保険は、相続の希望は、家の権利書はどこにあるか、葬式は誰を呼びたいか、遺言書はあるのかetc…】
暗証番号に関しては、既に私が管理しているなぁ《でもこれって、「私」に何かあったらまずい状態でもある…》。

5つの章で構成されている。
①親が少し弱ってきたらすること ②親が重い病気になってきたらすること ③親が死亡したらすること ④親が認知症になったらすること ⑤有利な相続をしたいなと思ったらすること

貸金庫・定期預金は解約せよ。面倒な存在。本人しかできない。「貸金庫」の鍵を探すのさえ大変だったそうです。ましてや利用料金は年間1万円以上。何が入っているのかも子には知らされていないことが多く、元気なうちに解約してもらうこと。
「定期預金」は、満期にならないと一切引き出せない。ましてや今、通常貯金との利息の違いはほぼない(100万円預けて一年間で250円!通常~は200円の違い)。
…私も自分の定期はもう新たに作らず、機会あればもう通常預金に一本化しようと思いました。

生命保険の見直し。医療保険は原則、被保険者本人が受取人になるが、死亡保障は配偶者や子どもに。この受取人はフツーは連れ合いである「母or父」。親が認知症になっている場合は、受取人を子どもにした方がスムーズとなる。ぜひ一考とのこと。

高額療養費制度」の存在。70歳以上なら、入院時で¥44,000、外来で¥12,000(同一月内)を超えて支払う必要はない《その分はあとでだまっていても文書で連絡がきて、口座を指定、戻ってきます・我が家は検査で両親とも¥12,000を超えた際に体験済・一度手続きすれば以後は連絡のあとその口座に入る》。この金額を知っていれば、加入すべき医療保険の目安はつく。
また、後期高齢者(75歳以上)になれば医療費の自己負担額、現在1割。高齢になれば病気も多くなる。それを国民皆保険制度はうまくカヴァーしているのです。

親が亡くなったら行う各種手続きがありますが、役所には『死亡届後の諸手続きについて』(役所のHP上でも把握できるそう)という書類一式があり、例えば戸籍謄本が実は複数必要等を知ることができる。前もって知っていれば手間がかからなかったー!がいくつもあったそうです。
また、母親が死去した時はそれほど多くはないが、逆の場合は世帯主の変更や公共料金の名義変更などすべきことが多くなります
(父親が亡くなった時は、母親の実印が必ず必要に・印鑑登録は前もってやっておいた方がおすすめ・私もまだなのでしておくか~。)

日本人が感じるストレスの順位:①配偶者の死 ②会社の倒産 ③親族の死 ④離婚 ⑤夫婦の別居 ⑥会社を変わる ⑦自分の病気やケガ ⑧多忙による心身の心労 ⑨300万円以上の借金 ⑩仕事上のミス】
これは興味深い。①が一番なのですねー(うちの父はこのタイプだ)。勤めに関するストレス大にもびっくり。

つい忘れがちだが、死亡後、返納・解約が必要なもの。
すぐにしなくても大丈夫だが、できれば早い方がよい。パスポート、免許証、クレジットカード、ネットのブロバイダ、携帯電話。

認知症について。
親は伴侶の認知症を子どもに隠すことが多い。親と別居しているなら、子は気づくことが遅くなり、手遅れになる。早くに兆候を把握できればそれ以上早くに進まない対処はできる。認知症は専門のしっくりくる医師を見つけることが重要。まずは子も一緒に医師に会うこと。

親の認知症に気づくチェック。
【電話の相手の名前を忘れる、いつも探し物をしている、料理ができなくなる、新しいことが覚えられない、テレビ番組の内容が理解できなくなった、慣れた道でも迷う、些細なことで怒りっぽくなった、外出時に持ち物を何度も確かめる、「頭が変になった」と本人が訴える、身だしなみをかまわなくなった、趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなったetc…】

認知症の人との接し方。
【温かくやさしく、本人のペースに合わせる、自尊心を傷つけない、なじみの環境を作る、残された能力に働きかける、快い刺激を与える、危険を防止する(転倒しやすくなる)】 

著者は介護サービスを受けるためには、介護判定を経なければならないことに疎かった。国は介護保険料をだまって徴収するだけでなく、もっとその仕組み&利用方法を周知させないと。
介護疲れの家族を増やさないためにも。
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老いた親のきもちがわかる本 [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

マンガで笑ってほっこり 老いた親のきもちがわかる本

マンガで笑ってほっこり 老いた親のきもちがわかる本

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2017/08/21
  • メディア: 単行本

大阪大学大学院教授・佐藤眞一監修、北川なつマンガ。
イラストもよく、なかなかの一冊でした。
【高齢者がなかなか病院に行かない理由のひとつは「面倒だ」と感じていることです。身支度、保険証などの持ち物の用意、移動、待ち時間。2つめは「悪い診察結果を予想してしまう」というケース。現在の平穏な生活を崩したくない、病気の存在を知らないままでいたい。】
【高齢者が家にこもるのは、なんといってもラクだから。外出するとなると、どこへ行って何をするか、どうやって行くかなど段取りを考え、身なりも整えなければなりません。こういったことがスムーズにできればよいのですが、高齢になるとだんだんそうできなくなり、つい億劫になってしまうのです。】

【オレオレ詐欺:高齢者には「人の役に立ちたい」といいきもちがある。まさに「息子を助けたい」という心理をついた手口。そして、だまされやすいのは「さみしさ」も原因のひとつ。】
【家事が雑になる原因のひとつに、視力の低下が挙げられます。小さな汚れが見えなくなり、洗い残しなどが増えるのです。~定年退職のある会社勤めとは違い、家事労働は一生にわたって続くものです。賃金も出ないうえ、あまり感謝もされませんから、パートナーが退職する頃になると不満でいっぱいになってしまうのです。】
【「あ~しんどい」…。高齢者には毎日ネガティブな言葉を口にして、暗く過ごしている人が多くいます。高齢になると心の危機が訪れやすくなります。その原因のひとつは、脳の機能や体力が衰えて、これまでできていたことがスムーズにできなくなり、自信を失ってしまうことです。~こうした親の心の中を理解し、暖かく接することが大切です。】
【年をとると味覚は衰え、特に塩味をあまり感じられなくなります。そのような中で、最後まで衰えないのが甘味。だから高齢者は、甘いものを好んで食べるのです。】

【高齢者がよくNHKを観る理由のひとつは、とてもわかりやすいから。どの番組も、語りや会話のスピードが落ち着いていて、言葉づかいも丁寧で、表示される文字も大きく、高齢者にとってやさしく理解しやすいのです。】
既に私はこっちに傾いています!
おすすめのNHK番組の中から、見逃さないようにしておけば、だいたい間違いないかな~の今日この頃です。
あと10年も経てば、私もおっくうが先に立ってくるのでしょう。ちょっと面倒に思うことも、挑戦したい気持ちがあるのなら、逃さずに今動こう! と思うのでした。
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2人がかりで [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

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衿・妹が、こちらで暮らす次女の用事でしばらく滞在しています。
父の通院(大きな病院は3カ月に1度、その間、近所の医院で薬をいただく←今回はこれ)があり、いつもは私ひとり付き添うところ、車イスを押してもらいました。
先日「ノーパンク」の車イスに替えてもらってから調子良好です。

私や妹なら問題ないですが、これを連れ合いである母が押すとなると大変。でも、平日の歯科通院ではそれもしょうがありません。その日の母の仕事はそれでいっぱい々となります。
…あと、当日の天気ですね。雨が降ったらアウト。大きな病院への際は変更もできないのでタクシーを寄せる形になりますが、近所なら別日に替える。そのためには、常に『早め早め』で薬が間に合うよう心がけなければなりません。
「通院の付き添い」はケアマネジャーを通じて依頼できるのでしょうが、医者からのメッセージを直接受けとめたり、薬を出してもらったり、何かと家族が出来るならその方が結局は面倒でないですよね。

いつも使っている処方箋薬局に、私は「父・母・娘」すべてで定期的に寄るもので、ドアを抜けるなり、「あー〇〇さん!」ともう各スタッフに無言で覚えられてしまっているコトに苦笑♪
(たいていは処方箋を出し、後日会社帰りに受け取りに行くことが多い。本人を待たせられない&父は特に薬の種類が多く時間がかかる…トホホ。)
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父の起き上がり [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

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私の夏期休暇最終日は、まずは「お試し」のレンタル介護用品2種を迎え入れた。
家の中での移動には問題がほぼない父だが、朝の起き上がりや、日中の立ち上がりの際は、モノに頼る(掴まりたい)動作が目についてきた。

我が家は賃貸住まいなので、手すりを大々的に付けることはできない。
左は、置き型手すり。普段座っている座椅子の横に置けば、便利だと思った。これでも最小サイズなのだが、頑丈にできているということは重い。11kgある。
右は(壁のキズが見苦しい…)、布団から出て(夜中にトイレに立つ時も)の踏み出し、はじめて掴む所としての「天井まであるいわゆるつっぱり棒」。設置してもらうと、もちろんびくともしない丈夫なポール(名称は「ベストポジションバー」)。よくできている。これなら、母も使えてよい。
→左は、結論的に「じゃま」。ほかのモノで代用できると判断。右のポールは、車イス同様、このままレンタル継続とすることにした。
ちなみに我が父の場合(要介護2)、1割の自己負担でよい。車イス(実費¥300)+ポール(同じく¥300)の月費用。

今はこれくらいですが、状態・進度によって今後いろいろ加わっていくでしょう。
(ちなみに父は現在、デアサービスなどの通所リハビリは利用せず、家庭内で行っています。本人が希望せず。利用すればいいのに、社交的でない父。私なら通うのになー。)
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TV、ブルーレイ内蔵部分を交換 [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

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【6月はじめの、眩しい運河】

TV、向かって右上にあるブルーレイ内蔵部分がだいぶ前から不調で《ディスクの初期化ができない・したがって古い盤の重ね録りのため再生すると乱れ・変な音さえする》、腰を上げてようやくようやく某購入店からメーカーに修理を依頼。TVに関しては、『10年のうちには絶対故障がある』と見込み、10年保証に入っていました。購入は2009年。今なら期間内と。
連絡先を私のケイタイにしていたものですから、仕事中にすぐの応答は出来ず、残されたメーカーのメッセージは「勝手乍ら、明日伺います・当日10時前に訪問時刻をお電話いたします」というちょっと強引なものでした。えー、急だ、土日が都合がよいのだけれど~。でも、一刻も早く解決させたい。幸い繁忙期ではなく、有休も十分残っているので一日休みをとることに。

結果、一発でその部分を交換ということになりました。この状態では、より早く!がよかったそうで、その間、「ブルーレイの盤自体を傷つけて(録画して)いた」ということでした。軽く1年以上は、だましだましで使っておりました~。
「TV本体」はなんともないのですが、ね。「録画部分」と、劣化進度は異なるそうです。
《今は、いわゆるHDD内臓のブルーレイ・レコーダーが安価になっているのもあり、このような内蔵型はもう販売していないそう。》

また、今回、店頭で知ったこと…「10年保証」といっても全額保証ではないのです(なんとなく、素人はそう思ってしまいますよね)。私の場合は、購入時のTV本体価格の¥1割額までは店が持ち、それをはみ出る部分については客の負担と説明されました。結論的には、出張費等の数千円で済みましたが、なんだかこのへんは店とメーカーとの、客にはわからない世界ではあります。まぁ、電気製品の価格なんてよくわからないものですが。

…さて、技術屋さんが約束の時間に来る前の午前中、父を久方ぶりのカットに連れていき(チェーンの“早い&安い散髪屋さん”・私以外の家族はいつもここなので顔見知りです・2階にあり急な階段は要注意です)、その帰りに、父をのせた車イスのタイヤの空気がだいぶ抜けていることに気づき(ああ、それでなんだか重かったのだ☆)、あらあらこれは自転車屋さんで空気を入れればよいのかしら?~今から面倒だわぁ、待てよ、契約している介護業者からのレンタルだから、まずは担当のケアマネジャーさん(月に一度訪問あり)にメールしてみようと。
TVが直った頃に、「福祉用具担当の者が本日中に伺います」と返信があり、「パンクの可能性もあるので~」と、夕方には同じ型の新しい車イスを届けてもらい、交換完了(使用頻度はとても低かったのですが)。

あ~、すべてが急だったとはいえ、『父散髪・TV修理・車イス交換』と3つがこなせた、有意義な金曜日の有休でありました。3連休は、とても気が楽です(「体が休めている」…の実感も・苦笑)。
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ペコロスのいつか母ちゃんにありがとう [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

ペコロスのいつか母ちゃんにありがとう: 介護げなげな話

ペコロスのいつか母ちゃんにありがとう: 介護げなげな話

  • 作者: 岡野 雄一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/08/17
  • メディア: 単行本

一連の岡野雄一さんの、ペコロス最新刊。
まず最初に、
【「母ちゃん、ありがとう。飯のタネになってくれて(笑)。】
今までの漫画はあくまで創作、全部が事実ではないとのこと。
【そこで、母の認知症とリアルに向き合った5年間と、その後、グループホームのお世話になるまでの期間に絞って、あの漫画の舞台裏はこうだった~というこれまで言葉を濁してきた部分を(笑)、白日の下にさらすことにしました。】

昭和25年長崎市生まれ。
【25歳の時に小さな出版社に入社、結婚もしたけれど、共働きのすれ違い生活から離婚することになって、それまでの生活を清算する意味でも会社を辞めて(東京で20年過ごす)Uターンを決意したんです(40歳)。息子は4歳になっていました。この子は生まれた時から僕が面倒をみていたから、今でいうイクメンの走りです(笑)。授かった命が育っていく、その過程を日々目の当たりにする感じがすごくよかった。こういう経験をさせてくれたこと、今でも息子に感謝しています。】

今は19歳年の差のある奥さんと再婚されています。付き合いは長かったものの、息子の思春期を越すまで待とうということで時機をみたそうです。
【この時、すでに母はボケていたので、その先も絶対に母のことで女房には迷惑をかけない、母のことで女房の足は引っ張らない、そう僕は決めていました。】

【介護3のとき(最終的には介護5←最終ランク)提案された選択肢が「在宅・特養・グループホーム」の3つでした。僕はフリーランスになっていて、家を空けることが多くなったのと、築50年の家をリフォームしようにも費用がバカにならなかった。収入が不安定になったので、そこにお金をつぎ込むわけにはいかなかったんです。】
【施設見学、1回だけでなく、何回か訪ねました。ふらっと立ち寄って雰囲気を確かめに。なぜって、見学申し込み日の一度きりだと、いいところしか見せなかったりするでしょう。そこで「すみません、ちょっと寄ってみました」みたいに言って訪ねていました。
つきっきりで対応してもらわなくてもいい、ロビーに入らせてもらうだけでも、スタッフの雰囲気とか、わかるじゃないですか。】

【父の遺族年金にずいぶん助けられた。親の年金の一部を自分の生活費にあててもいいと思うんですよ。自分の時間を使うんですから。】

【今、介護中の人もそうだし、これから親の介護に突入しそうだという人も同じ。
『親不孝な時間』(=介護から離れる時間)を持ってほしいと思います。
『介護=親孝行』と考える人が、けっこう多いんです。これが当事者を苦しめる。】

2013年に映画化。何回目でしょうか、先日もTV放映がありました。早めに録画チェックしよう(舞台化は2016年)。
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スクラップ・アンド・ビルド [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

スクラップ・アンド・ビルド

スクラップ・アンド・ビルド

  • 作者: 羽田 圭介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/08/07
  • メディア: 単行本

1985年生まれ。現在31歳かな。又吉さんと同時に今作で芥川賞を受賞。
ようやく回ってきたのですが、私にはそのよさはよくわかりませんでした。
書き出しからの文章はすごい。圧倒的な力を感じるのですが。
登場するのは、主人公の青年と、デイサービスに通う弱ってきた祖父がほとんど。+言葉使いが荒くてびっくりする母と。
【人間、骨折して身体を動かさなくなると、身体も頭もあっという間にダメになる。筋肉も内臓も脳も神経も、すべて連動しているんだよ。】
死を望む祖父にそうさせてあげたいと、わざと余計な介護にまわったりしますが(身体能力を衰えさせるために)、基本はよく面倒をみている孫と思います。

好きではなかったけれど、迫力があったのはデビュー作の方でしょう。また、又吉さん作の方が優れていたと思います。
いずれにせよ、また芥川賞はわからないと感じるのでした。
ちなみに「スクラップ・アンド・ビルド」(SCRAP & BUILD)は “非効率を廃棄・廃止して行政の効率化を行う” をさすようです。
(先日の、映像化したNHKドラマは録っていますので早めに復習してみます。)

そうはいっても、私はバラエティ番組に出演している羽田圭介(はだ・けいすけ)クンは好きで、結構見ています。正直でいいです。信条もおもしろい。ほうぼうで載っている短編は別として、長編にはもう手をつけないかもしれないけれど。
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