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10月&11月 [振り返る&迎える]

《振り返る10月》
チェコフェスティバル☆☆☆・衿健康診断☆☆★★(貧血はなくホッ・お腹まわりが~・涙)・Ayu久しぶりにダンスへ☆☆☆☆・Ayu販売、女3人で見学☆☆☆☆☆・友と11kmウォーキング&ランチ☆☆☆☆・父ケアマネさん月1回の訪問(先月みえた方からなぜか変更に、平日のため私は会えず)☆☆・Ayu左ワキ粉瘤お医者(もうだいぶいいのですが念のためまたひと月後に)☆☆・地元の小さな催しでチェコブースを覗きに(収穫はなし・チェコビールがちょこっと飲みたかったのだけれど振る舞いナシでした~)☆

《迎える11月》
Ayu歯科定期健診&親子でインフルエンザ予防接種(自分の体力に自信がもてなくなったこと、家に持ち帰ってしまうと高齢の家族が重症化する←父が絶対注射は受けないヒト、費用は2人とも会社負担)・衿信州へ(ウォーキング予定)・衿妹帰省・Ayuダンス・Ayu作業所で健康診断(保健所にて)etc…
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パン&クッキーの手作りカード [Ayuの余暇]

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以前、作業所でつくっているクッキー&フィナンシェなどの絵カードで休日は楽しむことが多い最近のAyu、と書きました。先日新しくパン屋がOPENしたのに合わせ(昨年12月に移転し、規模が大きくなり、ようやく準備が整って~)、商品ラインナップ一覧の写真が配布されたため、拡大カラーコピーをしてカードを作り直しました。衿はこういう工作作業が不得手ですが、がんばりました☆
なんとパンのカードは53枚(53種!)+クッキー分も実際の写真使用で新しくしました。商品名と価格が書いてあるので、Ayuはそれを一生懸命ノートに書き出し、電卓を打っています。昔々の古いノートや広告の裏紙(←嫌がる・やっぱり綴じてある体裁を好む)も使い切り、とうとう一番安い無印のノート束を買ってきました。
計算はちゃんとできていないです(笑)。わかりやすい金額ばかりなのですが、トータルは出せていません(いちいち個別の金額を打ったあとに、なぜか「クリア」を押してマス・涙)。教えようとすると嫌がります。なので今のところは自由にやらせています。
《店でも出張販売でも(←月に1度以上はみな作業所以外へ出掛けます)、なかなか計算はみな難しい。精算は職員がフォローし、売り子(「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」&袋詰め)に徹しています。》
空き箱がよいケースになってくれています。
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ミニマリストという生き方&みんなの持たない暮らし日記 [整理整頓をめざして]

ミニマリストという生き方

ミニマリストという生き方

  • 作者: 辰巳 渚
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2016/02/12
  • メディア: 単行本

元祖『捨てる技術』の辰巳渚さんが、今でいう「ミニマリスト」の人たちを訪ねてインタビュー。自分が「ミニマリスト」とは意識はせず、自然とこうなっていただけ…という人が大半。
どこかで既に触れた人が多い中、新鮮だったのは「小島よしお」さんが含まれていたこと。たしか新婚さんなので、紹介されていたのはその前の住まいかな?と思いますが、実によいお部屋です。からだを鍛える空間も整っています。
【体づくりをするようになってから服がシンプルになってきました。】
【体は結果につながりやすいんだと思うんですよ。~自分と見つめ合うというか、体を鍛えることで自分が見えてくるから、余計なモノはいらないってシンプルになってくる。】
【モノから無意識に受けるストレスとかがあるなと思っていて、それがなくなったときに、実際すっきりしたのが背中を押したんじゃないかな。】

小島さん以外の方より。
【掃除をしない人は運が悪いって。はっとして掃除を始めました。】
【モノを減らすことで雑音がなくなる。いまやらなくてもならないことに、意識を向けなくても済む。ほんとうにしたいことに意識を集中できる。】
【豊かさとは…「ストレスフリー」でいること。】
【ミニマリストの対極の状態は「マキシマリスト」で、マキシマリストの自分は「幸せを感じるアンテナが低い」状態だったと思います。】
【服を厳選したら、その日着る服を決めるのに迷わなくなりました。…(辰巳)そうか、片づけてすっきり暮らすというのと、モノを減らして迷わないで暮らすというのは、根本的に違うのかもしれませんね。】
【旅するように暮らせたらいいな、と思っているんですね。リュックひとつでとは言わないけれど、段ボールひとつで移動できるというか。】
【家を持つよりも、好きなときに好きな土地で暮らす「家を持たない暮らし」っていい。動物が寝るときに巣に帰る、そんな感じです。「寝床」「箱」かな。】
辰巳さん、率直なところ、一部のお家を除いて、どの家もコクーンやシェルターという言葉を思い起こしたそうです。人によっては「これで生活しているの?!」はたしかにありますよね~。

【登山はリセットなので。~自分の足で歩いていくって行為が好きなんですね。登っているときは何も考えていないです。】
私のウォーキングも「リセット」かな。

辰巳さん。
【ミニマリストは、「モノを持たない人」ではない。ミリマリストは、「モノを減らすことを通して、人生に漕ぎ出す準備をしている人」だ。】
今年の2月刊。
【浅草には、私も1年ほど前に引っ越してきましたが、ほんとうに暮らしやすい街ですよね。私は引っ越したことで仕事が大きく展開し始めました~。】
意外です。辰巳さんが、浅草とは!イメージ外。

みんなの持たない暮らし日記 (みんなの日記)

みんなの持たない暮らし日記 (みんなの日記)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2016/04/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

自分なりのやり方でシンプル&ミニマルライフを楽しんでいる人気ィンスタグラマーとブロガー24人による暮らしの記録。
TOPのkayoさんはさすが!センスが感じられた。この方も。
無印良品をうまく使っている人が多いですね。思いつくところで、私が利用しているのはアルバムゴミ箱。といっても丸くなくて、ファイルボックスの利用です。なんで、ゴミ箱ってマルいのを思い浮かべてしまうのでしょう?長方形だと、無駄なスペースができなくてなくてgoodです。我が家では2カ所(My机脇&居間のTV横)で長いこと活躍してくれています。
(みなさん書いていますが、たいていが廃盤にならず、ずっとその形を販売=インテリアとして揃えやすいことも「無印」支持の大きな理由なのでしょうね。)

【腹八分目だと後片付けが苦にならない。】
たしかに満腹だと動きにくい。まっ、常にそれくらいに止めておきたいところです。
【モノ・手間・出費が少ないことで心豊かになれます。】
少なく持つことで、雑念も減る。すっきりすれば、思考が広く柔軟になり、集中力も増し、ストレスも生まれにくくなる。やさしくもなれる。すなわち、快適に暮らせる(生きられる)、ということなのでしょう~。
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50代のロッカーが毎朝せっせとお弁当作ってるってかっこ悪いことかもしれないけれど [よんでみました]

50代のロッカーが毎朝せっせとお弁当作ってるってかっこ悪いことかもしれないけれど

50代のロッカーが毎朝せっせとお弁当作ってるってかっこ悪いことかもしれないけれど

  • 作者: 辻仁成
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2016/09/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

この作家は読んだことはない。特に興味もない。たまたま私の手元に新刊として来ただけ。
しかし、見とれてしまった。パリで息子につくっている、曲げわっぱの中のお弁当たちが大きな写真で紹介されている。その色とりどりと美しいこと、おいしそうなこと。
【シングルファザーになって2年が過ぎた。~息子にはおいしいものを食べさせたいと心がけてきた。おいしければ話も弾む。2人で生きることが決定したときから、特に食事の時間を大切にしてきた。~学校のこと、友達のことなど、食べながらだと会話も弾む。】
【パリで生まれた我が子に、毎朝、日本の味を食べさせ、しっかり舌と心に記憶させたい。父ちゃんの思いです。】
パリでも、給食はある。なので、お弁当は朝食のようです。
【お弁当はね、前の日にだいたい作っておきます。それを温めて盛り付けるだけ。朝ごはんを弁当箱に詰めるようになってから、十くん、野菜食べるようになりました。~でも、君はラーメンが食べたいんやね・笑。わかりました。】
【日本の心をしっかり食べてフランスでがんばるんだ~・笑。さ、食べたら登校だよ~。】
いわゆる「お母さん」がつくったお弁当の、ちまちま感がないというか、ほんとうに鮮やか。
息子さんは幸せだと思います。
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グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き

グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き

  • 作者: 田中 陽希
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2016/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

現在、番組は終わっていますが。「百名山ひと筆書き」踏破から210日後の、2015年5月25日に北海道・宗谷岬をスタート、222日間(約7カ月)かけて九州最南端の佐多岬に2016年1月1日ゴール。総距離8000km以上。
百名山から、正直「1年間は休みたいな~」でしたが、心のどこかで「次の挑戦は何を?」を考えてもいたそうです。プロアドベンチャーレーサーの肩書き、常に目標に向かって身体を動かしたい意欲が自然と湧き出てしまうのでしょう♪
決断の一番の大きな理由は、百名山を歩いているときに、「あの山きれいだな」と思う山がたくさんあったことだそうです。
計算すると、一日50km以上歩くこととなります。出発時は、過密スケジュールが続き、体重は6kg増で80kgを超えていました。
【前の旅と変わらない撮影スタッフ。僕と違い、彼らの足並みは軽快だ。無表情のスタッフとは対照的に、思い通りに動かない自分の身体を笑うしかなかった。】
【撮影班と僕とは完全に別行動だ。お互いの姿は見えているが、干渉は一切しない。一粒の米も、水さえも分けることはない。僕が番組に出演しているということではなく、NHKが僕の旅をドキュメンタリーで追っているという形なのだ。】

番組にとり上げられたことによって、ファンができ、登頂者も増え…。ありがたいけれど、困ることもいろいろ(主たるは省きます・「もっといい距離感があるのではないか?」と悩み続けたり)。子どもがザックにサインして欲しいと来たが(陽希さんは子どもたちには特に弱い・笑)、サポートしてくれているスポンサーを考慮すると、前のようにどのブランドでも自由にサインすることができなくなった。プロとして活動している以上、これは守らなくてはいけないこと。持っていたステッカーにサインでかわりに応えたそうだ。

【四国では4つの県が隣接している。それぞれの県民性をお金で表現することが多いらしい。例えば70円を拾ったとしよう。それを香川県の人は100円に増やして貯金をする。お隣の徳島県の人はそのまま70円を貯金する。愛媛県の人はすぐに70円すべて使ってしまう。最後の高知県の人は100円に増やしてからすべて使ってしまう。「だから高知県の人は一向にお金が貯まらんのです」と笑いながら話してくれた。】
【~お父さんと一緒に天狗岳へ登りに来たという小学生もいた。自分も子を持つ親になったら、と親子の山旅を想像してしまう。】
プライベートは、今春、おひとりの生活に戻られたそうで(Facebook情報)、いつかまたそういう日が来ることも勝手に待ちたい。

そして、今、陽希さんは、アドベンチャーレースの最高峰になるワールドチャンピオンシップ(オーストラリアで開催)に向けて準備中です。もう来月11月です!(チームイーストウインドとして参加)。きっと、またNHKは追ってくれるよね~(?)。期待しています

《最後に:先日、登山家・田部井淳子さんが亡くなりました。これからNHKでの放送も続くかと思いますが、残念。というよりショックでした。今年の山の日関連での再放送にもかじりついていた私。「これから読みたい本」リストにも著書を複数挙げておりました。陽希さん応援団のひとりでもありました。お悔やみ申し上げます。》
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漂うままに島に着き [よんでみました]

漂うままに島に着き

漂うままに島に着き

  • 作者: 内澤旬子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2016/08/19
  • メディア: 単行本

順番を待っていました。あの内澤さんが、大都会から小豆島に移住。その顛末に興味津々。
付箋が大量についてしまいましたが、ピックアップして。話し口調が大半な気もするのですが、言葉のチョイスが素晴らしい。さりげない文章がうまい。おまけに絵も描ける(って、そっちが本業か。この本での肩書は『文筆家、イラストレーター』と。それそれ。

【やっぱり東京を出よう。2012年に文京区内で引っ越しをしてから一年も経たないうちに、音を上げた。まるでもって、つまらん。こんなつまらん生活のために、高額家賃を払いながら年老いていくなんて、バカバカしすぎる!!】
ではじまります(笑)。そして、2014年8月現在、小豆島の古家でひとり海を見ながら風に吹かれている…と。
先の先までビルまたビル…。この景色をずっと見て、死ぬまで見て、暮らすのかと思うとドッとゆううつに、のイラストあり。家賃が高くて、連載仕事を入れざるをえなくなってしまった…の現状。それを解決するには…!(もちろんそれだけではなく、いろいろ。この方の場合、病を経験したことは大きいと思われる)。
【東京を出て、家賃が安くて広い場所のある地方に移る(※職業上、最低限持っていなくてはならない資料がある。減らす努力をしてもそれには限界あり、だそうだ)。この閉塞感を打破するためには、それしかない。都内を細かく取材する仕事はできなくなるけれど、そもそもそういう仕事をメインにしたいわけでもない。友達にも会いにくくなるけれど、都内にいたところで忙しくて一年に一回くらいのペースでしか、誰かと会っていない。】
ふむふむ。そんなものですよね。
見ず知らずの地方で住むのなら(今は独り身)、まったく知人がいないのも…で、尊敬する装丁家夫婦が移住している地を考える。そちらで出版社を興している人も知った。なにかしらの足がかりがあることは大きい、と助言などから。
【誰かが住んだ気配が濃厚に残る家に住むことを想像すると、心の底からワクワクして楽しい気分になるのは一体どういうことなのか。】
職業的にでしょうか、この人には古い家に住む素質があったのですね。

さて、いろいろとここでは省いていますが、長い見学と吟味を重ねた上、2014年6月に引っ越します。暮らし始めて気づいたこと、利点、そうでないところを後半半分は書いているので、考えている人には参考になることでしょう。
【荷物がまったく片付いてなくても、すっきりしている。このすっきり感、何年ぶりだろうか。これ、まさにこれが欲しかったのよ。】
広い。家賃が4万とかなのに。一方、荷物整理は予想以上に進まなかったそう。整理しなくても広いのだから切羽詰まらないそうな。納得。

【その後イヤというほど思い知らされるのであるが、島の暮らしでは、季節と干潮時刻が行動の最優先となる。心身や仕事の都合は、二の次三の次。収穫のベストタイミングを逃すと(※庭の梅でさえ)、実が傷んだり、熟しすぎたり、腐ったり、虫が付いたり、固くなったりと、悲しくもったいないことになる。食べ物を見殺し(?)にするほど嫌なことはない。】

【~セミダブルベッドを買った。死ぬまでずっと布団で寝続けるのかと思ったら、猛然となんとかしたくなってしまったのだ。今後、自分の収入や生活水準があがることはない。年齢的にも(※1967年生まれ)、仕事のキャリアとしても。~てことは、今ちょっと無理して買うしかないのではないか。】

【部屋の窓からスカッと素敵な青い海を見渡すことができる。山も近い。日当たりも風通しも良い。静か。しかも十分広くて、本を床に置いても圧迫感がない。】
とはいえ、いいことばかりではない。一年住んでわかってきたことがまとめてある。興味のある方は直接本書へどうぞ♪
~自然があるということは湿気もある。スーツなどはクリーニングに出さないとあっという間に…。服の虫とは別に、いわゆる昆虫も都会では考えられないくらいいるし、入ってくる。
【家にはカヨ(飼い始めたヤギの名)になのか私になのか、判然としないものも含め、さまざまな野菜および野菜くずが寄せられるようになった。】
【~お向かいさんは「僕らは時計じゃなくて、フェリーで時間みとるんですよ」とニコニコ笑う。】

【乳癌キャリアとして今まで黙っていたけれど、この際思い切って告白すると、実は検査に行かなくなって久しい。~もういいだろうと思ったのだ。いいというのは、快癒しているという意味ではなくて、再発するならしろ、ということである。細かくは割愛するが、今後ちまちまとできるであろう癌を早期発見して取り除くという作業を、もうしたくない。できたらできたで、別の対応をしながら、癌で死ぬ方策を探そうと思ったのだ。だからこそ、東京をさっくり離れたとも言える。】
ははーん。真意はここにあるのだと思った。守らなければならない家族はない、人生どう生きようが、一個人の自由
【住んで2年近く経った今でも、高松港から草壁行きの高速艇に乗る時、わからなくなる。一体自分は今島に行くのか帰るのか。一晩寝たらすべて夢と消え失せてしまうような。】
今も、どこかで迷いがないわけではないのでは。すべての人が、縁のないところへの移住はこう思い続けるものかもしれない。→だから『漂うままに島に着き』のタイトルなのだよね。

実は、この後、内澤さんはこの場所を離れた。セキュリティ的なことらしい。でも、小豆島内だ。小豆島の中で、仕事場と作業場(※私は読んでいないが家畜飼いの著書もある)と住居を、それぞれ別にしたそうだ。うん、それも家賃がどこも安価ならできますね。ベストかも!

【本書が人生の岐路に立っているのに動くに動けない人の背中を、こっそりやさしく押すことを、願ってやみません。 2016年水無月29日】
嗚呼、また早く続編が読みたい。いずれ、お願いします。
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3カ月ぶりに…11㎞ [山登り&ウォーキング]

ウォーキングの友と4回目。メトロ関連主催は私は8回目?の参加かな。どんより秋雲の下、11km(その間、約15,000歩)を2時間半で歩いてきました。彼女の職場付近がかいまみれたこと、懐かしさ漂う「十条銀座商店街」を通り抜けたことが一番でした。
11時半にゴールして、ごはん。ゆっくりと話したかったので、ファミレス系に入り、デザートまで~。
別れてから、私は大型書店に寄り、最近の新刊をGet。さすが、発売直後なので地味な本ですが積んでありました。間髪置かずに行かないと注文対応になるので面倒と思い、早くに手を打ちました・笑。普段は「図書館」を全面的に利用している私、「購入」は年に数冊あるか…です。
欲しかったけれどグッと我慢したものも。でも、店頭でめくれて満足☆(これ大切)。頼まれていた親のと、Ayuの2017当用日記も(この書店は会社の割引が適用するため・笑)。

友とのウォーキングにしては、珍しく長めの外出となり、それでも日本シリーズ開始前には帰宅しました~(一日トータル約22,000歩!)。明日はもう絶対家から出ないゾ。
【「てるてる家族」女優のクリアファイルと、この頃いつもいただく駅乃みちかちゃんラップ。】
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ドラフト [野球]

今朝、隣りに座った高1くらいの男子2人がゆうべの「ドラフト」の話をしていた。いや、これは珍しいこと。聞き耳を立てたのはご想像の通り。

おきまりとわかっていても、年に一度の中居クン司会の番組だけはかかさない(5時からのドラフト自体もナマでみられないから「録画」)。
私は「ひとり親」モノ!(笑)のうち、男親が育てた…に確実に弱い。台所に立つ姿だけでも、ましてやお弁当なんか作られては(今の時代、男女差はないし、元々当たり前に家事を担う男性も多いわけだがそれでも〜)たまらない。
しかし、育っていく過程での18や22歳までの男子に、母性ある母親は絶対的に必要なんだなとも感じた。それは女の子よりもきっと…。

野球の話題は日頃書き綴ってはいませんが、絶えず父への刺激の意味も含めて、私の中では盛り上がっています。
実力のパは認めていますが、明日からの日本シリーズ、衿としては『大谷クンを広島打線が打ち崩す』を見たいです。ガツンと行け。

【本文とは関係ありません・笑:毎日の、父のリハビリ(公団は外壁工事中)】
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震災の朝から始まった [稲垣えみ子さん]

震災の朝から始まった

震災の朝から始まった

  • 作者: 稲垣 えみ子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 1999/05
  • メディア: 単行本

現在、話題になる前の稲垣さんが、阪神大震災から2年半後(に稲垣さんが記者としてインタビュー)の1997年7月~98年10月にかけて、朝日新聞大阪本社発行の夕刊に連載したものに加筆。その後…にまで触れています。
地味な装丁で(ごめんなさい・でも主題からいったらこうですよね)、期待していなかったのですが、最初からぐっと惹きつけられました。これは、先日の2冊よりすごいと。

巻頭に『阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震) 1995年1月17日(火)午前5時46分 震度7 死者6430人 行方不明者3人 重傷者8772人 全壊家屋…』等の記載がありました(この図書は1999年5月刊・当時のデータによる)。失礼ながら、今となっては忘れかけてしまっている大地震。その後に、東日本大震災。電力を極力使わない生活を選んだ著者には、もちろんこの取材での思いが根底にあったのだと思います。
12名の方の人生が紹介されています。ご本人の口調そのままと思われる再現が、また響きます。
倒れてきた「ピアノ」によって脳に損傷を負った娘の再起を祈る母親(一見、外傷はない)、かと思うと、「ピアノ」があったからこそ落ちてくるものから身を守ることができた方もいます。
【地震でけがした人、後遺症がある人って、たくさんいるはずやのに、何でか、テレビにも新聞にも出てこない。行政にも窓口もない。テレビの震災特番の最後の締めも、慰霊祭も、「亡くなった方のご冥福と、神戸の復興を願って」って言うだけ。何で「けがをした人、後遺症で苦しんでいる方々が一日も早く元気になりますように」の一言がないの。どうしてそこに思いをはせてくれないの。うちとこだけなん?孤独で腹が立った。これって、いじけてるんかな。】
こういう実際の、本当の声が知りたかった気がします。

人生ダメになりかけて、家族と音信不通だった男性が、記事もきっかけとなってまた共に暮らし始める…もありました。
生後まもない次男を助けてやれず、また6歳の長男に、最後弟と会わせてやりたかったのに、火葬が遅れ、白いきれいな顔が黒くなってきてしまい、約束を果たせなかったお父さん。
突然のことだったわけで、偶然自分の用事のためにそこに居合わせて亡くなった母。それを口に出して「おまえが〇〇せんかったらな」と息子(自分)に言った父。そんな父も、あとになってボランティアとして率先するように。
火事も大変だった。30年以上かけて作ってきた楽譜、いくらお金出しても買えるものではなかった。もちろん「命」が一番大切だけれど、「命をかけてきた」絶対失いたくない財産だってある←今は保存の方法も増えているので少しは対策の手段あり、かな。

この本(記事)を読んだご本人たちが、自分たちの声を限りなく近く、文章におこしてくれた!…と感じているといいな。やはり、そこが大事だと思います。
《私は書店員時代、某専門新聞にインタビューされ、それを元にした記事が載った経験があるのですが、どうも自分から出た言葉ではない、が率直な感想でした。そつないのだけれど、これが言いたかったことじゃない。おまけに、残念ながら名前の漢字も間違っていました←これはいけない。人名だから。…それ以降、インタビュー記事(「聞き手」あり)を見るたびに、本人の趣旨とあった文章になっているのかなーといちいち考える癖があります。
だから、「(推敲は)プロにまかせろ」なんでしょうけれど、下手でも自分の書いた文章が一番、と根本は思っています。》
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はんばいしてきました [Ayuの余暇]

Ayuが大きめの催しで販売担当だったため、帰省しているAyu叔母(衿妹)、Ayu祖母(衿母)と送迎がてら女4人で出かけました。
【販売スタンバイしたところ。早くに完売しました!】
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Ayuとは一旦バイバイし、私たちは他の出店をくまなくまわり、地方の生鮮食品を物色したり、私は日本酒の試飲をちょこっとさせてもらったり(最近、お米からできているお酒を味わいたい気持ちあり・ですが2種いただいても違いがわからず資格ナシか)。
NHKのブースで、どーもクンのグッズをGetし単純に喜ぶ大人なのでした。
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わたしの暮らし、かえる、かわる。& おかたづけ育、はじめました。~OURHOME 子どもと一緒にたのしく~ [整理整頓をめざして]

わたしの暮らし、かえる、かわる。

わたしの暮らし、かえる、かわる。

  • 作者: Emi
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2016/07/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

整理収納アドバイザー。NHK番組でお見かけすることも。話運びも、感じの良さも文句なし、です。男女の双子のお子さんがいて、絵にかいたような幸せな家族と見受けます。でも、気どっているところはなく、ついサイトにも寄ってしまいます。何より、その生活スタイルがシンプルで美しい。

【気持ちをすぐに切り換えるのが難しいときは、部屋やカバンの中を整理すると気持ちも整います。】
【~どうしたってすぐに引っ越しはできないし、家具だってすぐに新しいものに買い替えるわけにはいきません。そんなとき、いますぐにできることは、模様替え。】
【5年前に、現在の住まいである中古マンションを購入したのですが、私たち夫婦にとって、住まい選びの決め手はわりと明確でした。自分たちの力で「変えられるもの」と「変えられないもの」を考えること。~立地、マンションの外観、住んでいらっしゃる方の雰囲気、これらは自分たちの力では「変えられないもの」です。だから、ここにはとてもこだわりました。子育てしていくうえで重要な要素です。逆に、マンションの内装、部屋の間取りは~自分たちの力で変えられる可能性があるもの、です。】

【~家族4人で暮らしていれば、当然のことながら散らかります。でも、散らかっていてもあまりストレスを感じないのが、わが家の特徴かもしれません。なぜなら、散らかったとしても、すぐに元に戻せる仕組みを整えているから。家にあるモノは、すべて住所が決まっていて、扉のないオープン収納が基本です。】
【~私がいつも意識しているのは、「家族を責めずに、環境を変える」ということ。(たとえば、「靴を揃えたくなる環境にする」等)】

【仕事で行き詰ったら、どう切り換える?→ちょっといいハンドソープで、丁寧に手を洗う。】
私は洗濯物をたたむのが苦手。だから、洗濯が終わればアルミハンガーに通し、そのままベランダに干す。乾いたら、たたまずハンガーのままクローゼットに引っ掛けて収納!というスタイルにしています。
「面倒」「大変」「しんどい」、そう思いながら、ずっと続けている家事があったなら、それを一度書き出して、自分や家族に合った仕組みを考えてみませんか?】

おかたづけ育、はじめました。~OURHOME 子どもと一緒にたのしく~

おかたづけ育、はじめました。~OURHOME 子どもと一緒にたのしく~

  • 作者: Emi
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2015/02/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

最初はこちらの図書を手にとったのでした。
「ベッドは使わない」、とありました。脚つきのベッドを置いてしまうと、そこは「寝室」としてしか使えない。なので、フローリングに「すのこ」と「マットレス」を敷いている。くるくると巻けば、その部屋を別の用途で使える、とありました。たしかに、「ミニマリスト」たちは、布団派が圧倒的な気がします(私も布団好き・物理的事情が大アリだが)。
【(家具など)本当にピンとくるまでは妥協しないで、出会いを待つことも大切。】
【やんちゃざかりの小さな子どもとの暮らしは、つい小言が増えてしまいます。家族が自然に「やっていた」「いつの間にかできていた」…そんなシステムをつくりたい。】
【暑かったり寒かったり、気温やお天気のことも、親が先回りせずに自分で考えて服を選んでくれたなら~。→そうしてもらえるような環境をつくる】
【片付けの基本は公共から学べる。一番参考になるのは、幼稚園や保育園。できるだけ少ないアクションで、子ども自らができるように設定する→個別ロッカーの表の戸はとっぱらうetc…】
大人も、できるだけ手間をかけずに済むように「配置」すれば、ストレスを感じずに過ごせるのかも♪
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シルバー川柳 元気百倍編 byシルバーネット&シルバー川柳 6 byポプラ社 [よんでみました]

笑いあり、しみじみあり シルバー川柳 元気百倍編

笑いあり、しみじみあり シルバー川柳 元気百倍編

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2016/08/16
  • メディア: 単行本

【一万歩 なんのことない 酒のため】
【太い足 今じゃ勝ち組 太い骨】
【勧誘に 婆の切り札 「先がない」】
【二次会は やらないけれど 四時開始】
【格差より 段差がこわい 老夫婦】
【お母さん 返事はするが 妻ですよ】

シルバー川柳6 断捨離でうっかり夫捨てそうに

シルバー川柳6 断捨離でうっかり夫捨てそうに

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2016/09/08
  • メディア: 単行本

【お迎えが 来たと園児の 孫が言う】
【またしても これが最後と 海外へ】
【炊けました 今日の会話は 家電だけ】
 
…シルバー川柳、これでもう8回目です(笑)。
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あなた 河野裕子歌集 [河野裕子(かわの・ゆうこ)さんと家族]

あなた 河野裕子歌集

あなた 河野裕子歌集

  • 作者: 河野 裕子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/08/05
  • メディア: 単行本

手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息がー2010年8月、この歌をさいごに遺して、現代短歌を代表する女性歌人・河野裕子は世を去った。その生涯につくられた歌のなかから、夫・永田和宏、長男・永田淳、長女・永田紅の三歌人が1500首あまりを選ぶ(約6500首より)。15ある歌集すべての書影・あとがき、年譜も収録した~決定版アンソロジー。』
今回、河野さんの歌というより、それぞれの歌集の選者となった家族がしたためた書き下ろしエッセイの方に重点を置き、ページをめくっていきました。

第一歌集は、17~25歳までの作品。永田さんいうところの、
「愛の歌」はいくつになっても作ることができます。しかし「恋の歌」は、ある時期にしか作れないのかもしれないと私は思っています。~、ですネ。
寝ぐせつきしあなたの髪を風が吹くいちめんにあかるい街をゆくとき
あとに夫となる永田さんとは21歳で出会い(「同人誌」がらみ・既に2人は歌を編んでいたのでした)、26歳で結婚することとなります。
当時、永田がほめた桜の歌。
夕闇の桜花の記憶と重なりてはじめて聴きし日の君が血のおと
永田さんの感想に押されるようにして、河野さんは角川短歌賞に応募を決心、初めてで見事受賞。突っ張って、そういうのには背を向けていた男たちを差し置いて河野はいともやすやすと…とありました。

子を持つと、一気に主題はそちらへとうつります。
【寂しさを知り分けし子が母を呼ぶ草笛よりも繊きそのこゑ】
【動物園の匂ひかすかに持ち帰り吾子ふさふさと陽をまとひ眠る】
~第一歌集(1972年)上梓の後の5年間に、私は生涯の伴侶と二人の子供たちを得ました。この者たちは、それまで狭小なおのれひとりの世界に閉じこもっていた私に、様ざまなものを与えてくれました。

《私が母のお腹のなかで胎動を始めてから、母が死ぬまでに作られた、私を歌った歌は実に500首に近い。古今東西見回してみても、私ほどに歌に詠まれた息子はいないのではないだろうか。》
…1973年生まれの長男(歌人、出版社:青磁社代表)の言葉であります。
前にも転記してますが、やはりこれはいい。
子がわれかわれが子なのかわからぬまで子を抱き湯に入り子を抱き眠る

「決定版アンソロジー」といっているだけあり、永田さんも繊細な部分まで書いています。いや、私がまだ具体的に永田さんが妻のことを語った随筆にあたっていないので、知らなかったというだけかもしれないのですが。自分の父親と妻が同居においてうまく行かず引っ越しした、というような事実などにも及んでいます。
向田邦子さんの妹・和子さんが『作家として世に作品が出ているのだから、読者がいる以上、その背景は包み隠さず公表していくのがつとめだ』みたいなことを書かれていたのを思い出しました。

長女(1975年生まれ・歌人、生化学研究者)紅(こう)さん。
母は、男名のようで女の子らしい名前、というのが好きだった。》
紅さんの兄・淳さんの長男は櫂(かい)くん。永田夫妻の初孫。河野さんの容態がもう予断を許さないというとき、「おれ、歌作ろうかな」(小5当時)と言い出したそうだ。
《父は母の耳元で大声で「おい!櫂が歌を作るってよ!」と、どこか哀願するような調子で叫んだ。薄れゆく意識の中で母はそのことを知って死んでいってくれたのだろうか。今では高校2年生、近頃はサボりがちながらも、すこし変わった歌を作り続けている。》そうだ。

【ごはんを炊く 誰かのために死ぬ日までごはんを炊けるわたしでゐたい
…50年ほど歌を作ってきてほんとうによかったと、この頃しみじみ思う。歌が無ければ、たぶんわたしは病気に負けてしまって、呆然と暮らすしかなかった。】

紅さん。
《母が亡くなってはじめて、気づいた。風呂場で小さくなった石鹸を見ると、
【薄くなりし石鹸に石鹸を貼りつけて子供ふたり洗い終へたり】
をかならず思い出す。
『葦舟』は、母が自分で手にすることのできた最後の歌集になった。個人的にいちばん好きである。はじめから透明な部分だけを掬い取ろうとすると嘘くさくなる。とりあえず何でもほうり込んで混ぜておく。そうして生じる沈殿も上澄みもひっくるめて歌なのだということが、このごろの私にも心強く思われる。》

【二年もすれば丈を越されるこの櫂を抱きしめぬ十歳の弾むからだを】
【抱きしめてどの子もどの子も撫でておくわたしに他に何ができよう】
亡くなるまでに、孫(淳さんの子:長男・櫂に続き、長女・玲、次男・陽、三男・颯)4人となっていました。
【夏帽子かぶりし子供がおりてくる石段の上にしやがんだりして】
紅さんは、河野さんが亡くなる年に結婚。その後、母になりました。紅さんのお子さんと会うことは叶いませんでした。実のお母さまを失ってからの出産&子育て、考えるところがあったと想像します…。
【洗濯機の終了ブザーが鳴るまでにまだ少しあり夕蟬のこゑ】

《(永田さん)河野裕子は2010年8月12日の夜に亡くなった。亡くなる当日まで歌を作りつづけた。~鉛筆を持ち続ける力がなくなると、彼女の口から出る言葉を、身近にいるものが書きとめるという形で数十首の歌が残された。~私も、娘の紅も、息子の淳も、それぞれが口述筆記によって歌人の河野裕子の最後の場に立ち会うことができたことを、幸せなことだと思っている。意識して、そんな機会をそれぞれに残してくれたのかもしれない。》

私はまだ、壮絶な闘病中の様子を文章としてみてはいません。
それは、2012年放映のBSプレミアムドラマで知ったのみ(今となっては録画を残しておけばよかった)。それ以前に、NHK・ETV特集もあったそうで見たかった(巻末年譜より)。
ぼちぼちと、深くいってみます。

…そうそう、この家族の拠点は「京都」です。昔々、2度の修学旅行で訪れたのみ。私には敷居高く思われる場所なので敬遠(笑)してきましたが、このタイミングに「大人になってからの京都旅」をしっとりとするのもよい?…と思ったりも。 太宰《津軽》ホームズ《ロンドン》と追いかけたように。
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チェコフェスティバル [チェコいろいろ]

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最近、チェコに関する本を読んだことから情報をつかみ、東京駅前「KITTE」地下で開かれていた『チェコフェスティバル』へ。民俗舞踊の披露、雑貨やチェコビール&ワインなどの販売のほか、チェコ政府観光局&旅行会社によるプレゼンテーションがあったのでそれを目的に。来期以降のパンフレットが届くのを楽しみにしていよう♪

《期待していた「KITTE」よりも、1階部分に含まれている土・日でもOPENの「東京中央郵便局」内オリジナルグッズ群の方がおもしろかった・苦笑。欲しかった記念切手も買えましたし~》
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【まるでロンドン?三菱一号館&「KITTE」(“旧中央郵便局長室”から東京駅丸の内側を・まだまだ工事は続いています】
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あの午後の椅子 [河野裕子(かわの・ゆうこ)さんと家族]

あの午後の椅子

あの午後の椅子

  • 作者: 永田 和宏
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2016/06/25
  • メディア: 単行本

先日、「河野裕子(かわのゆうこ)さんと家族」というカテゴリーを右にもうけました。久しぶりに、“追ってみようか欲” が出てきました。
夫である永田和宏さん(1947年生まれ・京都大学名誉教授・専門は細胞生物学、そして歌人)の数々のエッセイをまとめたもの。少し前まで、日曜朝のEテレ「NHK短歌」も担当。あの髪は、結婚以来自ら切ってきた、というのだから驚きました。メイクさんに「もしかしてご自分でカットされてますか?」と指摘されたそうです。次の機会にはじっくり見てみよう・笑。
既に書いてきたので、詳しくは割愛しますが、妻を病で亡くし、そのあともこうして歌人として&その他活動されている姿に私は素直によいなぁと思うのであります。
けして、めそめそとはせず。
そして、亡くなったのちも、人は人の中で生きていくこと、もしかすると実際に生きていた時より深い愛となることもあるのだと思わされます。死は終わりではない、と。

あの午後の椅子は静かに泣いてゐた あなたであつたかわたしであつたか
【あつと言ふ間に過ぎた時間と人は言ふそれより短いこれからの時間】
「今となると、再発を告げられたばかりの妻の目に止まることを考えれば、なんという思いやりのないストレートな歌かと思わざるを得ない」とあります。

【相槌を打つ声のなきこの家に気難しくも老いてゆくのか】
何よりもよく話す夫婦だったそう。

…たくさんの本に追われ、拾い読みになってしまいましたが、ゆっくりとこの世界は追ってみます。文中、永田さんが触れていた他の本もあたってみたい。
この4人の歌人家族に、どうしても心掴まれてしまう私です。
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