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10月&11月 [振り返る&迎える]

《振り返る10月》
脱穀お手伝い☆☆☆・蓼科高原方面へウォーキング登山☆☆☆・台風19号被害出る(我が家は無事でしたが…)☆★★★★・ストレッチ参加☆☆☆・両親通院付き添い☆☆☆・地域のスポーツ大会参加(ボーリング風の競技に参加しただけなのに翌日筋肉痛あり・苦笑)☆☆☆・日本シリーズ初めてGを応援してしまった(あっけなかったですね・4連勝とは)☆★・一昨年&昨年の読後記録をようやく整理できた☆☆☆☆☆・健診結果届く、再検査アリ(年齢かなぁ・昨年はもういいやと在職中の健診はパスしたしなー。いかん々!)★★★

《迎える11月》
映画鑑賞・晴れて若葉マークはずせます(あれから一年)・講演会・再検査・登山?・駐車の関係で預かってもらっているMyカー、いよいよ運転していきます(まだこれからなのでした)etc…

ストーカーとの七〇〇日戦争 [よんでみました]

ストーカーとの七〇〇日戦争

ストーカーとの七〇〇日戦争

  • 作者: 内澤 旬子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/05/24
  • メディア: 単行本

内澤旬子さんの、この著書が出たのは知っていた。しかし、思いもよらぬタイトルに手がのびていなかった。
前書あとがきに小豆島内で住まいを変えた、とあった。その理由がこれだったのだ。
その頃には苦しみが生まれていた。

読了したあとでも、内澤さんのような思慮深いと思われる方がどうしてこのような被害にあうことになったのか、と繰り返し思ってしまう。
ストーカーという存在があれば、「講演会」など場所が公表される仕事には恐怖で行けない。もっともなことだ。

もちろんご本人のその後の身を守るため、とあるが、ストーカーとなってしまった加害者がのちに精神医療を受けられるように~という配慮(←と言っていいのかわからないが)は、とても大事だと思った。繰り返しの犯罪を防ぐためにも、必要なことである。

それらの被害から完全に解かれ、本来の著書が刊行されることを願っています。

くるみ [信州で作物を育てる&自然や花]

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先月末、近所の山で大量のくるみを拾いました(叔母とAyuと)。
くるみって、 ↑ この状態で樹になっているのだと今まで思っていました…。
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その前に、このような外皮にくるまれているのです。
知らなかったのは私だけでしょうか。。。
発見の多い毎日デス。

五街道ウォークのすすめ [山登り&ウォーキング]

健康が歩いてやってくる! 五街道ウォークのすすめ

健康が歩いてやってくる! 五街道ウォークのすすめ

  • 作者: 八木牧夫
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2018/01/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

2018年春に読む
「歩く」ことへの関心度が非常に高かったこの頃、とても参考になった一冊。
著者は1950年生まれ。『五街道ウォーク事務局代表』。20年前より街道歩きのスペシャリスト。

【私がウォーキングをはじめたのは、体を悪くし、医師から栄養指導とともに運動をすすめられたことがきっかけです。ジョギングは(略)~とても続けられるものではありませんでした。そこで走るのはやめにして、なるべく毎日、1時間は歩くようにしたのです。すると1か月後あたりから体重が減りはじめ、1年後には体重が20kg減少(86kg、ウエスト94cmだった)。】
健康診断の数値もすっかり正常に戻り、ウォーキングが健康につながると確信。
また、「熟睡」の効果も大きいと~。

【日常生活のなかで、四六時中、頭と体にからみついていたストレスが、街道を歩いていると一瞬で断ち切れるのです。】
【(登山とちがい)気軽にはじめられ、途中で歩くのをやめることも簡単。】
下山しなくてはならない等はなく、調子が悪くなれば即中断できる。

【装備は「軽量化」が命! 五街道を歩いている限り、大量の水や非常食を持ち歩く必要はない。】
自販機もコンビニも、そこここにある。
【(装備は)いろいろ試してみて「ごく黄色のショルダーバッグ」に。1時間ごとに左右を入れ替えればバランスの問題もない。】
う~~ん、私は両手があくリュック派です(最近はウエストポーチもじゃまくさいデス・全部入れちゃいます)。
携帯電話はバッテリーの持ちがよく、軽いので、スマホよりガラケーがおすすめ。防水タイプなら雨の日もより安心と。

【歩くことが、私の体や心をすっきりさせる。つまり、心へもよい影響を与える。】
【一人で歩いたときの自由度は捨てがたい。】
わかります。おしゃべりもせず、もくもくと。目に見えるものを眺めるだけで楽しい。頭をからっぽにして。

【街道ウォークに出発する前に写真を。一人旅なら、自撮りで。目的地でも同じく。表情がすべてを語る。】
私も忘れなければ、撮ります。その季節の服装の記録にもなります。
そして、6年前のウォーキング講座開始時にいただいた専用ノート下の写真】にも『日付・天気・体重・歩いた距離&時間&歩数、達成度、感想etc…』を記録(宝物♪)。
今では山登りも入れて通算「67ウォーキング」しています☆
KIMG0170.JPG

【(日光街道など)楽しく歩いていれば健康が向こうからやってきます。健康になれば、もっと歩けるようになり、次なる街道へ出かけたくなることでしょう。街道ウォークに終わりはないのです。】
行きと帰りで、むしろ同じ道を推奨~とありました。「見える景色は違う」わけです。

東海道、中山道、甲州街道、日光街道、奥州街道…。
詳しいコースももちろん収録。こうなると何百kmの世界ですね~。
私にこのような挑戦はいつかくるのかなぁ。

《2017年秋から2018年春までの、溜め込んでいた読書記録はこれで終わりです。
一冊一冊から得たエッセンスはどうしても残しておきたくて。
おつき合いいただいたみなさま、ありがとうございました。》

ちょっとそこまで旅してみよう ~またまたまた益田サン [よんでみました]

ちょっとそこまで旅してみよう (幻冬舎文庫)

ちょっとそこまで旅してみよう (幻冬舎文庫)

  • 作者: 益田 ミリ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/04/11
  • メディア: 文庫

2018年春に読む
【いつの間にか、旅はわたしの人生の一部になっていたのです。今ではしょっちゅう旅に出ています。】

「彼」との旅も多くある(!)が、母との2人旅も~。
【(母は)一度の旅行にたくさんお金を使うより、安い旅をちょくちょくする方が楽しくなってきたのだろう。今回も、ひとり6,000円ほどで泊まれるビジネスホテルを予約したら「充分、充分」と喜んでいた。
わたしもこうやって自分のお金で親を旅行に誘うことで、もうひとつの人生を見ているのだ、と感じる。わたしは、おそらく子どもを持たない人生である。子どもを持たないということは、遠い未来、子どもとふたりで旅行することもないわけである。でも子どもと旅行をする親の気持ちを、今の母を見れば想像できるのだった。】
↑ こういう見方をできるところが、益田さんの魅力なのだと思う。

ギガタウン [よんでみました]

ギガタウン 漫符図譜

ギガタウン 漫符図譜

  • 作者: こうの史代
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2018/01/19
  • メディア: 単行本

2018年春に読む
『夕凪の街 桜の国』、『この世界の片隅に』のこうのさん。
鳥獣戯画をもじる。漫画特有の表現記号。ひと休みの著作という感じ。
やはり高野文子さん思わせる。

やめてみた。 [整理整頓をめざして]

やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方

やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方

  • 作者: わたなべ ぽん
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/07/27
  • メディア: 単行本

2018年春に読む
続編の「もっと、やめてみた。」は以前に。

【炊飯器→土鍋に。これが自分の生活に合った。近くにいないといけないから、台所が片付くように。夕げの音がする。】
【ゴミ箱をあえて数少なくする。掃除もしやすい。ゴミが出たらその場でメインのゴミ箱に。】
【テレビはめりはりをつけて、見たい番組だけを。】
【トイレマット&トイレブラシはいらない。その場ですぐきれいにする。】
【メイクはいつもがっちりやらない。日焼け止め→軽くフェイスパウダーで。その方が肌にもよい。】
【ツアー旅行をやめる。自分には必要のない工程が入っている。】
本来なら私も極力そうしたい。けれど交通機関的には便利ですよねー。。。

【コンビニでのちょこちょこ買いをしない。】
【着回しのきかない個性的な服はやめる。】
【自分が詳しく知りもしないことを頭ごなしに否定しない。「否定」から入らない。】
【モヤモヤする友だち関係。】
【「すみません」とすぐあやまってしまうこと。】
【夜ふかし。】

【ここらで少し荷物をおろして、自分に必要なものだけ選んでみるのもいいかもしれない(他人の目は気にしない・自分は自分)。少しずつ身軽になって生きていくのが楽になるといい。】

ひでこさんのたからもの [よんでみました]

ひでこさんのたからもの。

ひでこさんのたからもの。

  • 作者: つばた 英子
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2015/11/20
  • メディア: 単行本

2018年春に読む
【英子さんは毎日3食ごはんを作り、畑仕事をし、しゅういちさんはコックピット(自分の書斎&作業場)で書き物や記録の作業。それぞれの場所で、それぞれの楽しみを見つけながら毎日を過ごしています。】
【しゅういちさんのイラストをシールにして、ジャムびんのふたにはる。】
…修一さんは、この本の制作中に、90歳と半年でひるねをしたまま安らかな最期を迎えられました。

映画『人生フルーツ』は、2018年2月に観にいきました(直後の感想は書きとめていません・あしからず)。
ご夫婦のエッセンス(読んだのは計5冊)がすべて盛り込まれていた映画だったと思います。

高蔵寺ニュータウン夫婦物語 [よんでみました]

高蔵寺ニュータウン夫婦物語―はなこさんへ、「二人からの手紙」

高蔵寺ニュータウン夫婦物語―はなこさんへ、「二人からの手紙」

  • 作者: 津端 修一
  • 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
  • 発売日: 1997/12/01
  • メディア: 単行本

2018年春に読む
つばた夫妻の、以前の3冊よりもっと前の刊行。
本自身に重さがあり、読みづらく。後半は走り読みに。

修一さんは、英子さんと出会う前からヨットざんまい。
【彼は、組織のなかの階段を順調にのぼりつめていくサラリーマンではありませんでした。】
【私はサラリーマンの定年も、大学教授の定年退官も経験することがなかった。その終わりを見届けることなく、好奇心の赴くままに~。女房は戸惑っただろう。】

アドベンチャーレースに生きる! [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

アドベンチャーレースに生きる! 田中正人×田中陽希 百名山ひと筆書きへの挑戦はEAST WINDのためだった

アドベンチャーレースに生きる! 田中正人×田中陽希 百名山ひと筆書きへの挑戦はEAST WINDのためだった

  • 作者: 田中 正人
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2017/02/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

2017年秋に読む
田中陽希さんと、その師匠である田中正人さん(1967年生まれ・国内アドベンチャーレースの第一人者)。
2人のほか、これまでイーストウインド(会社名)に所属したメンバー、現在のメンバーのインタビューも併載←大変興味深かった。

◎正人
【日本人は和を重んじるのか、単に面倒くさいだけなのか、面と向かった衝突を避けようとする傾向がある。】
【僕は自己主張が強いため、自分の意見をハッキリ伝えてこない人間に対してイライラしてしまう。】
…憧れます。こういう人。

◎正人の妻(通訳として当初は所属)
【(正人の)勇姿を見て私は全身が震えた。その4年後、正人の元に嫁入りした。】

◎陽希
【自分にとってアドベンチャーレースは「天職」だとも感じるようになった。】
…過酷なパタゴニアなどのアドベンチャーレースと比べたら、国内の山々はなんのその~☆なのだと思う。

死に方が知りたくて [稲垣えみ子さん]

死に方が知りたくて

死に方が知りたくて

  • 作者: 稲垣 えみ子
  • 出版社/メーカー: PARCO出版
  • 発売日: 1995/09
  • メディア: 単行本

2017年秋に読む
朝日新聞大阪本社編、聞き手が稲垣えみ子さん。
1994年5月~95年6月(その間に阪神大震災が起こる)、朝日新聞大阪本社発行の夕刊に連載。
癌にかかった外科医から、大槻ケンジ、西本聖、佐藤愛子、田嶋陽子、古舘伊知郎、そして市井の人(日航機事故で夫を亡くした人など)まで26名にインタビュー。

◎布施徳馬(外科医)
【ソクラテスだったでしょうか。人生は宴会のようなもので、一通りフルコースをすませたら頃合いを見計らって宴席を立つのがよい。まだ何か出そうだといった顔つきでいつまでも座っているのは見苦しいという言葉があります。
病状が悪化するばかりで、痛みにさいなまれて生きていることの楽しみがほとんどないようなことになれば、自分を始末した方がいいと思う。~尊厳死、ホスピスのことも身にしみて考えるようになりました。】

◎結婚式の司会から葬儀の司会へと転身した人
【~セールスがものをいう時代になりました。葬儀社のセールスというのはいろいろな方法があるが、病院が大きい比重を占めるようになってきています。
~遺族がまだ動転している間に業者がひととおりの体裁を整えてしまいますから、途中から別の業者に注文する人はなかなかいません。←家で人は死にたいもの。】

◎元特攻隊員
【戦友から贈られた明解国語辞典(S18年初版)。「おれはもういらんから。先に死ぬから」と。以来座右の書。30年近く経って『帰還』という言葉のところが丸く囲ってあるのに気づいた。】

◎大槻ケンジ
【諸行無常という仏教的考え。すべてのものは形を変えて流れてしまうものだ。人を愛するとか求めるとか、そういう感情すらも諸行無常の範疇なのだ。】

◎佐藤愛子
【70を過ぎると、もうちょっとやそっとのことでは驚かないというか、人は楽しむために生まれてきたんじゃない、修行のために生まれてきたんだと思うようになりましたよ。そう思うと何が来ても落ち着いていられる。安らかな老後っていうのは、物質的な安泰だけじゃありませんからね。
ごちそうも食べたくなくなりましたね。自分でつくったものがいちばんおいしい。お手伝いさんが4時に帰ったあと自分でつくるんですけど、一汁二菜程度のものです。それ以上はつくっても食べられない。】
→つまりは人間、 欲があるうちはその欲を実行していきたいもの!!
【自分としてはいい線いっていると思うんです。生活の風通しがよくなったというか、どうしてもこうでなきゃいやだ、ということがなくなって。それに、欲望や執着を残して死ぬのはきついし、つらいですから。死を安らかに受け入れる精神状態で死にたいんですよ。】

◎普賢岳の被害にあった方
【~だからこの噴火でも、いろいろなつらさはあったけど、とにかくそれが自然なんだっていうか、地球は生きてるなーと思うんですよ。】

…長くなりました。稲垣さんは、引き出し方もやっぱり上手なのだと(記者+人間的に)あらためて。

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 [よんでみました]

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

  • 作者: 若林 正恭
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/07/14
  • メディア: 単行本

2018年春に読む。
1978年東京生まれ。オードリーの若林さん。番組がきっかけで。
【一年前から家庭教師を雇っている。年齢もアラフォーだというのに、ニュース番組を見ても全く理解できないことが恥ずかしくなって~知りあいに紹介してもらった。~といっても授業をしてもらうのはほとんどカフェだから正しくはカフェ教師かもしれない。40の手習いだ(東大の大学院生※)。】
【「※先生、知ることは動揺を鎮めるね!」「若林さん、学ぶことの意味はほとんどそれです。」】

5日間の休みがとれそう、ということでキューバへ。自分で航空券、ホテルをスマホから手配。
【海外旅行に行く、というよりはこの街から逃亡するような心境だった。】
【機体が東京から離れれば離れるほど、頭の中のつまらない煩い事(わずらいごと)も離れていく。~だからぼくは旅行が好きだ。】

【(社会主義)キューバについてタクシーに乗る時、なるべく細くて背が低くて、高齢の運転手を探した。もしものことがあった時に、腕力で勝てそうな運転手を選ぶのだ。~同性を動物として勝てるかどうかで見るのは久しぶりだった。】
インドア派なのに、明日もまったく行ったことがない所に行ける。最終日はガイドなしで完全に一人行動すると決めていた。それらしいバスの乗客について行く(ビーチをめざして)。←このひとりの自由さ、私も好きです。

(以下ネタバレです・注意)


最後に、キューバに若林が行った理由が明かされる。
2016年4月、父親が亡くなった。葬儀が終わって母に、父親が行きたがっていた国を聞いたのだ。
【不思議なことに亡くなっても遠くでなく、この世界に親父が充満しているのだ。】

臨場感あふれる、若林さんの性格にあふれた一冊だった。
この5日間は、たったの5日間でも一生の時間だと。

(…今もラジオ番組を持っているのかな。ラジオはイヤなことをはき出せるのでよい、とありました。)

誘拐 [よんでみました]

誘拐 (ちくま文庫)

誘拐 (ちくま文庫)

  • 作者: 本田 靖春
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/10/05
  • メディア: 文庫

2018年春に読む。
著者(1933~2004年)は読売新聞記者。ノンフィクションのこの作品で、文藝春秋読者賞、講談社出版文化賞受賞。
東京オリンピックを翌年にひかえた1963年、東京の下町で起きた幼児誘拐「吉展ちゃん事件」である。

事件の名だけは知っていたが、私のよく知っている場所がこんなに出てくるとは思わなかった。
警察の失態(身代金の紙幣のナンバーを控えなかった、ミスの公表をごまかしたり等)が目につく。吉展ちゃんの命を重んじていないことがとにかく伝わる。許せない。
この事件をきっかけに「逆探知」に公社が協力するようになった。
犯人の貧困も詳しく描かれる。いわゆる「育ち」。
身代金50万円という額がそれを彷彿とさせリアルである。奪取に成功すれば犯人・小原保の初めて手にする大金…。
実際には誘拐した日に男児に手をかけていた。1971年12月、死刑執行。

どこで薦められていたかは忘れた。早いうちに読まねばと思っていた。
厚かったが一気に読ませた。またノンフィクション作家の力を知る。
→《第3回衿賞

ほんとうに必要なものしか持たない暮らし Keep Life Simple! [整理整頓をめざして]

ほんとうに必要なものしか持たない暮らし Keep Life Simple!

ほんとうに必要なものしか持たない暮らし Keep Life Simple!

  • 作者: yukiko
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/09/22
  • メディア: 単行本

2018年新春に読む
大阪生まれ、大阪育ちの30代
【少ないものでシンプルに暮らすということ。ほんとうに必要なものはごくごく少量であるということ。飾ったり見せたりする収納も素敵です。でもそれは、同時にそれだけのものを管理する手間が増え、スペースを失ってしまうということ。ものが少ないほど家事にも心にもゆとりができる。】
【家具は圧迫感を与えないロータイプを選ぶ。】
(ベッドから)落ちるのは不安→ロータイプベッドに。落ちても大丈夫。したがって安眠。開放感が違う。地震にもよいと。
【ゴミ箱は掃除しやすいよう壁に「掛ける」。←ルンバも通れる(著者、犬を飼っている)。】

【「優れもの」だけを日常使いする。】
「あったら便利」は「なくていい」、「ぴったり」が見つかるまで妥協しない
ドイツ製ヘンケルの包丁やはさみなど少し値段が高くてもいいものを日常使いしたほうが長く使えて結局おトク。】

今日の人生 [よんでみました]

今日の人生

今日の人生

  • 作者: 益田ミリ
  • 出版社/メーカー: ミシマ社
  • 発売日: 2017/04/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

2018年春ごろ読む
「ミリ」は手塚治虫の作品からつけられたそうです。
p94~96が笑えた、と備忘録に(笑)。
本人以外が省略化されて描かれていたのが(マンガ部分)よくなかった、とMyメモにあり。

孤独の意味も、女であることの味わいも [よんでみました]

孤独の意味も、女であることの味わいも

孤独の意味も、女であることの味わいも

  • 作者: 三浦 瑠麗
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/05/17
  • メディア: 単行本

これは現在の読書です・笑。
1980年生まれ。国際政治学者。テレビでの堂々とした発言は目を引きます。
ご自分の人生を、順序立ててではなく、あっちこっちとしながら綴っているのですが、大学時代に妻帯者とおつき合いしていたことも書いてあるのには驚きました。
また、先日の能町さんではないのですが、賢い人は幼い時から観察眼がスゴイとあらためて。

…話題作であるのに、私の地域の公共図書館にはいつまでたっても入荷せず(リクエストするほどではなく、待った)、諦めた頃に在庫になると、そのあと予約者が続いています。みな待っていたのですよね。複数冊入れて、とは言わないので、せめて最低限の選書はしてネと思ってしまいます。
夫婦となっても、子どもを持っても、人は孤独なのですよね(自由という意味でも)。

チェコの十二ヵ月 [チェコいろいろ]

チェコの十二ヵ月―おとぎの国に暮らす

チェコの十二ヵ月―おとぎの国に暮らす

  • 作者: 出久根 育
  • 出版社/メーカー: 理論社
  • 発売日: 2017/12/01
  • メディア: 単行本

2018年新春に読む
1967年生まれ。2002年よりプラハ在住。お名前より年上の男性かと思っていたら女の人でした。ボローニャ国際絵本原画展入選など。
【~本当はこの日、それまでやっていた仕事に心残りがあって気持ちが沈み気味だったのですが、今日一日の出来事で、すべては前向きに軌道修正できました。こういうことはときどきあるのです。プラハの魔法と私は呼んでいます。】
【子どもの頃から夜更かしの私は、夜中に何をするでもなく起きていたものですが、日が暮れて降り出した雪が翌朝までしんしんと積もっていく様を、温かい部屋の曇った窓に鼻を押しつけて眺めているのが好きでした。~人々が寝静まった夜の間に積もり重なって行く雪の中に、過去の時間が次第に埋もれて行くようで、時の証人となって見守っているような気がしたものです。】

お茶の時間&こはる日記 ~またまた益田サン [よんでみました]

お茶の時間 (講談社文庫)

お茶の時間 (講談社文庫)

  • 作者: 益田 ミリ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: 文庫

2冊とも2018年春に読む
【ひとり旅は時間が自由。札幌ひとり旅、まずは駆けつけ一杯で空港でラーメン。空港内のお土産売り場もひとまわりして、気になるお菓子は買ってみて、旅行中のおやつにする。おいしければ、帰りにお土産としてまた買えますから。(空港で1~2時間うろうろしてもよい。)】

こはる日記

こはる日記

  • 作者: 益田 ミリ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/10/20
  • メディア: 単行本

【学生の頃には帰りたくない。】
私もそうかも。
【この世でわたしとお姉ちゃんだけがお父さんとお母さんが死んでしまったあとに「家族」の思い出を話せる人なんだよね。】

沢村さん家の久しぶりの旅行 [よんでみました]

沢村さん家の久しぶりの旅行

沢村さん家の久しぶりの旅行

  • 作者: 益田 ミリ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/06/28
  • メディア: 単行本

2017年冬に読む沢村さん家シリーズ。
【とてもフキンシンなことはわかっているのですが、久しぶりにネクタイをしめた父が、カッコよく見えたのです。(リタイアしている父親が旧友のお通夜へ)】

ひとりぐらしも何年め? (←10年め) [よんでみました]

ひとりぐらしも何年め? (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

ひとりぐらしも何年め? (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

  • 作者: たかぎ なおこ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2015/10/13
  • メディア: 単行本

2017年冬に読む
1974年生まれ。10年めのひとり暮らし。オフィスを自宅とは別に持つ挑戦のとき。
たしかそれらがきっかけで、2016年に入籍されましたよねー。

【40代に突入して、脂っこいものが食べられなくなってきた。なにかと病院にお世話になることが増えてきた。新しい言葉もわかっていたつもりがバンド名がわからない。カタカナ語が覚えられなくなってきた。若い人がやけにキラキラみえる。】

本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる [整理整頓をめざして]

本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる (ミニマムリッチシリーズ)

本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる (ミニマムリッチシリーズ)

  • 作者: 横田 真由子
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2016/05/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

2017年冬に読む。
【小さいバッグを持つと、身軽になって出かけたくなってきます。もっといろんなものを見てみたい。重いバッグを持っているときより、小さいバッグを持っているときの方が、自由度が断然増すからです。】
【直感が働くときは、心が軽いときです。視野が広くなって、普段使っていないアンテナがいろいろなものをキャッチしてくれるときなのです。(略)直感を磨くには、決断を早くすること。決断を早くするには、身軽であることが必要なのです。】

【がんばり過ぎる女性は、バッグが大きい人が多い。すべてきちんとしていないと、なんとなく心配。】
【「これだけでいい」と選択して最小限必要なものだけで暮らすことは、自分自身の気持ちも自由にしてくれます。それは他者を助ける余裕があることだと思います。】
【自分の食べたいものくらい(セットメニューでなく)自分でカスタマイズ出来るようになる。】
【災害があったとき、あの土手まで走りきる体力をつくりましょう。そしてできるなら、登れない人に手を差し伸べましょう。←脚力のある自分を保つ。】
…今、読み返すと耳の痛いことばかり。

夕方からドラフト会議のTVに注目。星稜の奥川クン、ヤクルトでよかったわ☆

スコーレNo.4 [よんでみました]

スコーレNo.4 (光文社文庫)

スコーレNo.4 (光文社文庫)

  • 作者: 宮下 奈都
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/11/10
  • メディア: 文庫

2017年冬に読む
残念ながらまったくといっていいほど覚えていない。宮下奈都さんというのに。
小説は、ネタバレを避けようと自分の備忘録も最低限になるため、このような次第…。
妹との関係、中学生、高校生、大学生、社会人へと成長…だったか。
【「売れそうなものより売りたいものを」】
自分のうちの商売について、かな。大事な言葉と思う。

沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳の家族と愛犬篇 [よんでみました]

沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳の家族と愛犬篇 (文春文庫)

沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳の家族と愛犬篇 (文春文庫)

  • 作者: 益田 ミリ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/07/06
  • メディア: 文庫

1969年生まれ。イラストレーター。週刊文春連載。
70歳前後の両親と40才のひとりっこ、独身、同居。
口にはしなかったつぶやきが添えてある。本人であったり、父親であったり。
【今さらひとり暮らしに憧れる。「実家から通勤できるんだもん、家出るチャンスのがしたなーって。」
→家出るっていうより、今の家から送る側だよ、わたしたち。】
【もしお父さんやお母さんが寝たきりになったとしたら、この庭を一日中ながめることになるんだなって。→秋にも咲く木を植えよう。】

益田さんは今はもうお父さまを亡くされていますね…。

⇒実はこれ2年前の2017年秋の読書記録です。日々に追われて残せていませんでした。 ようやく整理できるかな。しばらくはこんなのが続くかもしれません。 

停電から復旧

ゆうべは台風に備え、多めにご飯を炊き(収穫を手伝った新米をさっそくいただく☆)、早めに夕食を済ます。停電の予想は見事当たり《東京と違い、こちらでは短い停電がちょくちょく…》、夜8時頃から半日以上の昼前まで、ガラホのNHK-FM&朝の読書で使うヘッドライトを頼りに過ごしました(デッキのラジオは単2電池が8個も必要で参った)。
叔母と母と私は、庭の後片付けをしていて、室内の灯りで電気復旧を知り思わず万歳!だったのですが(ガスでなくIHですし~)、部屋にいた父とAyuが私たちにそれを知らせず、当たり前のようにTVを見ていた姿には苦笑でしたー(温度差)。

「千曲川」の氾濫ニュースがあり、ほうぼうから懐かしい連絡をいただきました。
ご心配おかけしました。私たち家族についていえば避難することもなく、どうにか強風をやり過ごせました《こんな台風は人生ではじめてだったと:隣人(元来、自然災害の少ない地域)》。

御射鹿池(みしゃかいけ)へ《歩こう会・2回目》 [山登り&ウォーキング]

私にとっては2回目の『歩こう会』参加。毎年1回、公民館との共同でバスによる遠出のウォーキングを企画。昨年は、免許取得の時期と重なり(笑)参加を見送りましたが、今年は叔母と晴れて~。計23名。
蓼科高原横谷峡(よこやきょう)へ。のぼり4km登山は思ったよりハードでしたが、私は久々の歩きということで、さらに午後の健脚組への挑戦をとても楽しみにしていました。
が、台風を迎える前日、お弁当の途中で小雨まじりとなり、下山はバスを頼ることに。残念。
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その連絡を受ける前に到着した『御射鹿池(みしゃかいけ)』です。
東山魁夷が描いた絵のモチーフとなったということで美しかった。
曇り空がとても似合っていた地だったと。

録り溜めていたもの [テレビ]

Blu-rayに録り溜めていた番組をようやく消化している日々。
中には劣化してしまった盤もあり、つくづく「溜める」は避けよう(それと、重要なのは「厳選」すること☆)と誓う。
コウノドリ』、大切にしていたがゆえ、ゆっくり追えていなかった。見られてよかった。
平成細雪』も。「細雪」って、こういう話だったとは。今なら原作にものれそうだが。

脱穀 [信州で作物を育てる&自然や花]

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はざかけ」から15日後、今度は脱穀のお手伝いを。
前回より少人数で~。

大家さんと僕これから&「大家さんと僕」と僕(番外編) [よんでみました]

大家さんと僕 これから

大家さんと僕 これから

  • 作者: 矢部 太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/07/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

前作に続き、そのワールドに浸りました。
大家さんのお家を買えなかったのは残念でしたが~。
《→つづきのような本

「大家さんと僕」と僕(番外編本)

「大家さんと僕」と僕(番外編本)

  • 作者: 矢部 太郎 ほか
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/06/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

こちらは、7月に東京の書店で買ってしまいました。たくさんの漫画家さんが寄せています(近藤聡乃さんさんもあった!)。
第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した際のスピーチ全文が、秀逸でした。

彼岸花&『おかあちゃん』 [信州で作物を育てる&自然や花]

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例年より遅れたようですが、庭にようやく彼岸花が。暑さを引きづったから、かな。
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畑に蒔いた『おかあちゃん』という品種が、順調に育っています。野沢菜の一種。
葉が柔らかく、ダイコン同様、今は間引きしていただいています。
お味噌汁によし、茹でて簡単にしそドレッシングをかけても美味☆

明日への道-全報告グアム島孤独の28年 [よんでみました]

明日への道―全報告グアム島孤独の28年 (1974年)

明日への道―全報告グアム島孤独の28年 (1974年)

  • 作者: 横井 庄一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1974
  • メディア: -

母に借りてきたものを、つい読みふけってしまった。
昭和49年刊。あの横井庄一氏の手記。
終戦を知らずにグアムで潜伏。食料のことはもちろん服を作ったり、仲間とのいろいろなど…。
母は、週に一度だけ開館するという記念館に行きたいと常日頃言ってきたが、長い歩行が難しくなった今、夢で終わりそう。