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日本3百名山ひと筆書き 田中陽希日記 [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

日本3百名山ひと筆書き 田中陽希日記

日本3百名山ひと筆書き 田中陽希日記

  • 作者: 田中 陽希
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2022/08/29
  • メディア: 単行本

とてもぶ厚い一冊です。刊行からずいぶんと乗り遅れてしまいましたが。
編集者もきちんとついていますが、読み物というより、三百名山ともなると「記録」本になってしまうのは仕方ないかな。
途中でコロナウイルスの発生があり、当初の予定より大幅に長くかかってしまったことは、既に終了したBSの放送で周知ですね。また思い出した頃に、再々再々(?)放送があることでしょう。
失礼ですが、パーっと目を通す形で今回は終了としました。
《陽希さんの現在については、Twitter公式HPで》

それでも僕は歩き続ける [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

それでも僕は歩き続ける

それでも僕は歩き続ける

  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2021/03/19
  • メディア: 単行本

『日本3百名山ひと筆書き』の旅の途中の2020年春~夏に、山形県にてやむなく3カ月の空き家生活を送る中でのリモートインタビューをまとめる(地元のご厚意ですぐに住める家を紹介してもらえたそう)。

過去の3冊を読んでいるので目新しい事項はそれほどなかったのですが、百名山二百名山、三百名山と挑戦する中で、世間に知られることによる葛藤、本来のアドベンチャーレーサーとしての思い、また幼い頃の環境などをあらためて。
「ひと筆書き」は山以外のコンクリート道も歩き、海もカヤックで何十kmも渡る。すべて自分の脚による。

【土地が変わると風土も言葉も変わります。日本をじっくり歩いてて思うのは、土地ごとに時間の捉え方にも違いがあるということ。山沿いに住んでいる人は、すごくゆったりした感じがあるんですね。一方で海沿いに住む人たちは、チャキチャキしている感じがあります。】

陽希さんは教員(指導者側)になろうとした時期がありました。しかし、指導者として選手を育成することより、自分自身が22歳という若さで子どもたちに夢を託すのはまだ早すぎるんじゃないか、とも感じていたわけです。まだまだ自身の体力を使いたいと。そして選んだ道。正直で、正解だと思いました。

旅の中で、地震などの災害に直面したこともありました。現場に残り、お手伝いをした方がよいのか。迷いながらも、今まで応援を受けて、続けてきました。
【いま自分ができることを精一杯行い、全力でゴールまで歩き続けます。】
はい。その山を登る姿に励まされている人がたくさんいます。それで最後までお願いします!

パッキング [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

陽希さん、パッキングの様子(4月12~13日)。こういうのゾクゾクします。
準備から旅ははじまっているー(むしろこちらが旅衿持論)。

陽希さんの156座目 [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

現在、BSプレミアムで平日朝7:45から15min、「陽希さんの三百名山一筆書き~」が放送されている。
今朝は156座目の「四阿山」の模様があった。
唯一、私も登頂した百名山の一つだ《ヒーヒー言いながら》。
といっても、ご本人は2019年5月のこと。雪残る厳しい縦走(もちろん私の時とは違う難関コース)を。私はその「一年2カ月後」に登ったことになる。

実際の陽希さんは、今、300のうち283まで制覇している。
もし、予定通りに三百名山の登頂を既に終え、そのあとからコロナ禍が襲っていたら、もっと困窮しただろうと書いている。アドベンチャーとしての仕事に次々と変更事態が起きたと想像され、あとわずかではあるが、「一つのことに打ち込めている今」をかみしめているそうだ。
まもなく38歳とのこと。まだまだこれから!ですね☆

アドベンチャーレースに生きる! [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

アドベンチャーレースに生きる! 田中正人×田中陽希 百名山ひと筆書きへの挑戦はEAST WINDのためだった

アドベンチャーレースに生きる! 田中正人×田中陽希 百名山ひと筆書きへの挑戦はEAST WINDのためだった

  • 作者: 田中 正人
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2017/02/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

2017年秋に読む
田中陽希さんと、その師匠である田中正人さん(1967年生まれ・国内アドベンチャーレースの第一人者)。
2人のほか、これまでイーストウインド(会社名)に所属したメンバー、現在のメンバーのインタビューも併載←大変興味深かった。

◎正人
【日本人は和を重んじるのか、単に面倒くさいだけなのか、面と向かった衝突を避けようとする傾向がある。】
【僕は自己主張が強いため、自分の意見をハッキリ伝えてこない人間に対してイライラしてしまう。】
…憧れます。こういう人。

◎正人の妻(通訳として当初は所属)
【(正人の)勇姿を見て私は全身が震えた。その4年後、正人の元に嫁入りした。】

◎陽希
【自分にとってアドベンチャーレースは「天職」だとも感じるようになった。】
…過酷なパタゴニアなどのアドベンチャーレースと比べたら、国内の山々はなんのその~☆なのだと思う。

ようやく放送はじまります [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

元旦からはじまった陽希さんの300名山完全踏破、ようやくBSプレミアムで放送がはじまりますFacebook日記ではかかさず追っていましたが!
その前哨で、少しずつ再放送も既に~。
私としては、以前のように平日7:00~7:15の時間帯が、毎日出勤前に力をつけてくれて嬉しかったのだけれど、まぁ今後の動きを見守りましょう。
NHKの発表はこちら
本番の放送開始は4月7日
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陽希さんの講演会へ♪ [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

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こちらで何回か書いてきた、プロアドベンチャーレーサー・田中陽希さんトークイベントへ。
海外はもちろん、全国の平坦な道以外を中心に動きまわる&講演している方なので、都内でのこのような機会はそうそうなく。これはチャンス☆と、ダメ元で開催のスポーツ店にTEL、「大丈夫ですよ~」。
まるで恋人に会いに行くように♪出かけたのでありました。

山を走っている姿そのままでしたが(背が高い)、思っていた以上に早口で(話したいことがこぼれるように)、朴訥さより(これが魅力でもあるのですが)お話上手でした。
プロアドベンチャーレーサーでの活動を中心に、まもなくの元旦に「屋久島」から出発、一年半をかけ「利尻島」へ目指す、三百名山踏破について。もう、一言ももらさず聴くぞ、の内容の濃い約一時間半でした。

おすすめの山は? の質問に、『ご自分の故郷の山に登ってください。それか、その山が見える山をすすめます。』
なるほど…ステキ。私自身は東京出身なのでそういう山は厳密にはないのですが、ならば両親のふるさとの山(たしかに熊野の山はずっと気になっている)か、信州で冬以外を暮らしている叔母宅近くの山??になるのかなぁ~。
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さぁ、2018新年そうそうから(放送開始日は現在未定・判明したら追って書きます☆)NHK‐BS3にて、ほぼ毎日のような形で放送があるはずです。
【上:会場にはこれから登る山(というか山から山の間の平地もすべて歩く&走る)に多数!赤印の日本地図が~。そうよねー、300あるのだものね。】
衿は、これだけで一年半は楽しめるゾのモードとなりました。
右に「田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)」のカテゴリーを作りました。》
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グレートトラバースが帰ってくる 来年ですが~ [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

陽希さんの、グレートトラバースが帰ってきます。
暮れから深夜で「グレートトラバース2」が再放送されていましたが、とうとう300名山の嬉しい予告が発表されました。2018年ですが。
【今年は、5月に南アフリカ、8月にアメリカでのアドベンチャーレースに出場します】とのことです。注目です。
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グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き

グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き

  • 作者: 田中 陽希
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2016/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

現在、番組は終わっていますが。「百名山ひと筆書き」踏破から210日後の、2015年5月25日に北海道・宗谷岬をスタート、222日間(約7カ月)かけて九州最南端の佐多岬に2016年1月1日ゴール。総距離8000km以上。
百名山から、正直「1年間は休みたいな~」でしたが、心のどこかで「次の挑戦は何を?」を考えてもいたそうです。プロアドベンチャーレーサーの肩書き、常に目標に向かって身体を動かしたい意欲が自然と湧き出てしまうのでしょう♪
決断の一番の大きな理由は、百名山を歩いているときに、「あの山きれいだな」と思う山がたくさんあったことだそうです。
計算すると、一日50km以上歩くこととなります。出発時は、過密スケジュールが続き、体重は6kg増で80kgを超えていました。
【前の旅と変わらない撮影スタッフ。僕と違い、彼らの足並みは軽快だ。無表情のスタッフとは対照的に、思い通りに動かない自分の身体を笑うしかなかった。】
【撮影班と僕とは完全に別行動だ。お互いの姿は見えているが、干渉は一切しない。一粒の米も、水さえも分けることはない。僕が番組に出演しているということではなく、NHKが僕の旅をドキュメンタリーで追っているという形なのだ。】

番組にとり上げられたことによって、ファンができ、登頂者も増え…。ありがたいけれど、困ることもいろいろ(主たるは省きます・「もっといい距離感があるのではないか?」と悩み続けたり)。子どもがザックにサインして欲しいと来たが(陽希さんは子どもたちには特に弱い・笑)、サポートしてくれているスポンサーを考慮すると、前のようにどのブランドでも自由にサインすることができなくなった。プロとして活動している以上、これは守らなくてはいけないこと。持っていたステッカーにサインでかわりに応えたそうだ。

【四国では4つの県が隣接している。それぞれの県民性をお金で表現することが多いらしい。例えば70円を拾ったとしよう。それを香川県の人は100円に増やして貯金をする。お隣の徳島県の人はそのまま70円を貯金する。愛媛県の人はすぐに70円すべて使ってしまう。最後の高知県の人は100円に増やしてからすべて使ってしまう。「だから高知県の人は一向にお金が貯まらんのです」と笑いながら話してくれた。】
【~お父さんと一緒に天狗岳へ登りに来たという小学生もいた。自分も子を持つ親になったら、と親子の山旅を想像してしまう。】
プライベートは、今春、おひとりの生活に戻られたそうで(Facebook情報)、いつかまたそういう日が来ることも勝手に待ちたい。

そして、今、陽希さんは、アドベンチャーレースの最高峰になるワールドチャンピオンシップ(オーストラリアで開催)に向けて準備中です。もう来月11月です!(チームイーストウインドとして参加)。きっと、またNHKは追ってくれるよね~(?)。期待しています

《最後に:先日、登山家・田部井淳子さんが亡くなりました。これからNHKでの放送も続くかと思いますが、残念。というよりショックでした。今年の山の日関連での再放送にもかじりついていた私。「これから読みたい本」リストにも著書を複数挙げておりました。陽希さん応援団のひとりでもありました。お悔やみ申し上げます。》
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田中陽希さん:グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き

グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き

  • 作者: 田中 陽希
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2015/04/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

私が今ハマっているのは「田中陽希さん」。どれだけの方がご存知でしょうか。
現在、NHK BS3で月~木、朝7:00より15分間、「グレートトラバース 二百名山~」を放映中です。もう185座目、残りわずかになっています(実際の登攀は2015春~2016新年)。

私とAyuは毎朝、これを見てまもなく「いってきまーす」。身支度後の、まさに一服の清涼剤です。
当初、真剣に見ていなかった時は、山登りをしているんだ~(この人は職業が「冒険家」なのだ)ぐらいの意識でした。しかし!ある日のNHK『スタジオパーク~』を視聴して、《山から山への途中の道もすべて歩いて「ひと筆書き」踏破している》事実を知りました。そして、まもなくBSで放送された『グレートトラバース外伝 田中陽希 絶景のパタゴニアをゆく』で、おそろしく過酷な世界レースの参戦(4人グループ)に見入ってしまったワケでした(今年2月にpatagoniaで行われた10日間で600kmの耐久レース・再々放送もいずれあると思います!)。

今回、まずは最初に刊行された「グレートトラバース 日本百名山~」の方を手にしました。
NHK側はドキュメンタリーとしてカメラで追うけれど、命の危険が及びそうならば関与するがそれ以外は一切黒子に徹し、陽希さんの宿代さえも(食事も)放送局は持たない(つまりは自腹)…という事実にびっくり。まっ、「自力踏破」にこだわっているご自身のまさに本来望むところなのでしょうが・笑。つまりは、あの大荷物はすべてあの人ひとりが動くために全部自分で持ち歩いているのです。

紹介が遅くなりましたが、田中陽希さんは、1983年生まれ(現在33歳)。Team EASTWIND プロアドベンチャーレーサー。大学卒業後、体育教師を目指していましたが、アドベンチャーレースと出会い「これだ!」と~。
【何か燃えるものに打ち込みたい!挑戦できる何かが欲しい!カラダを動かしたい。】
【現役時代(※大学でクロスカントリー)のように挑戦を続けられることが嬉しかった。】
日本百名山、トータル7800kmを208日で。当時の初回放送の際には(その頃私はこの番組の存在も知らなかった)その登山予定が視聴者に細かく伝わり、頂上で陽希さんを待つたくさんの登山ファンが。嬉しいのだけれど、少々の悪天候なら予定通り登りたい自分と、それによって一般の人を無理に決行させてしまうリスクとの苦しいせめぎ合いも、この本を読まなければ計り知ることはできませんでした。

…付箋はたくさん付きましたが、とても紹介しきれないので割愛。でも心にはしっかりと刻まれました。私自身は、山は永遠の憧れで、数年前までは「登山したい」モードがたしかにあったのですが、もう平面のウォーキングしか自信はありません。だからこそ、代わりに登ってくれていると思える「田中陽希さんの姿」に惹かれるのだと。

【彼(※海も自力踏破!のための「シーカヤック」を運んでくれた男性)は、僕と同じくらいの年齢のときに自転車で世界をひとり旅したことがあった。旅先で原因不明の高熱を出して倒れ、身ぐるみはがされてしまったときに、土地の人に手厚く助けてもらったという。このときに「見返りを求めるのではなく、次の人につなぐ」ということを学んだそうだ。そして昔の自分と同じように何かに挑戦している若者がいたら、そのときの恩をつないでほしいという気持ちでできる限りのサポートをしたいと思っているといった。
その思いを知り、僕も同じようにいつか自分と同じ状況の若者に出会ったときには今回の恩をつないでいこうと思った。】
【(略)~付近を走っていると(※そうなんです、この人は歩くというより「走っている」のです!)「田中陽希さんですか?」と男性に話しかけられた。「家庭を持って、家業を継ごうと決心してから不安を抱えていたのですが、そんなときに自分と同じ年齢の人がすごいことに挑戦していると知って、大きなパワーをもらえたんです。『負けられない!』と思いました」
その言葉に、僕が逆にパワーをもらえた気がした。誰もが何かに挑戦をしている。土俵は違っても挑戦を続ける人はみな輝いているはずだ。】

田中さんは、頭より先に行動する人。机上の人ではない。そして、妥協はしたくない人。カツ丼が好き。めん類も比較的好き。食べたい物を食べるために、その店の閉店前に走ってでも駆け込む。興味が湧いたならば、寄り道も柔軟にする。
よい意味で「知的」さは出さず、野生児なのが大きな魅力。
この頃、私の頭の中では番組テーマ曲がずっと流れています♪(サントラあったら欲しい☆)
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