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12月&1月 [振り返る&迎える]

《振り返る12月》
Ayuダンス☆☆☆・友とJR企画のウォーキング☆☆☆☆・叔母と外出、用事済ます☆☆☆☆☆・Ayu健診結果(体重増など・涙)★★☆

《迎える1月》
映画鑑賞・初詣・エアロシェイプ教室始まる(10回)・Ayuダンス・友とウォーキング参加etc…
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全体的に落ち着いたよい年でした。何より父の体調が安定していました。
漢字2字で表すなら『再会』の年でした。
20年以上ぶりが4つ(書店員時代の元出版社さん、Ayu3歳頃同じくダウン症の子を持つ地方の友、Ayu4歳~保育園友×2人)も。不思議で、とても嬉しい出来事でした。
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2016の本ベスト10、そして手元に置いた本たち [本]

初めて、私がこの一年読んだ中でベスト10をつけてみました。私に影響を与えた本たち、とも言い換えられます。後半に比較的そんな本と出会えた気がしています。
思えば、昨年の今頃は「わたしに合うメガネはどこに?」が目下の問題でした。そうして未だに3つのメガネを使い分けている私ですが、読書用の老眼を持つようになって活字を追いやすくなったことは確実。電車でかかせない友となりました。

小倉昌男 祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの
 断トツです。母にも勧める→すぐに完読していました。衿は人にも贈りました。
ごはんの時間
漂うままに島に着き
④魂の退社…など稲垣えみ子さん著作
春にして君を離れ
週末介護
はかせのはなし
はじめからその話をすればよかった
現代語訳 貧乏物語 
しろいろの街の、その骨の体温の

番外で。
この世界の片隅に(上・中・下 コミック:高野文子さんに加えて好きな漫画家だなぁ)

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《ほとんど「図書館」利用で読書している私があえて購入した本》
★小倉昌男 祈りと経営(上記参)
★絵本ごよみ 二十四節気と七十二候 美しい日本の季節と衣・食・住(春・夏・秋・冬の計4冊:すべて買うと高額になるので一年以上悩んでいましたがどうしても欲しくなりました)
絵本ごよみ二十四節気と七十二候(全4巻)

絵本ごよみ二十四節気と七十二候(全4巻)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 教育画劇
  • 発売日: 2014/04
  • メディア: 単行本

★発達障害のある子の父親ストーリー(明治図書出版刊)
【Ayuが診てもらっている精神科医の文章含む】

★“筋力アップ”で健康(別冊NHKきょうの健康:買ってきて安心しまった。マズイ

★この世界の片隅に(3冊・上記参)
★伝統の模様をクロスステッチに(平井陽子さん今後も注目・幾何学模様好き!)
伝統の模様をクロスステッチに

伝統の模様をクロスステッチに

  • 作者: 平井 陽子
  • 出版社/メーカー: マガジンランド
  • 発売日: 2012/11/14
  • メディア: 大型本

暮しの手帖 83号
ヒトハコ 「本と町と人」をつなぐ雑誌 創刊号
ヒトハコ 創刊号(2016年秋)―「本と町と人」をつなぐ雑誌 特集:一箱古本市の楽しみ

ヒトハコ 創刊号(2016年秋)―「本と町と人」をつなぐ雑誌 特集:一箱古本市の楽しみ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ビレッジプレス
  • 発売日: 2016/11
  • メディア: 単行本

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♪風をあつめて クリスマスの約束 [テレビ]

昨日が私もAyuも仕事納め。ひと息つきました。
さて、例によって録画でしたので、翌日にはささーっと見ましたが、あらためて落ちついて観ました。
一番グッときたのは、細野さんが当時唄った「風をあつめて」でした。松たか子さんが歌唱。耳から離れません。…その前に、大滝詠一さんの曲(♪君は天然色)を私の大好きな大橋卓弥さん(スキマスイッチ・この人の唄も顔も好み☆)たちが歌っていましたが、大滝さんの曲はあきらかに私の青春の1ページだったと思います。最近、CMでも使われていますが、あらためて、いい。そして、大滝さんと細野晴臣さんと松本隆さん(フジテレビの、本人を交え歌詞のヒミツを探る数回にわたった番組はよかった)らによる『はっぴいえんど』の偉大さを思います。世代は、私よりもう少し上の方たちでしょうが、まさに才能の塊のグループでしたよね~~。こういうアコースティックな曲、好きだなぁ。

小田さんと和田唱さんで「ポール・マッカトニー」のメドレー、と聞いたとたん「きゃあ、うれしー!!」と大声を出してしまった自分にもびっくり。ウィングス時代のアルバムも含め持っているので、久しぶりに聴きなおそうと思いました。年末年始にぴったりかもしれません。

宇多田ヒカルさん、私は「First Love」がNo.1ですが、「花束を君に」もそれに続く名曲ですね。最初に朝ドラで流れた時から、哀しみ漂う♪と感じていましたが、やはりお母さまを想い作った唄だそうです。まっ、この人の歌は全曲さびしさ(若いのに枯れている)は感じます《最新CD、興味あるなぁ~》。「キャンプファイヤーで歌う感じで」と本人が希望。それそれ、よね(今、キャンプファイヤーって学校でやるのかな・「危険」ってことでやらない?)。

まず最初に「夜空のムコウ」を演奏したのは、小田さんなりの気持ちですね。私はこの歌がSMAPでいちばん好き。中居クンが出た年のを再放送してくれませんか?
…って、同日24日にBSで2009年の『クリスマスの約束』を再放送したではないですか。もー、そっちのけでまた見てしまいました。あの大合唱、あれはあれで素晴らしい大作でした。もう7年前ですが、おつかれさまでした。

根本要さん(スターダストレビュー:若い頃、職場の先輩に連れられてコンサート経験あり)は、お話上手ですね。さださんに続く腕、持っていそう。
~そろそろ少しずつ世代交代して番組は続いていくのかな。どういう形にしろ、存続していきますよう祈ります。
(ほかにもよい曲がたくさん歌われましたが、もう割愛ネ。)
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ミニマリストの部屋づくり [整理整頓をめざして]

ミニマリストの部屋づくり

ミニマリストの部屋づくり

  • 作者: おふみ
  • 出版社/メーカー: エクスナレッジ
  • 発売日: 2016/10/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

少ないモノでスッキリ暮らす。でも、どこかほっこり落ち着く部屋をめざす、がコンセプト。
1988年生まれ。夫婦2人暮らし。2DK(44㎡)のマンション住まい。
モノを少なくすることで実際より広く感じるとある。
前にも書いたかもしれないが、私は『子どもがおらず、それでいて結びついている夫婦』がこの世で一番ステキ☆と思っている節がある。

【掃除がつらいと感じたらラクにできる量まで減らす。】
【モノが減ったらこんな変化がありました。①家に居る時間が好きになった ②体への興味がわいてきた(家事が減り、時間にも気持ちにも余裕が生まれ「ヨガ」などに) ③夫婦仲がよくなった(家事の分担による夫婦喧嘩が劇的に減ったそうな)】
モノがあふれていた頃は掃除ができていなかったという。
【ゴミを目にするストレス、後まわしにするうしろめたさ、見る度に捨てなきゃ!と思うストレスごと、ゴミ袋にポイッ!!】

【長年使っていないモノは…目が合うたびに罪悪感がわきあがる。「手放すべき?どうしよう。また今度考えよう…」と負のスパイラルに。←思い切って処分。】
【空きスペースができ風通しが良くなると、新しいことが舞い込んでくる。】
停滞していた人生が動き出した感覚が。ゆとりを残して収納すれば、掃除がしやすく空気がよどまない。
【荷物が多すぎるとフットワークが重くなる。】
【服の好みは一生同じとは限りません。年齢や仕事で変化します。値段や思い出に縛られず嬉しい気分になれる服だけを残す。】

【わが家では、年末大掃除をしていません。その代わり半月に1回「中掃除(ちゅうそうじ)」をしています。モノが少ない生活は、掃除がラクに済む良さがあります(例:シンクには余計な三角コーナーや水切りカゴがない)。普段視界に入らない高い位置など定期的にパトロール。汚れやホコリを放置するとそこから運気が下がる気がするので、「お清め」するつもりで。】

防災についても。
【『おやすみセット』を枕元に:小さなトートバッグに「メガネ、懐中電灯、スマホ充電器、携帯ラジオ」など。】←これいい。「メガネ」必需品だよなぁ。
【凶器になるモノを減らし命を守るモノを持つことが大切。
落下転倒ゼロが理想。できればたんすも手放して。それでなければ「固定」するか、別室に移動。一日の3分の1を過ごすのが寝室。(略)たんすの上など頭上に置いてあるモノは、おろして飛び出さない場所にしまう。】
高さの低い家具にする」ことはこの本にも。家じゅうがそうであることは、私の憧れ。落ちてくる、倒れてくる心配はまずない。ほんと、大きな家具(特にたんす)を購入の際は、その後のインテリアにも永遠に影響するので慎重に、ですね。

【暮らしは変化していっていい:社会や住環境が変わっていくなかで、自分の興味が変わっていくのは当然。(略)結局のところ、暮らしのアップデートを続ける態度さえ身につけば、その時々の自分に合う方法を見つけていけるはず。減らしてみる実験やなりたい自分に近づける投資(や努力)を続けていくこと。】

…私の年間有休は20日で、「毎年1月末が期限」なので→来月しばらくぶりに断捨離デーで消化の予定。整理、で終わってしまいそうですが。私が仕事上比較的休みやすい曜日は「木・火」。土日とくっつけると、まだ日にちがあるぅ~と怠けそうなので、あえてウイークデーに…ね。
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はじめからその話をすればよかった [よんでみました]

はじめからその話をすればよかった (実業之日本社文庫)

はじめからその話をすればよかった (実業之日本社文庫)

  • 作者: 宮下 奈都
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2016/04/28
  • メディア: 文庫

ああ、よかった。まだ正式に小説は読んだことがないが、素晴らしいエッセイ集(新しいところでは「本屋大賞」受賞が有名ですね)。
1967年福井県生まれ。宮下奈都(みやした・なつ)さんは、36歳で小説を書き始めた遅咲き。それも、3人目の子どもがお腹にいる時に無性に書きたくなった(ホルモンのせい、と本人・それしか考えられないと)。
【私の人生は育児に薙ぎ倒されてしまう。切実な焦りがあった。】
しかし、著者の文章や生活には、子どもによってもたらせられたものがたくさんで、それがまた心地よい。出身の福井から、大学で東京へ。ご主人とは新卒で就職したチョコレート関係の会社で出会い、子どもたちを持ち、京都・二条城近くに住んだかと思えば(転勤かな)、それから実家のある福井にも暮らし、今はなんと北海道のようだ。
【福井は住みやす過ぎた。~ありのまま暮らしていれば安泰だったと思う。でも、私たちの生きる世の中にはいろんな暮らしがある。いろんな人がいて、いろんな仕事があり、いろんな社会がある。それを知らないまま生きていくのはなんだかもったいないと思ってしまった。~それで思い切った。~冬場はマイナス20℃の日々が続くというこの場所で、子供たちが何を思うのか、今から楽しみだ。(2013年福井新聞)】

400p弱の厚い文庫だが、一番最初の「ひよこ豆、おはじき、蝉の抜け殻」(2007年のエッセイ)で心掴まれた。これはまちがいないと。次の「オムレツ以後」(同年)も秀逸。

【納棺師の方に最後にきれいにお化粧してもらった祖母の顔を(略)「若い頃のおかあさんだわ」と、母が放心したように言った。祖母は一気に30年ほど若返って、かと思うと真っ白なお骨になって、今も私のまわりにいる気がしている。(2009年福井新聞)】
【いいわけをするつもりはない。メールの返信も、手紙の返事も遅い。それが大事なメールであったり手紙であったりすればするほど、遅くなる。(略)メールや手紙に限った話でもない。大事に思うあまり、気合が入りすぎて簡単には済ませられない。それで結局それほど大事じゃなかったものより大幅に遅れてしまう、ということはままある。すごく楽しみにしていた本は、ゆっくり丁寧に読みたい。そう思って時間ができるまで大事に取っておいたら、いつのまにか最新刊でなくなってしまっている。初夏に買ったワンピースに袖を通すのがもったいなくて、気づけばもう秋も終わろうとしている。(2012年中日新聞)】
大事にゆっくり観たい録画ビデオが、結果後回しになっているのも同じ。ダメね、これ。時間は早くに「つくって」いかないと。 

【~(12歳の長男が)そんなふうに考えるなんて思ってもみなかったから。(略)子の輪郭がふわっと揺らいで、手を伸ばしてももうつかめない感じがした。育てたように子は育つ、などといわれるが、それは違う。親の思うようになんて育たない。うちの三人も、それぞれ親の思うところをすでにはみ出して育っているらしい。(2011年講談社MOOK)】
子は親とは別。もう想像以上の世界を持っている別の人間なのだ。特に男の子は羽ばたくのではないか(考えも、行動も)。

【谷内六郎の描いた絵を観る機会があった。静かに人気のある画家である。(略)とはいえ、これまで私は特には魅力を感じたことがなかった。それなのに、一枚、目が離せない。何か強烈に胸の底からわき上がる感情があった。よく見ると、脇にタイトルと、風景の場所が書かれてあった。地元の山だった。それを知ったとき、この画家の力量にふるえた。土地の持つ力が絵に表れている。(略)私の中のセンサーのようなものにも驚いた。原風景というものが私の中にもあるのだとつくづく思った。(2013年『ESSE』)】
あなたの原風景はどこですか?(私には…そう思うといくつかありますね。夢にも数年おきに出てくるようなところ。)

おこがましいのだが、作者と私の共通点。
スピッツが好き。もちろん歌い手の。パフィーの「愛のしるし」が草野くん(←宮下さんもこう書いていた)の手によるものだと知ったのは結構最近であるが。歌詞が素晴らしいと絶賛している。
予定を立てるのが好き。私も昔からそうだったことを今回気づかされた。夏休みの一日の円グラフとか、月間予定を埋めること(「手帳」が好きなのもこれだな)。もちろんそんな理想のように過ごせないし、予定は崩れる。ハハ。私の「旅」は計画時点から完全に「旅」は始まっており、むしろ実際よりもその過程の方が好きなのかもしれない。

文庫版には掌編(小説)もいくつか。そのうちの「あしたの風」より。シングルマザーが主人公。
平和でさえあれば、と、なみこさんが風の中でささやいている。きっとなんとかなる。あなたが守るのよ。】

裏表紙の紹介文は「本、音楽、暮らし、家族…。宮下奈都のすべてがある!」とありました。その通り。
宮下さんの小説に興味がないわけではないけれど、今はこの人の生活、エッセイに強く惹かれる私でした。
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気になっていたカット

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冬の間、信州より自宅にひき上げてきている叔母が寄ってくれ、あーそうだ、Ayuのカットしてもらおう~とおつかれのところわがままを通させてもらいました。
30分以上「動かないで~」で、じっとしていたAyu(笑)。これで新年を迎えられます。
…これは小さなお願いの方、今年は叔母家族には大変お世話になった年でした(従妹には一箱古本市に参戦してもらったしなぁ)。
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今年締めくくりのウォーキング [山登り&ウォーキング]

はじめて、「JR企画」のウォーキングに参加(ご自分の地域を入れてみてください!)。一定期間中に受付スタート時間が決まっているだけで、あとは地図をいただき、まったくの個人歩行。
初のため、カードを発行してもらう。
中野の街をぶらっとウォーク。約10km。その間、約15000歩。本日トータル21000歩。
それらしい参加の人影を時おり感じながら~で、ほどよいです。但し、その目印が途絶え、地図オンチな私と友は「こっちでいいの?」の立ち止まりも頻繁にあり、ウォーキングONLYに徹したいならこれは向かないのかも。ただ「運動になる」はもちろん望むところですが、頭を使いながら多少時間がかかる散歩を楽しむ~で、今は構わない気持ち♪

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【ウォーキングもかれこれ40回近くなっているし…でNewシューズ型はまた同じもの。絶対的に歩きやすい・おすすめ
参加カードとバッジ。ネット登録すると今後も自動的に距離が加算されていきます。これで「東京メトロ企画」に留まらず、新しい世界が広がりました・行動力さえあれば毎週どこかのウォーキング企画に参加可能です・全国各地で開催。】
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三の隣は五号室 [よんでみました]

三の隣は五号室

三の隣は五号室

  • 作者: 長嶋 有
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/06/08
  • メディア: 単行本

なんともおもしろい設定だった。
とあるアパートの一室に入れ替わり暮らした住人13人(1966~2016)を綴る。それはきれいに順番に、ともいえず、思い起こすかのようにその時代のエピソードや商品名と共に登場するのである。
1ページから正しくめくっていった私は、「変な間取り」とは具体的にどんな?と思いつつ、しばらくたらその図面が出てきて、あー、これ最初から見たかったわ-なんて。
長嶋有さんは72年生まれで、ご本人がどこまであの頃の懐かしいモノたちを生かせるか…なのですが、そこは丹念に調べての小説家、うまかった。私には全部といっていいほど、オンタイムな感じで伝わりましたよー・苦笑。
映画化して欲しいな。13人、誰にしましょ。おもしろそう。
『ジャージの二人』、先日念願でBS3で放映されていたのですが、ほとんど追えずにZZ…しちゃいました。せっかくのチャンスだったのにだめだなぁ。
『名探偵ポアロ』(同じくBS3)では、読んでよかったものは楽しませてもらっています。
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それでいいの?

毎朝歩くイチョウ並木、この一瞬が黄金で美しい季節なのに、舞い散る前に枝から切り落とされており。昨年から、そうなのです(「いちょう文庫」としても哀しいな)。落ち葉となってからでは掃除が大変だと苦情が出ているのか。
【奥(道路左)は残っている。手前は全滅。】
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年末の自治会お餅つきが恒例なのだが、『さきごろの報道により中止します』の貼り紙。臼でついた餅とは別に、ふるまいの方は自動餅つき機でほとんどまかなってきたのだから、問題ないのではないか。
…先へ先へのクレーマー対策?世の中が騒ぎ始めたから右へならえ?がっかり。もう復活はないの?風情がなくなっていきます。。。
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記憶をつなぐラブレター 母と私の介護絵日記 [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

記憶をつなぐラブレター 母と私の介護絵日記

記憶をつなぐラブレター 母と私の介護絵日記

  • 作者: 城戸 真亜子
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2016/11/02
  • メディア: 単行本

1961年生まれの著者は画家でもある。この本も、絵の力が大きい。描かれているほとんどが「きれい」な部分でありましょう。「ほんわか」しているわけは、ない。事実はもっと厳しいだろうとは、読者も想像できますが、それを含んでもよい本と思いました。ポイントはしっかり織り込まれているので(こういうことが起きるだろうと)、認知症入門としても最適。絵も楽しませてくれます。
【母(※ご主人の母親)の不安を少しでもやわらげるため、そして理不尽に奪われていく記憶をつなぐため、日記帖をつけることを思いついた。】

家の中にはわかりやすいよう「貼り紙」のオンパレード。言ってわからないことでも、これは本人がストーンと理解してくれた。「ゴミはここに捨ててくださいね」「トイレ」の表示など。
同居する前の部屋は、一見片づいているようで何かがおかしかった。冷蔵庫には買ってあることを忘れてしまってまた同じものが入っており、充満するすえた匂い。きれいにたたんで積んである衣服は、よくみると食べこぼしがついたままで、シミやカビが発生。季節感のないものもちらほら。
【(略)だから、たとえ3年前から周知の事実で、昨日と今頃同じことを言っていたとしても、本人にとってはいつもはじめての告白なのです。】
介護保険利用についても紹介。ヘルパーさんの訪問介護、デイサービスを利用したことは、家族の負担が減ったこともそうですが(それによってやさしく接することができたり、腹の立つことも時には飲み込めるなら必要!)、なによりお母さんの生活にメリハリが生まれたこと、家族以外との交流の場ができたことが大きかったといいます。

【朝、ひとり目覚めた母は、見慣れない部屋の様子に驚かされます。「ここどこかしら。起こしに来た人は誰なの? 」なにも思い出せない不安に襲われているのです。~自分がおむつのようなものをはいていることや、それが汚れていることに大変なショックを受けているはずです。~朝はいつもなにも思い出せない自分に驚愕する悲しい時間なのです。】
この一文だけで、本人はもちろん、周囲の苦労が想像できます(このほかに「妄想」も多いのです…)。繰り返し々、こちらもうまく答えていかねばならないでしょう。詳細は省きますが、義父(既に他界)によると認知症の予兆は十分あったといいます。離れて暮らしていると、子どもたちは気づくのが遅れるし、何より連れ合いである義父としても心配をかけたくなかったのでしょう(火事を出しかけたことも…!)。
「もしかして…」が少しでもあったら早くに地域包括センター(←我が家は車イス必需が大きかったですが、歩行の問題でDr.にかかったことと、ここに相談したことでいろいろ進み、結果的に病気も、危ぶまれた認知問題もすべてくい止められました)や、ご近所のお医者に相談すること。進行がゆっくりになる方法が、その時点ではありますそこを過ぎてしますと、本人にも家族にも負担増になります。
【~出勤前の朝、家を出る時間にトイレがビショビショ。でも意図してそうなるわけではありません。本人が一番ショックを受けているはず…。これには、一日も早いトイレの進化を待つしかありません。おしりも、床も、便器も、サッと温水できれいに洗えるシャワーが付いたユニットトイレがあればラクチン。誰も悲しまずに済むのですから。】
歯はいのち:総入れ歯はよくないのでは。固いものを噛まないことで、口の筋肉がどんどん弱くなる。それによって口を閉めておくことが難しくなり、いつも舌が半分出ているような状態に。誤嚥も心配な状況になる。80歳になっても自分の歯が20本以上~はとても大切。あー、私も定期健診行かなければ!
ショートステイ先でお母さんは大腿部骨折をしてしまいます。なぜ、リハビリの機関で~! 骨折は高齢者にとって決定的なのです。寝たきりになる大きなきっかけとなります。歩くことはもちろん、何日も横になっていたので立つことさえできなくなってしまいます。
これを機に「もうご家庭では無理ですよ」となり、施設に入ることに。介護度は最高の「5」。 

…夫の話がほとんど出てこないのですが、きちっとしていた母に育てられたので、その変化に息子がついていけない、認めたくないということもあるようです。実の息子なのに、もうそれさえわからなくなっていく。受け入れがたい気持ちもわからなくはない。

【もしも介護をすることになったら、決して自分だけが犠牲になったなどと思わないでほしい。そこには介護に携わらなかったら、きっと得られなかったであろう、たくさんの気づきがあるからだ。~偉い人もそうでない人もみんな等しく~自然の流れには逆らえず人は無力だということ。】
これは、障害のある娘がいる私のような家庭も同じですね~。
いわゆる「認知症」と比べると、我が娘は最近の記憶も、学習能力もあるのでひとりでできることも多い(もちろんできないこともたくさん…ですが)。できることを喜べたら、少しは高齢者介護の気持ちの負担も減るかもしれません。そして大変な時は、家庭で止めずに、助けを申請(介護保険利用・みな80歳になったらどこかしらに該当するのでは?)すること。積極的に調べてみること(これをする人としない人の差が大きい気のでは・障害者を持つ家庭にもこれは感じています・詳しい人はバシバシとフル活用していますヨ)。
介護用品レンタル・購入や手すり設置など、たいていは1割、2割の負担で可能です。
「介護度判定」の訪問はいつでも、もちろん無料でやってくれます(介護保険料を払っているのですから)。その上で、利用(事業所と契約)するかはまた別。現に我が父は、一年目は使用することなく(どことも契約せず)でした。足腰が弱ってきたなと思う高齢者は、毎年判定をお願いしたら、少しずつ度数は上がっていくのが常でしょう(昨今は判定も厳しくなっているようですが、家族も必要度をうまくアピールしていくこと)。
たとえ、介護サービスの必要がないとわかっても(めでたいこと)、要介護には該当しない「要支援度」があるかの判定はしてくれるので、『寝たきりにならない体操の会』のような紹介もいろいろとしてくれるはずです。ご本人の気持ち次第ですねー。
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“感じ良い暮らし”のための8つのコツ (Muji講座まとめ)  [整理整頓をめざして]

☆「自分の部屋」をより快適にするために何に気をつけて整理をしていけばよい? そのコツとは?☆
Mujiのインテリア・アドバイザー男女各1名が、スライドを流しながら説明する形で行われました。たった一時間とはいえ、よくできていたと思います!
無印良品の主旨でもある『Compact Life』の通り、「コンパクト」な講座でした。
一貫して、ある女性モニターさんの部屋の片づけ(Mujiスタッフと共に3日間かかって改造~)を追っていたのですが、まずは下記の②の作業で、300ある服が→100になったそうです。

《持ち方を考える》
現状を把握する:一番客観的に見るために「写真を撮ってみる」。うーん、想像するだけで私は苦しい。
選別する:「わくわく」するものだけ残す。これって、ほとんどコンマリさんと同じですネ(導入部でしっかりとこの方&図書の紹介はあったのでMujiとしても評価しています、ということなのでしょう)。
『全部出す』ことがまず大事。洋服しかり。引き出しなら、すべて出して広げる。「忘れていたもの」が出てくることも多し。これ、経験あります。持ち腐れ、にも気づかされます。

《収納のかたちを考える》
家具系の配置は、壁一面がおすすめ:凸凹をなくす。人の動きに無駄がなくなる。
…そうでなければ、家具を使って「間仕切り」とするか、すき間の部分に家具をはめ込む形にして広いスペースをつくっていく。
『空間のノイズ』を消す、ことが大切。
サイズ、かたち、用途が変えられる収納を選ぶ:これはまさにMujiのインテリア収納たちを使って~の世界ではありますが、住まいの変化、使い手の変化に伴って「対応できる」のは、その後もたしかに楽しいかもしれませんね。どーんと大きい家具は、いつまでもそれに左右されてしまいます。
私は、災害にも安心な「低めのインテリア」に憧れます。思いきって大きな家具が処分できた時はそうしたい希望。
色、素材、かたちの見た目を「揃える」:例えば、白で揃えたなら、背景に馴染んでモノが少なく見える効果が。隠したいモノは目立たなくし、見せたいものは際立つように。
ここでも、余計な『ノイズ』を消すことを強調。

《しまい方を考える》
使う場所や目的別にまとめる:ハンガーと洗濯バサミは同じケースに入れて保管→「時間短縮」に。忘れ物がなくなる。(インテリア関係ではありませんが、私が愛用している「バッグインバッグ」も意味的には同じかと。)
使うことを考えて『収める』:使用頻度を考慮して配置すると出しやすくしまいやすくなる。当たり前のことなのですが忘れがち。簡単なことなのに、そういう小さなことでイライラを増やしていたかも。
「くつ箱」なら、よく使うものは自分の目線のちょうどよい高さに、頻繁にとり出すものを。中程度のは下に。時々しか使わないレインシューズは上に(これは既にそうしていました)。
これは「冷蔵庫」でも同じですね。早めに使いたい食材は目につくところに、めったに登場しない調味料系は上に。
…最初の設定は少々手間がかかるかもしれませんが、その後のストレスは確実に軽減されそう。
たんすや本棚にも応用できますね。私も、あまり使わないものは「上にあげちゃおう」、そして私にとってのよく目のいくゾーンは有効に使わないと…とあらためて。

《暮らしの彩りを考える》
ここからが本領発揮。「彩り」を加えます。自分の「好き」を整理する。いかに「自分らしく」するか(このへんは、Mujiさんがミニマリストのようにモノを少なくするだけに注視していない点かと)。
『趣味・好きな色・店・国・アーティスト・映画etc…』を入れて「キーワード検索」をすると、自分の好きな世界が可視化できるそうです。例えば「カリフォルニア インテリア」。そうすると、ヒントとなる何かが得られ、きっかけがひき出せそうです。今どき、な方法ですね。おもしろい。

例にしていたモニターさんは、特に何が好きってわけでもない…だったそうですが、これをやってみて、何を部屋のポイントにしたいかが浮かんできたそうです。
→最後には、片づいた、その人の個性感じられる部屋が(もちろん「Muji製品」いろいろで~)できあがっていました!
『自分の好きな要素を取り入れることで、自分にとって感じ良い空間にすることができます』

…講座後、参考になるMujiのインテリア冊子いろいろも希望者はいただきました。参加者の中で、この日の収穫を反映させられる人はどれくらいいるのだろう…と思いながらも~(あやしい一番はもちろん自分→でも心がけたい)。
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