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訪問看護は断りました [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

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【今年もムスカリの大群】

80代半ばの父、介護保険利用者です。移住前は長い歩行が難しいための「車イス」貸出が主な目的でした(現在はマイカーが移動手段に加わったため車イスは借りていません)。
新しい生活では、叔母宅の風呂場はシャワー室のリフォームにとどまっており(温泉が近所にあるため~)、母の介助で父を家で入浴…の形が叶わないこと、また総合的に母の負担軽減もあり、デイサービスを利用してきました。
当初は本人の「行きたくない」が心配な場面もありましたが、うまくのせ(笑)、休むことなくアットホームなA事業所に先月まで大変お世話になりました☆(週2から、今年に入って週3に)。

お泊まり(父は夜間のトイレのたびに母の同行要)=すなわちショートステイを今年になって初めてA事業所で1泊利用しました。普段のデイサービスで慣れており安心&おかげさまで母は久しぶりに熟睡できました。デイサービス同様、スタッフもよくしてくださいました。

…私には介護保険利用に詳しい友(ウォーキングを共にする幼なじみ)がおり、泊まりに来てくれたことで母も交え、深い助言を日々もらっています《現在、彼女は両親が特養に入所しており、同居の義母の介護問題も抱えている》。
長く続くだろう介護生活、あらかじめ知っているのとそうでないのとは大違いの知恵がたくさん~(目からウロコ)。間に入ってくれる担当ケアマネジャーさん、頼りにしていてよくしてくださっているのだけれど、制度の細かい紹介に至ってないと思われ…(一般人の何気ないけど一番知りたいギモン点について、仲介者&専門家だからこそ説明不足な点?が・中立でいる難しい立場もあるのでしょうね)。

デイサービス事業所の規模等により、実際は相違があります。それまで私はあまり意識していなかったのですが、例えばA事業所は、ショートステイの連泊ごとに×2となる&月のうち利用できる日が限られる。B事業所だと×2とはならず、倍の利用料は発生しない&月のどの日でも空いていれば受け入れが可能など。

そばで一番介護する連れ合いの母の負担をより軽くすること(数日のショートステイを気軽に使える環境)、また今後の歩行がかなり危ぶまれる父にはA事業所での入浴環境では難しくなると想像できること(B事業所では車イスの形での入浴設備等もある)を鑑み、新年度4月よりB事業所でデイサービスもショートステイもお世話になることに。
《規模が大きくなり、申し込めば理髪サービスを受けられたり、送迎は車イス乗降つきの小型バスとなり、よりスムーズになりました・立地的にも自宅寄りとなり、特養が併設されています←友によるとこれは大事なことらしい(順番が回ってくることは限りなく難しいですが)。》

さて、ようやく本題の「訪問介護」です。かかりつけ医のアドバイスもあり、週1で某事業所の看護師さんに2月より訪問していただいていました(1時間ほど)。血圧測定や日頃の家族の相談にものってくれます。
3月からは隔週に変更してもらいました。本来なら毎週がおすすめですが!…でしたが。
そして月に1度の訪問で構いません~と連絡すると、それは受けられないと言われました。
しばらく考え、家族に相談の上、契約を解除することに決め、担当のケアマネジャーさんから断りを入れてもらいました。
結果的に、こちらが望んだ処置をしていただける気配が一向になかったこと、複数の看護師さんが来てくださいましたが、いずれも聴診器をあて「調子はいいですねー」との確認に終わった感が正直ありました。

また、契約時に説明がもちろんあったわけですが、思った以上に費用はかかります(自宅訪問ですし、ね)。それはいいとして、父は難病医療券が発行されており、一定以上は公費扱いで自己負担はわずかだったりするのですが『公費を使ってまで月に2回以上来ていただくほどの意味はない』、このままなーなーで流してはいけない、と判断しました。
強い言い方をするようですが、医療券のこともあり、あちら側としてはよい患者(お金をとれる)だったのだと思います。
看護師ONLYでは医療行為は一切出来ないことを実感・医師の指示(許可)があって初めて動けるのです・このような利用においては、あくまで家族への「安心の手前までの担当者」感を脱せないのが厳しいですが現実とみました★】

父は手はかかりますが、今はまだ車に乗せれば、お医者に連れていくこともできます
それが難しくなってからでの「訪問看護」でよいのだ、と思いました(今はもうこりごり・むしろ「訪問介護」の枠の利用が先かもしれませんネ)。
デイサービスにも常駐の看護師は必ずいますので、入浴時などに気づいたケア(医師に診てもらってください等)はおしえてくれます。それで十分なことも多いのです。》

長くなりました。みなさんは『担当医から指示のあった処置を忠実に行ってくれる』訪問看護事業者と契約してください。我が家の苦い経験が、どちらかで役立ちますように。