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この世界の片隅に [Movie]

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

  • 作者: こうの 史代
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2008/01/12
  • メディア: コミック

ずっと映画の公開は気になっていました。ただ、紙上の講評をちらとみると完全なる誉めではなかったので、とにかく私は真の原作を読んだ上で映画館に行こうと決めていました(コミックなので3冊でも安価でしたし~:笑)。
暮れに読みました。戦時中にお嫁にいったごく普通の広島出身の女の子の生活が描かれています。根底は暗くないです。「すず」はのんびりした子ですし。今の女の子と同じ感覚も持っています(あらためて思うと、周囲の人たちの描写もすず以上に丁寧と言えるかもしれません)。もちろん起きるいくつもの出来事は、現在では想像できない深いものです。どこで涙を誘われるかは、同じように原作を読んだ人と是非語り合いたいです。
…これを踏まえて、ちょうどレディースデーでもあったので元旦に足を運びました。ストーリーにほぼ忠実なアニメとなっています。ただ、原作ではもっと膨らみがあります。はしょった部分も多い。原作を読めば、映画を観る必要はないのでは(苦笑)~ですが、登場人物が実際に動いているのはやはり立体的で新鮮でした。

こうの史代さんは、1968年広島生まれの漫画家。「夕凪の街 桜の国」で各賞を受賞。こちらも秀作です。
…ということで、コミック全3巻、読みたい方はお貸しするのでお気軽にご連絡を~☆
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はかせのはなし by水道橋博士 [よんでみました]

はかせのはなし

はかせのはなし

  • 作者: 水道橋博士
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2016/11/17
  • メディア: 単行本

1962年生まれ。ビートたけしに憧れ上京(←先日『ファミリーヒストリー』を観たばかりでタイムリーでした)。大学はわずか4日で中退。…私は「大学中退」者に、つい一目置いてしまいます。何かを掴んだから、もう大学とはおさらばしたのなら、大きな一歩。尊敬しています(たけしさんもそうだし、タモリさんも・最近知った堺雅人さんも勝手ながら見直しました)。
なんか記憶あるなーと思ったら『広報東京都』に連載していたコラムに大幅加筆し、まとめたものでした(2009~2014年)。「君、文章うまいね~」と当時の石原知事の強力押しではじまり、舛添知事に交代の際、終わりました。
ジャンル的には伊集院光さんと並ぶ博学に思います。学歴関係なしの実力。かっこいいなぁ。

東京都、という以上、おつきあいで「東京マラソン」にも初回から数回挑戦。
【~それほどマラソンを完走することは、本を一冊書けるほど自己言及的であり、ゴールでは日常を超えた劇的な絶頂感がむかえられる稀有な体験です。】
東京マラソンがスゴイのは「7時間の制限時間を許容する」ことなのだそうです。世界中あるマラソンのなかでも極めて例外的で莫大な手続きや人手のかかる難事業。だからこそ、95%の人が完走できる。
【特に30キロ地点以降は「歩き隊」が激増します。~足を引きずり、地をはうような奇妙な動きで移動する、あれほど大規模な群衆は、ゾンビ映画か市民マラソンの後方集団でしかお目にかかれないでしょう。~その様は滑稽にして、その一方で神々しくも映ったのです。】

七代目立川談志について。
【享年75歳、死因は「ふとした病」、戒名は「うんこくさい」(立川雲黒斎家元勝手居士)、遺骨は「海に撒いてサメの餌」…と落語家らしい見事な“下げ”人生の幕の引き方でありました。】
潔いな。

【大人になって運動をはじめようとしても上手くいかない。そんな考えをお持ちの深代千之・東大大学院教授は東大の入試科目に体育科目を加えれば、大学受験に至る、高・中・小・幼稚園までのすべての教育が運動に目を向ける文武両道社会になるとの構想をお持ちの方です。】

浅草キッドの元マネージャーによる版画の挿絵がまたよい。
ここでは省きましたが、お子さん3人の誕生によって、自然とご本人も育っている感じは、宮下さんのエッセイと重なりました。
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グレートトラバースが帰ってくる 来年ですが~ [田中陽希さん(プロアドベンチャーレーサー)]

陽希さんの、グレートトラバースが帰ってきます。
暮れから深夜で「グレートトラバース2」が再放送されていましたが、とうとう300名山の嬉しい予告が発表されました。2018年ですが。
【今年は、5月に南アフリカ、8月にアメリカでのアドベンチャーレースに出場します】とのことです。注目です。
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