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しろいろの街の、その骨の体温の [よんでみました]

しろいろの街の、その骨の体温の (朝日文庫)

しろいろの街の、その骨の体温の (朝日文庫)

  • 作者: 村田沙耶香
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2015/07/07
  • メディア: 文庫

1979年生まれ。先頃、「コンビニ人間」で芥川賞を、本作で第26回三島由紀夫賞を受賞。読み進めながら、これは私に合わないなーと感じつつ、最後まで読む。

解説の西加奈子さん(私は未読の若手作家)が書いているのがすべてかと。
【彼女の作品は、ときに過激だと言われるし、正直目をそむけたくなるような描写もある。だが結局夢中になって読んでしまうのは、作品に溢れている真摯さ、そして切実さのためだ。】
たしかに敬遠してしまう読者はいるだろうし、私も母世代にはとても薦めない。
『女の子が少女へと変化する時間を丹念に描く、静かな衝撃作』とあった。それだ。
激しいが、読後に訪れるこのさわやかさは一体なんなのだ(2016年のMy10位)。
伊吹くん、がいい。こんな男の子に出会いたいもの。

また機会あれば読んでみようか、この人は(とりいそぎ芥川作を近日中~)。
ちなみに、コンビニのバイト出勤日の方が筆が進むのだそうだ(『ご本、出しときますね?』より)。

《2016年に読んだ、あと7冊の記録がまだ…です・苦笑》
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