スクラップ・アンド・ビルド [我が家の介護いろいろ&認知症関連]
1985年生まれ。現在31歳かな。又吉さんと同時に今作で芥川賞を受賞。
ようやく回ってきたのですが、私にはそのよさはよくわかりませんでした。
書き出しからの文章はすごい。圧倒的な力を感じるのですが。
登場するのは、主人公の青年と、デイサービスに通う弱ってきた祖父がほとんど。+言葉使いが荒くてびっくりする母と。
【人間、骨折して身体を動かさなくなると、身体も頭もあっという間にダメになる。筋肉も内臓も脳も神経も、すべて連動しているんだよ。】
死を望む祖父にそうさせてあげたいと、わざと余計な介護にまわったりしますが(身体能力を衰えさせるために)、基本はよく面倒をみている孫と思います。
好きではなかったけれど、迫力があったのはデビュー作の方でしょう。また、又吉さん作の方が優れていたと思います。
いずれにせよ、また芥川賞はわからないと感じるのでした。
ちなみに「スクラップ・アンド・ビルド」(SCRAP & BUILD)は “非効率を廃棄・廃止して行政の効率化を行う” をさすようです。
(先日の、映像化したNHKドラマは録っていますので早めに復習してみます。)
そうはいっても、私はバラエティ番組に出演している羽田圭介(はだ・けいすけ)クンは好きで、結構見ています。正直でいいです。信条もおもしろい。ほうぼうで載っている短編は別として、長編にはもう手をつけないかもしれないけれど。
2017-01-07 20:00
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