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ほんたうに俺でよかつたのか [河野裕子(かわの・ゆうこ)さんと家族]

『ほんたうに俺でよかつたのか』は、先日NHK‐BS1で放送されたタイトルである(3月10日再放送予定)。

ようやく落ち着いて、春の光を感じるAyuを送り出した朝にゆっくり視聴することができた。
《このおふたりのことはマイカテゴリー内に詳しく☆》

妻の河野裕子さんが亡くなり、早いもので13回忌が来るそうだ。仏壇はない。自ら手を合わせることはまだしていない。認めたくないのだという。お骨もまだ、家にある。
だが、2018年にNHKディレクターと番組の取材で、若い頃のデートコースだった墓地を訪ねたことにより、そこを決めた。2人が尊敬する歌人が眠っていた場所だそう。
何よりである

主題はもちろん別のところにあるのだろう。けれど率直に私は、妻に先立たれた夫がこうして自分の食事を作り、ひとりでつつましくちゃんと暮らしている姿に、一番河野さんが安心していることを思った。

まずは東海道を、ゴール日本橋を目指し歩いている永田和宏さんが登場。ああ、こういう歩きが私もまたしたくなった。
息子の淳さん娘の紅さんも。息子さんはお父さまとお母さまによく似ており、娘さんは河野さんの面影そのまま。(永田さんは細胞学者だが)血とはすごいな、河野さんのことを今もより近くに感じているだろう。

妻の若い頃の日記と真正面に向き合うのはなかなか~と思うが、そこは創作者としての性なのか。もっと妻を知りたいのか、核心は自分が夫でよかったのかの確認か。
とにもかくにも、河野さんが強く魅力的な女性だったことは想像できる。

連載は終わったそうだから、いずれまとまることでしょう。早く読みたい
そして、私はおふたりの場所である京都にまた行きたい。今度は「哲学の道」あたりを長く、ただずっと歩いてみたい。
ちょうど4年前の今頃に訪ねたのだった・「桃の節句」は三十三間堂が「春桃会」で無料拝観♪》