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50代で決める! 最強の「お金」戦略 [よんでみました]

50代で決める! 最強の「お金」戦略 (NHK出版新書 660)

50代で決める! 最強の「お金」戦略 (NHK出版新書 660)

  • 作者: 荻原 博子
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2021/08/10
  • メディア: 新書

最近はこんなのばかり手にとってますね。マイブーム、ありますよねー(また荻原さん)。

【人生100年時代において、50歳は折り返し地点にすぎない。】
↑ これはこれで励み。まだ半分?!
【若い頃のように、他人と比べたり、競ったりしない。そんなことに貴重なエネルギーを無駄にしないで、目の前の自分の人生にだけ目を向けるのです。】
人生は一度だけ。誰にでも平等に死は訪れます。私は、人生の勝者は、富や権力を手に入れた人ではなく、死ぬときに「いい人生だった」と満足できる人だと思っています。】

【ひと昔前の会社の規則では、「副業禁止」が多かったのですが、これからは~極端に減っていくことでしょう。】
【2040年には、~65歳以上の一人暮らしが約4人に一人になるといわれています。そうなったときのために考えておかなくてはならないことは、3つあります。
①老後資金は足りるのか ②電話やネットでコミュニケーションをとれる人はいるか ③人生の最後をどこで過ごすか】
②は上野千鶴子さんも毎度口を酸っぱくして言われてますね。

【(略)~だったら、そんな会社はこちらからクビにしてもいいのです。会社に残るとしても、自分のために働きましょう。】
【~60代になって新しいことに挑戦したくなったとき、「肉体的にも精神的にも活力がある50代のうちにやればよかった」と後悔するかもしれません。】
【大切なのは、いまから「年金だけで暮らせる家計」にシェイプアップしておくこと。】
哀しくならない程度の(笑)節約生活に慣れておく、は既に私も入っていますね~。

ところで。。。
よく聞く何歳から年金を受けとるか問題。「もらわなくても生活できるならまだもらわない・もらわないと足りないならもらう」というスッキリした回答が、以後私の中にはあります(まだちょっと先の事項ですが!)。
それでもひっかかる点がふわっとあったのですが、先日ネット上で下記を知り、ますます前述通りでよいのだ~と思いました。
ここです。

年金を一度も受け取らずに本人が亡くなった場合、『65歳から亡くなった月までの年金については「未支給年金」として相続人(遺族)が一括して受け取ることが可能。』
相続人(遺族)が受給できる亡くなった人の「未支給年金」の金額には、繰り下げ増額は反映されず「亡くなった本人の65歳時点での年金受給額 × 亡くなるまでの経過期間分」です。』

受給時期を遅らせた結果、まったく本人が受け取ることなく天に召されても、65歳時点の支給額~が遺族に入るのです。ならば迷うことなし。生活が成り立っているのなら受給は最大に遅らせてよいのでは?(満額で受け取る)。
私が無知だったのでしょうか、まったくこのしくみは知りませんでした。
…その中間地点あたりの年齢で~受給を開始する、という人が実際には多いのかもしれませんね。

【介護で会社を辞めるのはなるべく避けたいもの。親の介護はいずれ終わりますが、その後で再就職しようと思っても、もとの会社に戻るのは難しく、たとえ戻れたとしても、同じような待遇で働くことは困難でしょう。】
これも上野さん、同じように言っています。そして、親の介護で離職した息子や娘の悲惨な例をよく聞くけれど、正規の勤めなら絶対辞めないはずだと指摘しています。待遇が非正規で、むしろそれ(介護)を理由に仕事を辞めている、と。
これは重要な事実と思います。

私で考えると…
今も東京で暮らしていたら、親が老いてきても家賃を支払っていく術として、慣れた仕事は辞めなかったでしょう(辞められなかった)。どうにか継続していたハズです。
『介護保険の専門家に相談していけば、働き続けたまま親の介護をしていけるはず』と、上野さん。
外部の力、制度はどんどん使っていきましょう。
《…ヨボヨボの母は、娘の私が仕事なり遊びなりで留守にするのはとても心細いと言い、その望みにも添ってきままなバイト暮らしをしておりますが、確固たる収入が必要ならばそんなことはいっていられないわけです。》

余談。
精神的肉体的時間的余裕は心身の健康維持にはもっとも大事で、現在の私ができるだけ尊重したいモノ。人間としてのバランスとり、ですかね。
約5年前の移住は、都心のビル群と人混みから卒業したい私のライフスタイルの希望と折り合ったものでした。フルパートの仕事もやりきった感あり&視力の温存(以後は自分のためにとっておきたかった)。
本当の意味ですべてが安定してきた(?!・笑)この頃。

長時間の外出や旅での自由な外泊は、同居の親の高齢化で(最近は娘のケアにも何かととられているのが現状・個々の差はあれど三十路あたりからの老化の進行は顕著と言われるのがダウン症候群です)難しい日々ですが、私の心の安定はご想像通り以前よりありがたくとれています。
…育児から卒業した同年たちは《いや、私の周囲は男女ともに独身や子を持たない友が圧倒的に多いケドね!》夫や家族の理解を得て、もうまもなくの自身の定年を前に羽ばたけるFREE時間を得てきており(同居でなくとも双方の親の高齢問題にはもちろんみなぶち当たっています)、それでもそれぞれの悩みはもちろんあり、またお互いないものねだりで友の立場をうらやましく思う日もあります。。。