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「ちづる」講演会&上映会

妹さんの日常を大学卒業制作の映画にしたお兄さまのお話&上映会に出かけてきました。

地域の障害者関連企画だったので、会場に着くなり、Ayu作業所グループを統率している方や、Ayuが毎日一番お世話になっている主任もみえていました・笑。

…すぐに講演ご本人はわかりました!(お母さまの著者にお写真がありましたし)。
そして、そのお話は期待以上にすてきなものでした。1時間以上、目を落とすことなく(一切原稿は持たず)、ご家族のことからご自分の今までを自然に語られました。普通の家族の、普通のきょうだい、でも、気負わずに、人柄の出たお話ができる…うらやましいばかりでした。
ご自身、妹さんのことやそれに付随する今までのさまざまな気持ち、亡くしたお父さまのこと等、フィルムを撮る作業である程度消化され、ワンステップ、いやそれ以上に大きくなられたということでもあるのでしょう。
質疑にも、時にはユーモアを交え、真摯に答えてくれました。

午前中のお話に比べると、午後の上映内容はいまひとつの感じが私はしましたが、そこはお母さまのご本が補う形かな(まずは映画あり、で、息子さんの担当教授からお母さまに出版のすすめがあった)。

卒業後は、福祉施設で勤務されています。「ちづる」は、一般の小学生・中学生にたくさん観てもらいたい意向だそうです。
このような講演や上映会が時おり舞い込むのでしょうが、私は、ご家族それぞれのペースのまま、静かに過ごされて欲しいなと思います。
そして、お仕事を通じて、ご本人しか気づけないいろいろを、今の青春をまずは謳歌しながら!、外に発信していってもらいたいです(既に、在宅の良い点・悪い点、入所・通所の良し悪しを感じているようでした)。
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