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大江健三郎さん

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【当時求めた、光さん作曲のアルバム2枚・AyuがよくCDデッキでかけています♪】

だいぶ遅くなってしまいました。
大江健三郎さんが亡くなり(3月3日没・享年88歳)、ひと月以上が経ちました。
少なくとも2冊は読んだと思います(読みやすいものをネ)。たしか読んだはず(笑)の『新しい人よ眼ざめよ』(単行本)を、My机の正面に出してきました。できるだけ早いうちに再読のつもりでおります…。

新しい人よ眼ざめよ

新しい人よ眼ざめよ

  • 作者: 大江 健三郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1983/06/09
  • メディア: ハードカバー

私にとっては、長男・光(ひかり)さんの誕生による、大江さんの思考や創作の移り変わりにどうしても興味がいきます。それは、津島佑子さんがお兄さまの存在に影響を受けて生きてきた人生とも私には重なります。

大江さんは東京大学在学中の1958年、当時最年少の23歳で芥川賞を受賞。順風満帆なスタートでしたが、1963年に生まれた第一子の光さんには知的障害がありました。その時の正直な心情と行動は、書物に書かれている通り(略)。私にはその気持ちがよくわかります。
その後、幼い光さんが「クイナです」と発した時の感激は大きかったことでしょう。

1994年、ノーベル文学賞を受賞。しかし、文化勲章は辞退しました。「国家と結びついた章だから」と《参照》。
また思い出すのは津島さんです。娘の香以さん(作家・石原燃さん)に「国家公務員になるのなら、国が間違った方向に進んでいると思ったとき~(続きはこちらで)」と忠告しました。
お二人とも主張は公にし、積極的に運動もされました。

光さんはピアノと戯れながら、今もご自宅から通所されているのでしょうか。平日はグループホームで過ごされている?
お父さまが亡くなったことは、どう感じとられているのかな。
曲ができているかもしれませんね。