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火花 [よんでみました]

火花

火花

  • 作者: 又吉 直樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/03/11
  • メディア: 単行本

又吉さんは、何冊か触れていたので目を通しておこうと。現在、私の住むところでは十数冊に対して「700人以上待ち」になっています…。
この方は、バラエティをみる限りでは、本当に芸人さん?と疑ってしまうのですが、以前の著者に、父親の誕生日のプレゼントとして漫才をつくってきょうだいで披露したエピソードがありまして、いいなぁ、サイコーな贈り物よねと。
読み始めから、状況はよく浮かびました。これは今後読み進めていきたいと思う、大きなポイントです! 
もしかすると、こんな感じで綴れる人はたくさんいるかもしれない、しかし「漫才」の掛け合いともいえる数多くのシーンは、このような職業だからこそ書けたのでは。又吉さんでしか表現できない作品といえるのでしょう。
(『自分が飼っているセキセイインコに言われたら嫌な言葉はなんや?』等。→「ちょっとずつでも年金払っときや」「あのデッドスペースはもうあのままやねんや」「昨日から眼を合わせてくれへんけど食べようと思ってる?」など。)

【神谷さんの言葉とは矛盾するかもしれないが、流行の言葉を簡単に使いこなす器用な人間を僕は恐れていた。】
わかる。し、これはこの人そのものの言葉に聞こえる。
“蠅川柳” のシーンもおもしろかった。
…おしまいはこれでよかったのかな。何かをもっと期待していたのですが。
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貴ノ浪関

朝刊を見てびっくりしました。話術に長けていたので(おもしろい・絶対才能があった☆)、親方として残らずにタレントでやっていけると思っていましたし、相撲解説での登場を私はいつも待っていました。最近出てこないなーと(いつもいつも舞の海と北の富士親方…)。その本当の素晴らしさをみなに披露することなく去ってしまった。とても残念です。
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