飛ぶ教室〈光文社古典新訳文庫〉 [よんでみました]
光文社古典新訳文庫で読んでみました。ずーっと昔、読んだ気もしていたのですが、こういう話だったのか、でした。
大人になってから、子ども時代の目線におりて語るって、とても難しいこと。児童文学者を心から尊敬します。
少年たちが、素敵な、理解ある大人たちに見守られて成長していく学園での話。
【春になれば花が咲く。お金なんかちょっとでいい。この数年間ほどたっぷり、ものを考えたり、本を読んだことはない。】
【できることなら消えてほしくないこの時に、お願いしておく。若いときのことを忘れるな、と。きみたちはまだ子どもだから、お節介に思えるだろう。だがお節介じゃないんだよ。信じてほしい。私たちは年齢を重ねたが、若いままだ。】
2014-06-27 20:00
nice!(1)