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奇跡の人 智ちゃんの光り [よんでみました]

奇跡の人 智ちゃんの光り

奇跡の人 智ちゃんの光り

  • 作者: 鈴木 秀子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 単行本

先日、この本の存在を知ったので。著者は、船上セミナーにてダウン症の智ちゃん(1966年生)と同席した方。
年齢は私世代だが、Ayuと同じ病院で誕生していた。縁を感じる。

【(出産後、)玄関に入ると、舅、姑、まだ嫁いでいない二人の小姑、八人の使用人がいっせいに玄関に所狭しと並んで迎えていました。】
植草智子さん、「あけぼの」の社長の次女として生まれる。この一文で裕福な家庭ということがわかる。

【「あけぼの」ロゴ、植草夫妻の知らないうちに、智ちゃんが部屋に入り、お父さんの書いた字を真似して無心に書いた文字。】
なんだそうです、特別に書道の心得もなさそう。そして、計画性もなく。それがロゴとして採用された。

【智ちゃんがかんしゃくを起こす…地団駄踏みながら、大声で叫び出し、テーブルを握りこぶしでどんどん叩いたりする。不意にかんしゃく玉を破裂させる。それはもうすごいエネルギーなんです。大嵐ですよ。】
やっぱり、あるんだ。青年期以降のこの表現。
ここ最近はないが、Ayuもテーブルを叩く、はある。
同じく、ほとんど理由がわからないことが大半とあった。

智子さんは4人きょうだい。その中で、お互いよい影響を受けながら育った。
智ちゃんの誕生は、障害者を雇用するお菓子製造作業所をも生み出した。

これは2002年刊行。巻末に、智ちゃん母のガン闘病に触れているが、web調べによるとその翌年亡くなったよう。そして、生まれつき心臓の弱かった智ちゃんも08年にお母さまの元に旅立ったそう。。。
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