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課長島耕作 全8巻 [よんでみました]

課長島耕作 (1)  新装版

課長島耕作 (1)  新装版

  • 作者: 弘兼 憲史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/10/10
  • メディア: 文庫

今さら…ではある。元旦のNHK-FMで弘兼さんを味わっているので、機会を得て代表作に触れたいと思っていた。

あの当時のバブル期の味わいを持っている島耕作(1983~92年発表)。ご存知の通り、エロも多い(笑)。まぎれもなくカレは女性にモテる。否めない。それも、相手側が迷いなく積極的である。男もついていきたいかっこいい男、である《女性を独占しようとか束縛しようなどとしないところがまた好かれる理由か》。
家庭的には、仕事を第一としたためか妻と別れる。幼い娘とは時々会い、その娘はすべてを父親には告げない大人の術もとうに身につけている。ビジネス、恋愛だけでなく、悲哀も描いているから読者がずっとついていっているのでしょう《まだ連載が続いているとは思っていなかった:「社長」どころか今は「相談役」だそう》。

フィリピンにて、従業員との交渉で。
【対立の思想からは不信感しか生まれません。…極論すれば会社が赤字になれば、労働者側も給与を自ら引き下げることだってあっていいと思います。お互い信頼を得るためには労働者の側もそれぐらいのことをしていいんじゃないでしょうか。】

「課長」→「部長」以後も気になりますが、とりあえずここまで。
最終的にどんな理想の上司となっていくのか、余裕ができたらまた~。