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50代からしたくなるコト、なくていいモノ [整理整頓をめざして]

50代からしたくなるコト、なくていいモノ (単行本)

50代からしたくなるコト、なくていいモノ (単行本)

  • 作者: 岸本 葉子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2017/12/06
  • メディア: 単行本

岸本葉子さん。
ほうぼうに載せたエッセイをまとめており、重複している文章も多かったが楽しく読んだ。きどっていない文だけれど、びしっとした姿勢が垣間みれるところが魅力。

自宅リフォームのため、やむを得なかった仮住まいの引っ越しで片付けが進んだ。
【「袖を通していないもの」-まめな見直しで着ていない服を整理。】
【年をとるにつれ、(新聞を)束ねる作業はよりつらくなるだろう。けれど行けるところまで紙で行く。】←私も行けるところまでスマホにせず、最低限の役割をしてくれる『ケイタイ』で行きたいな(著者は既にスマホですが)。
仮住まい中は新聞購読せず。リフォーム後の自宅に戻り、いろいろな記事を見渡せる…はやはり必要と思ったそうだ。
ただ、著者はネットからの買い物が多すぎるのでは。そりゃ、重い日用品では確かに楽でしょう。お仕事柄、届けてもらう方が便利ではあるかもしれない(一番会うのは「配達員」だと)。衣類も、メーカーの品質がわかっているから利用するのでしょうが、どの通販サイトで最終的にポチッと買い物を済ませたのかわからなくなるようでは完全に「使われている」気が~。

【小袋に記された字が細かすぎて。裸眼ではっきりわかるように「洗顔料」と大書きして欲しい。】
試供品のシャンプー類をいざ使うとなって、自分は裸の時だから老眼は手元に、ない。
わかる。もう、老眼用メガネは、お財布より今の私には必須。読書にも、最近は比較的字の大きな新聞でも絶対いる。

悩んだ末、今後人生はどうなるかわからないが…と、30代で自宅を買った著者。現ひとり住まい。その選択に間違いはなかったという。
その1つに『持ち家だと思うときれいにする』を挙げている。そんなものかもしれない。いや、これはとっても重要な心理。馬鹿にならない効果だ、きっと。
元々、掃除は苦手という。
【掃除が嫌でなくなるためにだいじなのは、モノが少ないことである。拭いたり掃いたりの妨げになるものが少ない方が、億劫でなくなる。】
【キッチン・風呂・トイレという掃除がやっかいとされる三大水回りも、溜めないうちの掃除なら、洗剤要らず、力要らずで済む。】
私より数年先を生きている(大きな病気も経験、親の介護体験もある)岸本さんの著書は、今後もよい道標となってくれるだろう。ご本人、「60、70代になっても元気でエッセイなど書いていきたい」とありましたし♪ 勝手に頼りにしています!
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