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きれいなシワの作り方&くよくよマネジメント [よんでみました]

きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

  • 作者: 村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2015/09/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

芥川賞受賞作(「コンビニ人間」)はまだまだ待ち状態なので、既刊のエッセイを借りてみました。
こちらへの記載にズレがありますが、実際には稲垣さんの本を読んだ直後だったので、軽めのエッセイ(『anan』連載だったから?)はどれもこれも響かない時期でした(ごめんなさい)。
【「どういう人がタイプなの?」「マルチ商法にハマっていない人」とか、タイプというより過去のトラウマ暴露大会になってしまった。
こういう風に、「~しない人」「~じゃない人」というパターンは良くない。】
たしかに。
【子供の頃は風邪をひくと家族が「プリン買ってきてあげようか?それとも果物がいい?」などと、優しくしてくれたが、大人になると、皆、「そのマスク、絶対にとらないでね。というか、うつしたら殺す」みたいなリアクションをされることも多い。
「あ、風邪だな…。この土日で治さなくては!」というとき、私はコンビニやスーパーに行って、自分を看病するための様々なものを買い込む。ヨーグルト、レトルトのおかゆ、ごほうびに~と高いアイスを買ってみたりもする。
高熱の合間に、「ありがとう、昨日の私~」とアイスを食べている光景は、身体より心を病んでいる感じだが、とにかく大人の風邪は治さないと過酷なことになるので、どんなアホみたいな一人芝居をしていても見逃して欲しいと思っている。】

くよくよマネジメント

くよくよマネジメント

  • 作者: 津村記久子
  • 出版社/メーカー: 清流出版
  • 発売日: 2016/05/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

走り読み。
これも、前者と同じ理由で、読んだ時期が悪かったか?? 以前の津村さんのエッセイはうなづけたのだけれど。文中で「悩み事が多かった頃」とあったので、それによるネガティブさがあらわれていたのかも。タイトル通り?の “くよくよさ” がみえて、私の中では稲垣さんが完全勝利してしまいました。
この本、作り的に「行間が空きすぎ」で、読みにくく思えました。装丁や活字の醸し出す雰囲気は大切(これもひっくるめて「本」と思う私、電子書籍には未だ手をつけていません)。

…図書館、予約待ちの本って、いつ借りられるようになるかわからないので、用意される時は重なります(ちなみに私は、地域の図書館システムで、限度の20冊いっぱいに予約をかけており、それとは別に「これから読みたい本」リストを作ることもでき、気がつくと50冊以上に←現貸出状況が反映される仕組み)。できれば私は一度に借りている冊数は「3冊」程度(できれば2冊)で止めたいのですが、そんなわけで6冊くらい集まってしまう時(涙)があります。
次の予約者も控えていますし、「断捨離」ではないですが、読み始めて「これは違うな~!」と感じたら、もう追わずに…気楽にパス(返却へ)、も今後はありだなと思いました。
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