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本日は、お日柄もよく [よんでみました]

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

  • 作者: 原田マハ
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2013/06/07
  • メディア: 文庫

この本を手にしたきっかけは2つ。
1つは、向田邦子さんの評論に原田マハさんと邦子さんの妹・和子さんとの対談があり、和子さんが以前この『本日は、お日柄~』を読まれて絶賛したエピソードが気になっていたこと。
もう1つは、新年1月に『あさイチ』の出演を見て、著者の髪型に一目惚れし、3月、私はショートカットにした~があり。半年以上経ち、ようやく借りました。

りんごアルバイトの昼休みに車の中で読み始めたのですが、今の読了になってしまいました。
最初からなかなかおもしろかったのに、細切れ読書になり、作品には失礼な形に。一気読みをお勧めします。

スピーチライターという職業が登場するのですが、さすが小説家(原田マハさんだから?)、言葉の魔術師、お上手です。その文章たちには惹きつけられました。
コピーライターという仕事も出てきます。
【短いフレーズの中に森羅万象を表現する】
句作でコツを覚え、コピーライターの道に進んだというエピソード。

まずは「人の話を聞く」ことが大切。
【苦しいとき、人は変わることを望むものなのだ。進歩することを、新しく始めることを。】
オバマ氏の「Change」を踏まえて(初版:2010年8月)。

【「相談っていうより、決意表明だな」】
【安定した仕事で幸せになるのもいい。けれど、人を感動させ、幸せにする仕事に就けるのはもっといい。】
今の時代、終身雇用はもう古い、よね。転職はチャンス。逃さず新しい世界へ。そんな若者たちが描かれています。

小説ですので細かい内容には触れませんが(もう十分書いちゃったかな?)。
すがすがしいショートカット&トークに見とれてしまった原田さんの本にまた会いにいくかも。
WOWOWでドラマ化されていたのね・チャンスがあったら見てみたい!》