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美しいものを見に行くツアーひとり参加 [よんでみました]

美しいものを見に行くツアーひとり参加

美しいものを見に行くツアーひとり参加

  • 作者: 益田 ミリ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/09/21
  • メディア: 単行本

益田ミリさん。このタイトル、まさに旅の最中だった私には最適の読書でした。といってもこれは海外旅行記のみ、ですが。
旅行中、本を読むことはほとんど出来ない私ですが(行程を下調べしたりウォーキングノートに歩数の記録したりで手一杯)、このところ完全なる早寝早起き《10時までには就寝・4時前後には目が覚める・苦笑》なため、早朝にめくってハマり、帰りの新幹線でも(わずか1時間足らずの「こだま」でしたが)堪能しました。

北欧、クリスマス・マーケット、モンサンミッシェル、リオのカーニバル(さすがにツアーも高い!けど私も行きたくなった)、台湾へ。スーツケース中身(半面はカラにしておく!・地元のスナック菓子もそれで収まる)などの準備や、機内に持ち込むもの、お土産(現地の新聞で包んで差し上げる、がいいなぁと)についても。イラストレーターならではのセンスが活きています。

【美しいものを見ておきたい。40歳になったとき、なぜか急き立てられるような気持ちになりました。】
それです、私は今、そんな感じです。まずは自分が丈夫なうちに。そして両親がまあまあ元気で、Ayuと留守番してもらえる間に《但し海外渡航への母のお許しは今のところ出ていません・涙》。

【添乗員さん~海外添乗のほうが国内に比べたらずいぶん楽だと言っていた。国内旅行はツアー客がすぐにあっちこっちに行って困るけど、海外だと自分では帰れないことをわかっているから言うことを聞いてくれるんだとか。】
【~ドイツのフランクフルト空港までは約12時間。~座席は通路側でホッとする。トイレに行ったり、こまめに立ってストレッチしたりするには通路側の方がやっぱり便利である。「トイレのときは、遠慮なく声かけてくださいね」 搭乗後、真っ先に隣の席の若い女性に笑顔で一声。これから11時間も隣にいる人である。飛行機が落ちるようなことがあった場合には、並んで運命をともにする人でもある。取りあえず挨拶くらいはしておきたい。】
【旅ノートは小さめ。何年かして読み返すと、忘れていた感情がよみがえり、ポーンと旅先まで飛んでいける。】
イラストレーター&作家だものなぁ、いろいろメモするだろうな、一般の人々より。
バス移動では下を向いて書くと気分が悪くなるそうで(同感☆)、それはそれは走り書きのメモになるという。あとで効いてくる大事々な記録。
旅の写真記録、ああこれはおそらく私が毎回まとめているアルバムとまったく同じモノでは? 嬉しくなった。
【仕事机でふと旅の写真を見たくなる日も。旅先の空気を思い出しほっこり。】

機内食いろいろ」の写真もとても楽しい。「ビーフかチキンならいつもビーフ」とあったが私は「チキン」かもと思った。
【ホテルの写真は入った瞬間に撮るクセをつけてます(荷物を置く前がきれい)】
同じく。ひとり泊まった空間の写真をあとから見ると、鮮明な記憶がよみがえります。
【旅先で買った絵ハガキは、自分あてに出して、自分土産に(出発前にホテルのフロントで切手を買って)】
【ツアー旅行の短いお土産タイムはパッと決め手すばやくレジへ(これ3個買っとこ・誰へのお土産かわからんが・レジが混む前に行動~)】
同様、団体移動はすばやく動いて早く並んでトイレ~も重要。

ほんとうに大切な瞬間、は写真を撮らずにただ見る。これもまた重要なこと。
…5つの旅を通して一番美しかったのは?
【~列車の窓から眺めた真冬のフィヨルド。胸が締めつけられるような美しさだった。それを、ただ黙って眺めていた時間そのものが、輝く思い出としてわたしの中にしまわれている。】
【ツアー旅行のひとり参加は、思いのほか快適だった。一日の観光を終えて戻るホテルの部屋。日記を書いたり、絵はがきを書いたり、洗濯したり。】
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