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ピアノ風景 [Ayuピアノ]

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ガラス越しですが、レッスン中のAyuです。
今は、♪リパブリック讃歌etc…やっています。書いたり読んだりの楽譜の宿題は、ト音記号(右手)とヘ音記号(左手)。最近は、あまり本人、家での練習をしていません。声をかけても(涙)。気乗りした時だけやっています。嫌いではないのです。
月2回30分、大人であり他人でもある先生が、Ayuひとりに対し指導してくださる時間、というだけでも学業を離れたAyuには貴重で必要だと考えています。
このところ寒さが染みます。ピアノに行く道、Ayuに手袋したままの手の指を動かし、すぐに鍵盤叩けるようにと言っています(会社に着いた私も、そんな指運動からはじまっています~)。
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黒猫の遊歩あるいは美学講義 [よんでみました]

黒猫の遊歩あるいは美学講義

黒猫の遊歩あるいは美学講義

  • 作者: 森 晶麿
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/10/21
  • メディア: 単行本

第1回アガサ・クリスティー賞受賞作(2011年)。英国アガサ・クリスティー社の公認を受けた世界最初で唯一のミステリ賞、とある。
79年生まれ。ライターとして漫画脚本などを手掛ける。
入りにくかった。でも、賞をとっているのだから、きっと…と期待し、前へ進む。時々ページを戻ってどうだったっけ?と文章を探しつつ。そして、後半はすっかりハマッていた。「新しさ」を感じた。
“美学・芸術学を専門とする若き大学教授、通称「黒猫」が謎を解き明かしてゆく”-その付き人である同年24歳女性の目を通して語られる。
(ポーの作品を絡めながら、だそうだが、私は読んだことがなく、読む予定も今のところないので、ネタばれの問題もなかった。)
【~彼女が毎日香水をつけて釣りをすれば、柚木君が川の向こう側に住む忘れられない女性を思い出して川辺に行くたびに『紅(くれない)』の匂いを嗅ぐことになり、未練を断ち切ろうとしている自分に帰ることができる。『紅』は彼が悲恋を運命として受け入れるためのメタファーなんだよ。】
【~一方では自分の推理に間違っていることを望んでもいる。できれば真実は彼(黒猫)の口から聞きたい。】
【(謎を解いてもらった中年女性~)「(亡くなった)先生はそのあとにこう言いました。『互いを信じる強さがあれば、月を見ているだけでも愛は成立する。そういうものじゃないかね』と。】

スマート、という言葉がぴったりな「黒猫」と、相棒の彼女の関係性がなんとも、よい。
続編、読みたいな。
映像で見たい気もする。読者からのリクエスト、ないのでしょうか。深夜のTVドラマでもよいかも。
「黒猫」には長谷川博己、相棒は満島ひかり(うーん、もうちょっと背の高い女性か)、黒猫の姉は、りょうさん、でどうでしょう??
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