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ジベレリン処理、初体験 [信州で作物を育てる&自然や花]

アルバイトの作業は刻々と進んでいます。
房こきの手直し(3.5cmより長いものを調整)、巻つる(ひげ)を切る《とても単純な作業でスッキリもするので私はスキ☆》、房の先端が2股に割れているものを1つにする…など雨が降っても出来る工程を消化しつつ、晴れの日を狙っての『ジベ処理』を4日連続で行いました。

お手伝いが複数入る週末を除いては農家さんと2人で作業してきましたが、今週より7年前より関わってきているシルバー世代の先輩(先日までりんご農家さんで季節労働→それを終えると毎年ぶどう~というサイクルだそうです!とても紳士な方~)が平日に加わり、3人で真っ赤になりました。
…というのも、ブドウの種なし化&成長促進のためにすべての房に専用液をくぐらせます(ジベ済みの印として食紅を入れる)。こういう機械を使って。ひとり一台ずつ肩に下げ、電池により放射状に液が効率的に容器に広がります。
手はもちろん、衣類も赤く染まります(あとで洗濯でとれますが、車への乗り込み時など色移りに厳重注意★)。
KIMG0230.JPG
この写真では現実のひどさは伝わりません(笑・これは手洗いのあと:甲より手のひらがスゴイ)。なにせ本当に真っ赤な時はモノに触れられないので撮影も出来ません。帰り道にスーパーなんて寄れません。怪しまれます。
帰宅して、石鹸で洗って(シャワー&入浴)、やっときれいになります(それでも爪には残ります)。

ジベレリン処理をしたあと、4時間、ぶどうに雨が降らなければ成功です(約10日後に2回目もあり)。
実は3日目、天気予報がはずれ、のちに大雨に。苦労した作業がオジャンになりまして、4日間に渡りました…。
房の存在の見落としがあると、成長した商品にならないわけですから、最大の神経を使います。

→「シャインマスカット」が主流ですが、ほかの種類もあります。
第1回のジベ処理がすべて終わり、「巨峰」の摘粒(「つぶ抜き」とも言う)作業がいよいよ始まったところです。センスが問われます(ドキドキ)。また追々~。