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次回はもっと考えよう [一箱古本市いろいろ]

今回の、すべての箱が公開されています(「いちょう文庫」は〈特別養護老人ホーム谷中〉)。
いやはや、こうみると我が店はかなり地味でした。「ダンボールひと箱大」の範囲なら許されるので、次回はバスケットや木箱など新しい宇宙~をみつけたいな(単純にダンボール内の下にきれいな布を敷くのもありかも♪)。
それとPOPね。センスないのです、私。従妹がまた参戦してくれるのなら、委ねたいものです。
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ここからは、こぼれ話。
岩波少年文庫の昭和40年代刊行の箱入りをメインに並べたものの【上は出荷前(笑)の自宅台所にある乱れた本棚】、最初は見向きもされなかったのですが(笑)、午後過ぎに「バーネットを研究しているんです」という女性がみえまして、「秘密の花園 上・下」「小公女」を迷いなくお買い上げ。公式サイトの我が紹介文をみて足を運んでくださったそうです。残念ながら、岩波のバーネット作品はもう手持ちはないのですが、このシリーズ、まだ半分は家に在庫があるのでまたやります! とお伝えしました。ですので、岩波少年文庫は次回も決まり、です。
「秘密の花園」は人気で、他の方も「あー、売れてしまいましたか」と残念そうでした。このへんは固定客あるのねー。
また、「あしながおじさん」を見て、「この訳はもう古いんだ(今では差別用語?にあたる表現が多い)」というお話はおもしろかったです。そうよねー、原作は不動だけど、訳者は刻々と若い世代に代わる。このおじさまは本の購入はなく、「おつきあい」と言ってくださり、絵葉書を数枚買っていかれました。そういうわけで、売れる・売れないより、会話がいのちなのです。
あと、半藤一利さんや吉村昭関係の、ぶ厚い本がもらわれていったことは単純に感激でした(持ち帰りたくない)。

おまけ話。
共に働いてくれた従妹(5つ下)が「パディントンの読み聞かせが~」と言ったので、「誰に読んでもらったの?」と聞くと、なんと「私」だと。幼い頃、遊びにいくと「パディントンよんで~!」と毎回私にせがんだというのです。当人、記憶になし。ただ、あの福音館のシリーズはよく読んだという覚えだけ(「声に出してよく読んだ」が正確なのかも・残念ながら現物は手元に見当たらず)。
…話してみるものですね。懐かしの岩波少年文庫から、懐かしの記憶がもらえました。
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