禁色 [よんでみました]
昭和28年作。600ページ弱。三島由紀夫、5番目の長編小説。
あらすじより:【「仮面の告白」を戦後文壇の登場作であるとすれば、この「禁色」は質量共に戦後文学の世界の中で三島氏の作家的地位を不動のものにした作品であるということができるだろう。
男色を素材にして、心理小説の世界に、「ルネッサンス的ヘレニズムの理想」を造型化した異色長編。】
…美しい青年悠一の妻、のその後はどうなったのだろう?
それぞれの立ち位置がうまく、各々生きている。
TVだったか、フランス人が「文が短いので、原文を読みたくて日本語を学んだ」と語っていた。
それで興味を持って読んでみた次第。特に仏では人気の作家な(?)気がする。
時々、はまりたくなる三島作品。数はたくさんあるし、オレンジの新潮文庫、いつか制覇したいものです。
2013-12-26 20:30
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