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今年から読後感はこちらに…「手紙を書きたくなったら」 [よんでみました]

手紙を書きたくなったら

手紙を書きたくなったら

  • 作者: 木下 綾乃
  • 出版社/メーカー: WAVE出版
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

《今年から読後感はこちらに即座に書くことにしました・昨年中の未記入分もいずれこちらに残します。※【 】内は引用のしるしです。》

昨年末に走り読みした「手紙手帖」からのリンク的読書。
作者プロフィール:1976年生まれ。イラストレーター。小さい頃からの手紙好きが高じて、切手・文具・はんこコレクターになる。封筒や便箋にひと工夫を加えて、友人に手紙を出すことが好き。

あの「うさこちゃん」のブルーナ(私もこの著者同様「ミッフィー」より「うさこちゃん」と呼びたい)とコンタクトをとり、またたく間に会いに行っちゃう行動力はすごい。

【「会いたい」という思いがよく伝わるように、これ以上ないほどゆっくりと丁寧に文字を書き、バランスを見て、さらにイラストをちりばめる。プレゼントに古い日本の切手と、自作のイラスト小冊子を同封して、速達でオランダに送る。
10日がたち、待ちに待った返信。
ユトレヒトで会えることになる。柔らかい雰囲気の主人とはちがって、アトリエはすべてきちっとしている。とがった鉛筆や定規がまっすぐ机に置いてあるし、引き出しの中の原画や印刷物も整頓ずみ。
英語はろくに話せない。だけど、何の不自由さも感じなかった。
それはほんのはしくれだけど、同じ絵描きだからかもしれない。】

絵や音楽は、「世界言語」。うらやましい限り。

【描きたい! と思う素敵な雑誌があると、その気持ちを、そのまま手紙に綴り、イラストの見本と一緒に送る。すると返事が来る。来ない時もある。そのくりかえしで、少しずつ仕事を続けている。】
こうして食べていけるのなら、理想の仕事だな、と思う。

郵政公社へ出かけ、切手デザイナーと会って取材したエピソードが興味深い。
【なんと、「デザインは全て5人でやってます」(いわゆる絵本作家などの原画以外は)。
デザインチームの5人は、ひとりひとりがアートディレクターであり、デザイナーであり、イラストレーターであり、カメラマン。
制作だけでなく、企画段階の協議にも参加するし、時には色校正のためルーヴル美術館へ行くこともあるとか。絵が上手なだけではダメなんだ!
5人のうち唯一の女性デザイナー星山理佳さんは、ここ数年年賀状のデザインを担当(編みものの中の羊、温泉につかるお猿、NIPPONと叫ぶ鶏…これらはみなこの方の作品)。】
そういえばたしかにかわいくなっている。今年の亥、のデザインもですね、きっと。

この著者、いつか切手のイラストを描きたい、とも。
文具のデザイン依頼もあるようですね~。

切手の博物館(目白)、行きたいと無意識に思いつつ、行っていないところの1つ。
おすすめ文具店などと共に載っていました。
しかし、私の便箋専用引き出しも近頃開ける機会はほとんどありません。
この本を読んでちょっとしたためたくなりました。
《メールは即効性と共に、自分の出した文章が同時に保存できるところがメリットとして大きいと思います。うちに、今コピー機能はないので(FAXも処分してしまった)。…自分が以前出した手紙がのちにまた読まれ、ひとり歩きしそうな不安を、送信メールの保管は補ってくれると私はとらえています。夜綴った文章にも責任をもってくれるような…!》
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