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シャーロック・ホームズの回想 [シャーロック・ホームズ]

シャーロック・ホームズの回想 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

シャーロック・ホームズの回想 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

  • 作者: アーサー・コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/04/12
  • メディア: 文庫

光文社のホームズ2冊目。
原作は1893年刊。100年前のロンドンが舞台である。
短編を多数収録。「黄色い顔」「ライゲイトの大地主」「背中の曲がった男」がよかった。

【~こんな時刻にやってくるとは、よほど大事な仕事なんだろうとわきまえていたので、わたしは彼が口を開くのをじっと待った。(ワトスン)】
彼はこれができるから、ホームズの唯一の相棒なわけですよね。

ホームズはこういう最後を遂げたのだ… と知った「最後の事件」も収載。

ドイルの書いた小説だから、ホームズもワトスンもフィクションなのですが、それでも私の“イギリスに行ってみたい”という昔からの憧れは、この作品たちにも起因していると思われます。
行ったら、「ベーカー街」は探してしまうでしょう。≪←ロンドン有数の観光地らしい。≫
“くまのパディントン”シリーズも大好き。地下鉄の『パディントン駅』は実存ですから、いつか足を踏み入れたいです:夢。
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シャーロック・ホームズの冒険 [シャーロック・ホームズ]

シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

  • 作者: アーサー・コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 文庫

向田さんは小5で「吾輩は猫である」を夢中で読んだらしいが(スゴイ。私は未だに未読)、私が小学校の図書室でハマったのは、シャーロック・ホームズシリーズだった。並んでいたのはだいたい読みほしたものだから、今、大人向けの新訳を再読すると、さすがの私にも犯人の目星がついたり。それも、また楽しい。

光文社さん、「新訳シャーロック・ホームズ全集・全9巻」を刊行してくれた。順に制覇していこうと思う。
この1冊目でも、文庫でp550以上。
翻訳されるようになってすでに70年あまり経つと言う。
【古典名作であるシャーロック・ホームズ全集を21世紀の読者向けに、文庫訳し下ろしでお届けできることになり、訳者としてこれ以上の喜びはありません:日暮雅通氏。】
当時のイラストもそのままのような? ちょうど図書館には児童向けもあったのでめくってみたが、訳はそれほど子ども向けと大差ないと確認した。
つまり、少年版もたくさん出版されていることからも、“ホームズは殺人事件が少ない、そして、法律上は罪にならない(警察はおよびでない)題材がほとんど” なのでは、と思う。男女ドロドロもないだろう。

作者のドイル(1859~1930)は医師として開業するが成功せず、以前から手を染めていた小説の執筆に専念、となったそうだ。ホームズの唯一の相棒・ワトスンは医師、という設定だから、自分が投影されているのかな。

なんといっても、ホームズの、人物を一瞥しての推理がこの物語の第一の魅力。
【ホームズの捜査につきあって、彼が依頼された事件をあざやかな推理で解決するのをながめるのは、わたしにとって無上の喜びだった。その推理は直観のようにすばやいのだが、つねにたしかな論理にもとづいているからだ。(ワトスン)】

12編収録。「ボヘミアの醜聞」「赤毛連盟」「唇のねじれた男」「まだらの紐」など。どれもなつかしい。

この探偵ホームズに、女性を遠ざける傾向があったことは文学研究的にもあきらからしい
(架空の人物ですから、それはあくまで設定上ですが)。
そのことは、大人になった私が巻末解説より今回初めて知ったことだ・笑。
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