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オンナの奥義 [よんでみました]

オンナの奥義 無敵のオバサンになるための33の扉

オンナの奥義 無敵のオバサンになるための33の扉

  • 作者: 大石 静
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/01/29
  • メディア: 単行本

今では大量の予約待ち。早いうちにかけて正解。読めてよかった。
大石静さん&阿川佐和子さんの対談集(1951年&1953年生まれ・いやいや見た目年齢はずっと若い!パワーもらいたい☆)
脚本家・大石静さんについては、作品もそうだが、トーク番組の出演では驚かされるエピソードばかりだった。でもそれをさらりと迷いなくおっしゃるところが何とも魅力で、気になってしかたがないおひとり。
阿川さんは聞き手のプロ。土曜朝の番組も、出演者によってはチェックしている。

阿川さんの「はじめに」より。
【では、大石さんの仰天発言の数々を(私は普通です)、存分にお楽しみくださいませ。】
ほんとそう。阿川さんはごく普通だろう《大石さんの詳しい発言について気になる方は直接この本へどーぞ》。
先日の晩婚も話題になった。お父さまの阿川弘之さん、私には「きかんしゃやえもん」(岩波のこどもの本)《初版は昭和34年:48年15刷¥220、がMy本棚にあり》にかな。お父上からは、週刊誌での噂に一度だけつっこまれ、「おまえが幸せならそれでいい」と電話で済んだだけで、その後息を引き取るまで話は一切出ず。お相手と会うことはなかったそう。それも長年のお父さまの性格を見込んでのことだったのでしょう。
一緒に行動することが多いと、事務的用事でも、人に紹介するときも、籍を入れてしまった方が面倒でないがあった。そうなんだろうなーと思う。「情緒が安定している」ことはとても尊敬できるそうで、そのへんは頑固なお父さまで苦労した影響もあった?と推測。

阿川さん、「母はもの忘れがだいぶ進んでいますが~」とあり。この表現、よいなぁと思いました。「認知症」なんていわなくていい。自然に歳をとって~の感じで。

大石さんは、大病を超えたこともあり、旦那さんには「今日からうちのことは一切やらなくていい。やりたいことだけやりなさい。台所に立っている君には感動しない。やりたいことをやっている君の方が絶対素敵だ」と言われたそう。そう言ってくれる男性もいるのだ。『人』として認めている。嬉しいですよね。

《「今でしょ!」の林先生が、医師の奥さまに「より素晴らしい医者になって欲しいのが一番私が望むこと」のエピソードと重なった。これは、私がTVを通じて拾った有名人の発言の中で深く印象に残るひとつ。今思い出す別のひとつは、養老孟司さんの「私は人間のつくったものには興味がない」(だから「脳」や「昆虫」にいく)。》

【(大石)夫が死んで元気になるのは女性だけれど、男性はガクッと元気なくなるもの。(阿川)思うにあれは「妻を失って寂しい」というよりは…。(大石)不便なのよね。(阿川)そう。日常生活が成り立たなくなる。ご飯や洗濯や掃除、現実的な問題において非常に困るってことでしょう。】
シビア。これが現実!? なんだか寂しいよー。
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