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超口語訳 方丈記 [よんでみました]

超口語訳 方丈記 (彩図社文庫)

超口語訳 方丈記 (彩図社文庫)

  • 作者: 濱田 浩一郎
  • 出版社/メーカー: 彩図社
  • 発売日: 2017/01/24
  • メディア: 文庫

超口語訳、より(すみません、原文は略します)。
【~人間は、いつかは死ぬ。それなのに、この世の仮の住まいに過ぎない家を、いったい全体、誰のために豪華に造り上げようと、皆あくせく働いているのだろう。~】
【~人生の楽しみは、うたた寝をすること。何より満足なのは、自然の美しい景色を見てきたという思い出だけである。この世は、心の持ちよう一つで、どうにでもなる。もし心が不安定ならば、どんなに高価な財宝を持っていても意味がない。今、私が住んでいる侘しい住まい。私は心からこの庵を愛している。時たま、都に出た時は、みすぼらしい姿になった自分を恥じる。でも、都から帰り、庵にいれば、他人があくせくバタバタしているのを気の毒に感じる。~】

京都では鴨長明の「方丈」(復元)を見てきました。私は、『最低限の荷物を持って《今までずいぶんとミニマリストさんたちの本を読んできたな~:もちろん実行できているのはほんのちょっとですがそれでも大参考になっている》、苦しくない程度にコンパクトに住まう』 ということに永遠に憧れております。そして、忙しさにまみれない(特に心が)ことネ。

「方丈記」をやさしく説いた数冊の中から、活字を追いやすいものを~と借りてきた一冊。読み始めてから、1983年生まれ(歴史学者)の著者と気づきました。年齢は関係ないのでしょうが、自分より先輩の著書の方がよかったかな、その方が説得力あったかも、と考えてしまいました。先入観?
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