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久しぶりのSHIBUYA [おでかけ]

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10日以上前ですが、ウォーキングの友に誘われて絵を観てきました。ランチもゆっくりできました。
今月か来月にウォーキング予定だったのですが、新年度前は3人の子がいる友も忙しく、お互いパスとなる見込み。彼女とのウォーキングは早くても4月になりそうです。
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70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本 [我が家の介護いろいろ&認知症関連]

70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本

70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本

  • 作者: 永峰英太郎
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 2015/07/25
  • メディア: 単行本

今年に入って、改訂版が別の出版社から出ているようです。
著者・永峰英太郎さんのことは、新聞の連載で知りました。好感がもてる文章♪
1969年生まれ。業界紙、出版社勤務等を経て、フリー。人物ルポを得意とするそうです。両親の介護経験から他にも類書を書いており、いずれ追うつもりです。

2013年、母が末期がん+父の認知症が進行していることがダブルでわかり、みなさんに「やっておけばよかった~!」を伝えたい、で生まれた本。私は、医療関係者ではありませんが、認知症関連の学びはやってきました。しかし、死亡後の雑用的な知識は特別になく、読みながら「へーそうなのー!」の連発でした。おすすめの、わかりやすい一冊です(なかなか生前には動けないものもありますが、それでも知っているのと知らないのではかなり違うはず)。

親が元気なうちほど冗談っぽく聞き出せることがある。弱ってしまってからは難しくなりますし、いつ認知症になってしまうかもしれないのです。

【親に聞いておくべきこと:食べたいもの、会いたい人、行きたい場所、今のうち処分したいもの、家を将来どうしたいか、人生の最期はどこで迎えたいか、延命治療はどこまでしてほしいか、銀行通帳の保管場所は、メインバンクの暗証番号は、入っている保険は、相続の希望は、家の権利書はどこにあるか、葬式は誰を呼びたいか、遺言書はあるのかetc…】
暗証番号に関しては、既に私が管理しているなぁ《でもこれって、「私」に何かあったらまずい状態でもある…》。

5つの章で構成されている。
①親が少し弱ってきたらすること ②親が重い病気になってきたらすること ③親が死亡したらすること ④親が認知症になったらすること ⑤有利な相続をしたいなと思ったらすること

貸金庫・定期預金は解約せよ。面倒な存在。本人しかできない。「貸金庫」の鍵を探すのさえ大変だったそうです。ましてや利用料金は年間1万円以上。何が入っているのかも子には知らされていないことが多く、元気なうちに解約してもらうこと。
「定期預金」は、満期にならないと一切引き出せない。ましてや今、通常貯金との利息の違いはほぼない(100万円預けて一年間で250円!通常~は200円の違い)。
…私も自分の定期はもう新たに作らず、機会あればもう通常預金に一本化しようと思いました。

生命保険の見直し。医療保険は原則、被保険者本人が受取人になるが、死亡保障は配偶者や子どもに。この受取人はフツーは連れ合いである「母or父」。親が認知症になっている場合は、受取人を子どもにした方がスムーズとなる。ぜひ一考とのこと。

高額療養費制度」の存在。70歳以上なら、入院時で¥44,000、外来で¥12,000(同一月内)を超えて支払う必要はない《その分はあとでだまっていても文書で連絡がきて、口座を指定、戻ってきます・我が家は検査で両親とも¥12,000を超えた際に体験済・一度手続きすれば以後は連絡のあとその口座に入る》。この金額を知っていれば、加入すべき医療保険の目安はつく。
また、後期高齢者(75歳以上)になれば医療費の自己負担額、現在1割。高齢になれば病気も多くなる。それを国民皆保険制度はうまくカヴァーしているのです。

親が亡くなったら行う各種手続きがありますが、役所には『死亡届後の諸手続きについて』(役所のHP上でも把握できるそう)という書類一式があり、例えば戸籍謄本が実は複数必要等を知ることができる。前もって知っていれば手間がかからなかったー!がいくつもあったそうです。
また、母親が死去した時はそれほど多くはないが、逆の場合は世帯主の変更や公共料金の名義変更などすべきことが多くなります
(父親が亡くなった時は、母親の実印が必ず必要に・印鑑登録は前もってやっておいた方がおすすめ・私もまだなのでしておくか~。)

日本人が感じるストレスの順位:①配偶者の死 ②会社の倒産 ③親族の死 ④離婚 ⑤夫婦の別居 ⑥会社を変わる ⑦自分の病気やケガ ⑧多忙による心身の心労 ⑨300万円以上の借金 ⑩仕事上のミス】
これは興味深い。①が一番なのですねー(うちの父はこのタイプだ)。勤めに関するストレス大にもびっくり。

つい忘れがちだが、死亡後、返納・解約が必要なもの。
すぐにしなくても大丈夫だが、できれば早い方がよい。パスポート、免許証、クレジットカード、ネットのブロバイダ、携帯電話。

認知症について。
親は伴侶の認知症を子どもに隠すことが多い。親と別居しているなら、子は気づくことが遅くなり、手遅れになる。早くに兆候を把握できればそれ以上早くに進まない対処はできる。認知症は専門のしっくりくる医師を見つけることが重要。まずは子も一緒に医師に会うこと。

親の認知症に気づくチェック。
【電話の相手の名前を忘れる、いつも探し物をしている、料理ができなくなる、新しいことが覚えられない、テレビ番組の内容が理解できなくなった、慣れた道でも迷う、些細なことで怒りっぽくなった、外出時に持ち物を何度も確かめる、「頭が変になった」と本人が訴える、身だしなみをかまわなくなった、趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなったetc…】

認知症の人との接し方。
【温かくやさしく、本人のペースに合わせる、自尊心を傷つけない、なじみの環境を作る、残された能力に働きかける、快い刺激を与える、危険を防止する(転倒しやすくなる)】 

著者は介護サービスを受けるためには、介護判定を経なければならないことに疎かった。国は介護保険料をだまって徴収するだけでなく、もっとその仕組み&利用方法を周知させないと。
介護疲れの家族を増やさないためにも。
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