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老いる意味 うつ、勇気、夢 [よんでみました]

老いる意味-うつ、勇気、夢 (中公新書ラクレ 718)

老いる意味-うつ、勇気、夢 (中公新書ラクレ 718)

  • 作者: 森村 誠一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2021/02/06
  • メディア: 新書

家人に頼まれて借りたもの。返却前にささーっと覗く。
推理小説で知られる森村誠一さんは1933年生まれ。

医師からうつを脱するために心がけるよう提示された四か条とは。
【①楽しいものを探す ②のんびりする ③美味しいものを食べて、ゆっくりと寝る ④趣味をみつける】
②③は、たしかに大切なことですよね。

【過去に目を向ければ、いまの自分が年老いているが、未来に目を向ければ、いまの自分がいちばん若いのである。】
【~若い頃にくらべて、身体は思うように動かなくなっている。「いい意味でのあきらめ」が~必要になってくる。「うまくいかない」ことも想定の範囲内に入れておくべきだ。】
【身辺整理を進めていくと、身軽になるというより、見通しがよくなる感じがする。】

【ほとんど何も食べなくなっていた私に流動食で栄養を摂らせてくれたのだ。そこから少しずつ体力が回復していき、気力を取り戻していけたのである。】
やはり栄養ではないか。食べて体力をつけないと精神は持ち直さないのでは。