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高峰秀子が愛した男 [よんでみました]

高峰秀子が愛した男

高峰秀子が愛した男

  • 作者: 斎藤 明美
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/01/27
  • メディア: 単行本

2012年刊の増補新装版。高峰秀子の夫だった脚本家・松山善三が昨年亡くなったことを受けての刊行だろう。27歳から91歳で亡くなるまで(高峰の死から5年)、書いた脚本は約1000本。
高峰が心から夫に惚れていたことを、晩年夫婦のそばにいた養女である著者がとじ込めた。

5歳の時から親を養い、13人の親族を養い、小学校にも通えず、ただただ働き続けた高峰の人生は前に読んだ。その夫も、幼少の頃、そして父子関係ではよい思いがなかったことを知った。

【「高峰秀子の亭主」と呼ばれながら、少しも卑屈になることなく、黙々と働き、人を非難せず、不満を言わず、ただ自分自身と闘い続けて、大女優・高峰秀子を守ってきた人である。】
立場としては、本当にそちら側が大変なのだろうと思う。
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