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小倉昌男 祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの [よんでみました]

小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

  • 作者: 森 健
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/01/25
  • メディア: 単行本

【小倉は1993年、自身が所有していたヤマト運輸の株300万株のうち時価24億円の200万株を原資にヤマト福祉財団を設立した。1995年からはその活動を障害者の就労支援に絞り、障害者が働けるパン屋「スワンベーカリー」の立ち上げなど、障害者が月給で10万円はもらえるような仕組みづくりの活動に取り組んだ。そして、2001年には保有していた、時価22億円の残りの100万株も財団にまるごと寄付した。】

これに、「なぜ?、そこまで?」と素通りできなかった著者(1968年生まれ・ジャーナリスト)がいたからこそ、世に送り込まれたノンフィクションということでしょう。
最初の一行目から、ぐっと読者を惹きつけます。小倉氏が最期をむかえたのは、病と闘いながらも、無理して渡ったアメリカでした。その本当の意味は。
夫婦ともにクリスチャンで、一緒に行動することも多かったといいます。この妻を先に亡くしたあと、財産のほとんどを福祉に投入した、その深い祈りを綿密な取材により綴っています。

この本は、たくさんの予約者が待っているので返却します。もう私は購入することにしました。複数買いして、Ayuがお世話になっている作業所の職員にもチャンスをみて紹介したいと。私自身もなぞるように再読したい。

小倉家には、長女、長男がおり、長女は宝塚音楽学校に通い、雪組で活動。離婚後は夜遊びを繰り返したとありました。あれあれ、偉大なる経営者・小倉さんも我が子には苦労したのね~。その後、長女は再婚しアメリカへ、長男(米ヤマトに所属:当時)一家もアメリカに。その姉と弟は何十年も交流がなかったといいます。今は…。

一読あれ、が私からのすべてです。深いです。やっぱりこれは「祈りの書」です。
『どんな家にも問題はある』
詳細は書かずにここまでとしておきます。
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