小松とうさちゃん [よんでみました]
「見舞い屋」のしごと。入院患者の話し相手。家族のようにふるまったり、部下の立場で会話したり。トラブルを避けるため、以前訪ねたことのある病院の、別患者からの依頼には応じない・笑。
ちょっとおもしろい登場人物の設定で、どうなるのかとヒヤヒヤもある。はやり(?)の別次元の世界が織り込まれているのだが、リア充(現実の生活が充実、のことね)の方で幸福を感じないと、人間やっぱりダメよね。《続編、いずれまたあるのでは?》
絲山さんの醍醐味さはない。もちろん雰囲気はある。毎回、大きな期待をしてもいけない。小作品には手軽な読みやすさもあるし、ね。
【図書館、(自分で)貸出処理をすると、「貸出票」という小さな白い紙がプリントアウトされます。タイトルや返却期限が印字されていて、この紙の裏に、まずはすぐ読後感をメモしておくようになりました。図書名が明確にあるので、たとえ何枚溜めてもあとでの整理に便利です。】
2016-03-03 20:00
nice!(0)