女房逃ゲレバ猫マデモ [よんでみました]
先日の夕刊記事がきっかけで。ほぼ同時期に私を入れて区内3名が図書館予約をかけていたのには笑った。蔵書数は多かったのですぐ手元に。
作詞家・喜多條忠(きたじょうまこと・S22年生まれ)の自伝的小説。妻が出ていき、子ども2人との親子生活を描くとともに、自らの幼少も挟み込む。
ヒットだった。読んでよかった。
代表作♪神田川♪妹(かぐや姫)♪やさしい悪魔♪暑中御見舞申し上げます(キャンディーズ)
【(子供たちの)弁当づくりが始まって一週間。~メロディーや詞は、そのときの自分の体の中から出てくる息と同じだ。いまの僕の息は、弁当箱を開けたときの玉子焼や福神漬けのムワーとした臭いだけだ。恋でもなければ、港でも、乃木坂のスナックの香りでもない。】
【家には金を入れているし、いいだろうという気があった。女と関係ができるたびに、またこの女で1、2曲は歌がつくれるはずだ、それも鮮やかな歌が、と思っていた。】
さすが作詞家か。読ませられた。
2009-05-27 08:24
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