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少ないモノでゆたかに暮らす [整理整頓をめざして]

少ないモノでゆたかに暮らす (幻冬舎文庫)

少ないモノでゆたかに暮らす (幻冬舎文庫)

  • 作者: 大原 照子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 文庫

私が図書館本を予約するきっかけ・読みたい!と思う動機(利用図書館棚にあることはまずない。検索すると他館の蔵書なことが大半)、それは仕事中に多くあります。
自分の手元に来た新刊見本、また手元には来なかったけれど資料上や日々の校正業務の中でその本の書影(本の表紙ネ)や、その内容紹介文を目にして、初めての『著者』と出会います。
その新刊書はこの3、4日後に一般書店に並ぶのですが、すぐに読めないですよね(ましてや私みたいに借りて読もうとする者には)。
そうすると、その著者の今まで出版された本をあたるのです。これはまず期待を裏切りません。

今回もそんなはじまりでした。
「過去出版本」の中から、タイトルで選択。『シンプルに・そしてゆたかに』の精神は私の思い描く理想であります。
そしてそれ以上に、中味は今の私に偶然大マッチでした。英国留学(それも43歳・大人になってからの)に大いに触れていたのです。
今、“ホームズ”からはじまり、そっち方面にひたすら興味が向かっているので☆

元々、料理研究家の著者。
外国でのひとり暮らしを経験して(70年代)、モノや仕事にたいする考え方、人生観までもが大きく変わったという。
特に、英国人の人をもてなす心の温かさと、会話を共有するという価値観。
料理はいつもいつも頑張らなくても70%の支度でいい。それよりもゆったりとした時間を。
モノはたくさんいらない、本当に好きなモノがあればいい。気ままに楽しいことだけをしたい…着るもの、食べること、暮らしぶり、日常から贅肉が削がれて、どんどん自由になっていったといいます。

【収納のポイント(台所を中心に、だが、すべてに通ずること、と。)
●手の届かないところに棚をつくらない(めったに取れない場所にあるものは「死蔵品」)。
●しまう収納より見せる収納に(機能の優れた器具はそのままで美しいもの。そして、いつも見えるところに出しておくものは、きれいに片付ける習慣がつきます)。
なければ困るものだけにする(あったら便利な&いつか使うかもしれない小物をたくさん抱え込まない)。
●光と風を取り込む(特にキッチンは北東が理想だそうです)。】

【道具は必ず一長一短があるもの、それにどんどん進化していきます。だから鍋やフライパンは一生モノなどと考えないこと。
使い勝手のよい器具に替えると、台所作業がグンとラクになります。例えば小さいモノで大根おろし器、しょうゆつぎなどをたまに取り替えてみてください。目からウロコが落ちる思いがしますから
私の理想とするシンプルライフは「モノを持ちすぎない」ということで、「モノを買わない」ということではないのです。】

【住まいの好みは人によって千差万別ですが、大別するとタウン型とカントリー型に分けられるでしょう。私はまぎれもなくタウン型で、幾つになっても街なかの狭い住宅にちんまりと暮していたいのです。】
…私はどっちなのだろう。カントリーでも住めば都よ~と想像するのだが(そう甘いものではないと地方出身者に言われたことがある。私は免許もないしな…)、タウン型なのかもしれない。どちらにしても広いよりこじんまりとしていた方が、掃除範囲も狭いし(笑)好むかも。

【書斎の書棚も、押入れも、クローゼットも、納戸も、そこに70%のモノを収納するようにしています。

最終的に手元に置いておく本は、辞書だけになると思っています。漢和辞典、英和辞典、和英辞典の3冊です。】
究極だ。。。 ああ、3割の余裕なんて私にはどこにもない

【洋風の家に暮らしていながら私はベッドを使っていません。ベッドのない暮らしは部屋が広く使えて私は好きです。】
私は毎日の布団の上げ下げを苦に思うことが多くなった。朝は忙しいし。部屋が広かったら、ベッドで楽なのに、と。
でも、宿泊先でベッド派ではないことを自覚もする(熟睡は布団)。

付箋箇所はたっくさん!あったが紹介しきれないのでカット。
本来、手元にあってよい文庫本と思う。ここでは省いたが、どのような場面で英国生活に学んだのか、その過程がきちんと書かれている。

次に読むもっと若い人の本で、英国(ロンドン)の手本にすべきでないいろいろ…もすぐに知ることになるのですが、ね。。。
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