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人間失格① [太宰治と家族たち]

人間失格 (新潮文庫)

人間失格 (新潮文庫)

  • 作者: 治, 太宰
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/07/10
  • メディア: 文庫

『純情きらり』再放送は、九州豪雨やコロナ報道があり、休止からのスタートでした《アルバイトに出ており第1、2話録画うまくいかず(まだ子役時代ですが~):3、4話でもう私泣いています》。
この時間枠は、大相撲放送になるとSTOPしますし《むしろ、BS朝の現在『はね駒』のところがベストかと・今は陽希さんのグレートトラバース3が6:30から入っている続き☆》。

さて、太宰の『人間失格』。短大ゼミ時代にも触れることはせず、以後もタイトルの印象からずっと遠ざけており…。が、今年に入り、縁あって古本屋で新潮文庫は買って持っていました。いつかは読まねばと。
そして5月。高橋源一郎さんのラジオでとり上げるということで、これはチャンス☆と2カ月前に人生初で読んだのです。

率直な読後感。
こんな年齢になって読んだわけですが、彼の人生のいろいろ(家族も含め)を深く知ったあとの今が私自身には最適だったと感じ~。
何度も同じことを書いている気がするのです。でもそれが見事に順序立てられていると感じ、やはり特異で魅力的な私小説作家だと。けっして加担できない事柄が出てくるわけですが、憎めないというか、わかるところもあって、、、。
時おり読み返してよい作品なのではと思いました。それこそ、読書の醍醐味なのでしょう。
小説は、内容に直接触れないよう残してきましたが、これはもういいでしょう。付箋もつきましたので、また続きを書きます。

…この回の高橋源一郎さんのラジオでは、夏目漱石の『こころ』も取り上げられていて、引っ越しの際も連れてきた古い本棚から手元に持ってまいりました。
どんな話だったか?と思い返したのですが、頭に浮かんだのは『それから』の方だったようで、まったく『こころ』は思い出せません。でも、その本には大昔の私の付箋がいくつも付いているのでした。

読み返し始めました。いえ、ストーリーを覚えていないのですから、ほぼ初読でしょうね。
しかし…挫折しました。昔の文庫なので「活字が異常に小さい」のです。もちろん拡大鏡(メガネ等)は使いました。でもやはり苦しい。
いずれ、読みやすい字ずらの新しい文庫を借りて読みたいと。いつになるやら…ですが(今も数冊借りており常に追われている・苦笑)。

同じ本でも、「忘れる」、がある限り、読み返しても新鮮に味わえる。人生折り返し地点を過ぎたのだから、好きな作品を絞ってそうしてもいいのかな~
まぁ、もう少し先でいいか(60代くらいからネ)。