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服を買うなら、捨てなさい [整理整頓をめざして]

服を買うなら、捨てなさい (宝島社文庫)

服を買うなら、捨てなさい (宝島社文庫)

  • 作者: 地曳 いく子
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2017/10/05
  • メディア: 文庫

これは、よい本です。同じような主旨のものが多い中、ズバッと突いてくれます。ミニマリストたちが支持している一冊、間違いありませんでした(私は単行本で読みましたが、先頃文庫に↑なっています)。
1959年生まれ。スタイリスト。

【~「自分が本当に好きなスタイル」を見つけていくことです。そのためには、イマイチな服は処分して少数精鋭主義でいきましょう-というのが、この本の主旨です。】
【「買うは天国、捨てるは地獄」】
【おしゃれとは、決して「毎日違う服を着る」ということではありません。「また同じ服だと思われる」というプレッシャーから、本当におしゃれな人たちはすでに解き放たれています。どんなに流行っていようと、どんなにきれいだろうと、自分に似合わないものはよけいなもの。(略)この時代に輝くのは、自分の好きなもの、本当に大切なものを知っていて、それ以外をきっぱり捨てる勇気のある女性。】
【「何でも着こなせるのがおしゃれ」なんていう思い込みは、今すぐ捨ててしまってください。無理な服には手を出さず、自分の得意分野だけで勝負すればよいのです。】
【今年のコートを買ったなら、それをシーズンの80%は着倒すつもりでいくべきです。そうすれば、今年という最新の時代の気分にフィットしたコート姿で~過ごせます。~でも、そこに昔の服を引っ張り出したら、今はもう過ぎてしまった「昔の気分」が占める割合が、それだけ上がってしまうことになるのです。】

理想は、旅行のときのワードローブです。スーツケース2個分くらいの服で、オールシーズン生きていけるのが理想。】
【旅行に行くと、人は、欲しいものがすぐに手に入らなかったりと、いつもよりちょっと不便な状況に置かれます。でも、その不便が楽しい。初めからたくさんなければ、その中で組み合わせを工夫したりするようになるのです。私は旅行に出たら、多少の肌寒さはストール1枚でしのぐことにしています。】
【~もしこれをしないで、増え続ける一方の服や物に囲まれていたら、どんどん身動きできなくなってしまいます。人生と服は一緒なのです。さあ、今から身軽になっていきましょう。70歳で気づいてやろうとしても、もうそんな体力、気力がないかもしれませんから。パワーのある今のうちがチャンスです。】

【~髪のカットの仕方やカラーが少し変わっていたり、同じ色のような靴でも微妙に型が違ったり。定番化したスタイルでも、そういう細部のアップデートをきちんとしているから、いつ見ても古くなく素敵に見えるのです。】
【若いうちはトップス、大人になったらボトムスにお金をかけましょう。年齢を重ねると、体形の悩みは下半身に集中します。~ボトムを選ぶポイントは、とにかく面倒がらずに試着することです。~NGのボトムスは「伸びすぎるストレッチ素材」です。】
履きやすいんだけどな。耳痛し。

【~結局、自分が着ていて落ち着く、好きな色に戻ってしまいますから、色については頑固で結構。差し色を求めるなら、体から離れているバッグや、ストールなどの小物で試しましょう。】
【かつては「一生もの」として使える服があったのですが、今の世の中にそれはほぼないと私は思います。(服の素材が変わったこと…ハイテク素材は自然でない分劣化が激しい等による・詳細省略)】
【高価なものこそ、普段使いにするべき。買ったら「とっておき」にしないで、その日からどんどん使いましょう。エルメスだろうがジミーチュウだろうが(←※私にはわからん)、私は靴を買ったら箱をもらいません。しまい込んだら負け、使ったほうが勝ちなのです。
こうしたよいものを買うためには、普段からセールやファストファッションで小銭をムダ遣いしないことです。】

この本は、買って持っていてよいかも☆(よっぽどでないと本は買わないワタシ、です・苦笑)。
本は大好きだけれど、場所をとるので吟味々。なにより性格上、「買って安心してしまう」(←もう開かなくなる)私であることは自覚しており、こうしてメモしておく方が私にはよっぽど有益なのです。
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