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アガサ・クリスティー完全攻略 [アガサ・クリスティー]

アガサ・クリスティー完全攻略

アガサ・クリスティー完全攻略

  • 作者: 霜月 蒼
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/05/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

…右カテゴリーに「アガサ・クリスティー」を加えました☆
著者は1971年生まれ。ミステリ研究家とある。
【「ミステリの女王」-死後40年近く経ってもなお、邦訳にして100冊に及ぶ作品のすべてが書店で手に入る(※絶版になっていない)という異例の地位を得ている。】
【~現在の定本である早川書房のクリスティー文庫の順番に即している。】
その中で、『エルキュール・ポアロ長編作品』『ミス・マープル長編作品』『トミー&タペンス長編作品』『短編集』『戯曲』『ノンシリーズ長編作品』にきちっと整理され、紹介。
但し、ネタバレにはなっておらず、必要あらば巻末に一部が記されている。

私が2008年以降読んだクリスティー作品は、右カテゴリーにて現在まで15冊載せている。
しかし、詳しい感想を書けば、ネタバレになってしまうので、そこは同じく残していない。
なので、ストーリーが思い出せないものも多々ある(今回のこの本で、記憶が蘇ったり、そうでもなかったり)。また、おもしろかったと思う基準が、当然この著者とはまた違っている。

私が、15冊の中で一番と思うのは「ねじれた家」。私は犯人はわからなかった。ある古典といえるミステリーのオマージュとも言われているらしく(←私ははるか昔にそれを読んでいる)、そのことを前もって知っていればわかったのかも(知らなくてよかった!)。しかし、それをもっても、私はよい作品と評価する【この著者は4つ星、私は5つ☆】。
次は「アクロイド殺し」。これも賛否両論あるそうだが、私は〇【著者も4.5☆、私も同じく】。
「ヘラクレスの冒険」についても、収録短編中、好きな作品は一致した。

また、全作品を読んでの著者の最終ベスト10は、
カーテン ②五匹の子豚 ③終りなき夜に生れつく ④ポケットにライ麦を ⑤春にして君を離れ ⑥白昼の悪魔 ⑦鏡は横にひび割れて ⑧謎のクィン氏 ⑨死との約束 ⑩NかMか だそうだ。
【※読み終えるごとに、あと追いでリンク貼っております ↑・「衿の選ぶベスト10」もいずれ発表(笑)したいものです♪ 】

もうクリスティーのめぼしいところは読んだつもりだったが、この400ページ以上に及ぶ整理された読破記録を手にして、このところhow toものばかり通勤の友としてきた私、ミステリー長編を読む(文庫本とわかっているので持ち歩きもしやすい)意欲が出てまいりました。
この書籍はパラパラとこれくらいのチェックで終わり《予約者多数》、『原作』をしばらく読みたいと思います。
それを終了できた頃、またこの本を借りて、自分の読後感と照らし合わせられたら最高かも。
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