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佐藤可士和の超整理術 [整理整頓をめざして]

佐藤可士和の超整理術 (日経ビジネス人文庫)

佐藤可士和の超整理術 (日経ビジネス人文庫)

  • 作者: 佐藤 可士和
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2011/04/09
  • メディア: 文庫

佐藤可士和氏は、今治タオルのプロジェクト(マーク等)で知られています。これは中小企業庁「JAPANブランド育成支援企業」の一環としてスタートしたものだそうで、つまりは国から受けた。もっとも大きい仕事であったようです。
ほかに、有名なところでは、ユニクロのロゴなど。
手がけた「ステップワゴン」(ファミリーカー)のCMでヒットメーカーとなりました。あれはたしかに、惹きつけられた~。
会社(「SAMURAI」設立)が、超がつくほどすっきり整理されているのは、メディアで何度も紹介されていますね。先日のTVでも『整理好きな人を採用する』と。それは面接にて一発でわかるそうです・汗ですねぇ~~。
この本では【①空間の整理術 ②情報の整理術 ③思考の整理術】を取り上げています。
【空間の整理の目的は、快適な仕事環境を作ること→整理を徹底して、リスクを回避する】
【意識的に整理を重ねることで、すっきりさせた状態を保っているわけです。自分だけでなく、整理に関してはスタッフ全員にとことん力を入れさせています。
なぜそんなに徹底しているかといえば、結局それが仕事のうえでの、あらゆるリスク回避につながるから。これが重要なのです。】
以前勤めていた博報堂では、これが日常的になされてなかったことで苦い体験があったのでしょう→このマイナス要因を解決するためにも独立、起業へ、進みました。

【(ユニクロ)柳井さんの言葉で印象に残ったもののひとつが「服は服装の部品」。これはつまり、「ユニクロはいわゆる「ファッション・カンパニー」というより、どちらかといえばネジや釘などを売っている東急ハンズのような“パーツ・カンパニー”という感覚なんです」ということ。「組み合わせはお客さんのご自由に」というわけです。「なるほど!」と思いました。】
出来上がったスタイル、を売り込むのではなく、部品の提供という感じでしょうか。

いわゆる企業相手だけでなく、病院のあらゆるプロデュースや、大学のシンボルマークづくりなど、なかなか興味深い一冊でした。
まっ、今もっとも売れているクリエイティブディレクター(当世の仕掛人!)なのは間違いないでしょうが、それ以上に似たような分野では、小山薫堂氏の方が私は気になります(共感するのは本能的にこっちデス)。前者はクール&シンプルで永遠に憧れますが、小山氏のあたたかみある、遊び心も加わった企画も、また違った魅力があります♪
今をときめくお二人、ですねー。
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