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いつか行きたい「斜陽館」&小山薫堂さん [太宰治と家族たち]

太宰の、15歳で亡くなった長男がダウン症だったことは以前に書きました。
再放送中の「純情きらり」と重ねるとさらに興味深いので、あらためて記します。

「純情きらり」(NHK-BS3・朝7:15)を今、ご覧のみなさん、津軽弁の冬吾は太宰がモデルなのことはおわかりかと思います。作家でなく、画家として置き換えられています。女たらし(!?)なところもちょっぴり表現されています。冬吾は、ヒロイン桜子の姉と結婚します。この間に産まれてくる次女(ドラマに登場はなし)が、原案者の津島佑子さん自身(太宰の娘)です。津島さんは、父方の家庭は頼まなくてもみなさんが調べてくださるので(笑)、母の一族を描きたかったとおっしゃっています。
かなり、ノンフィクションです。設定はいろいろと変えていますが。例えば、まったく関係のない岡崎が舞台となっています(岡山、が朝ドラでとり上げた例がなかったので…だったと記憶)。したがって八丁味噌屋、は完全なるフィクションです。
姉・笛子(寺島しのぶさん)がいずれ産む長男が(夏過ぎになりますか…)出てきますのでご注目ください。この男の子が、太宰の長男です。

前置きが長くなりましたが、ずーっと思いつつ、金木の「斜陽館」になかなか行けません。日帰りではどう考えても無理ですね。
4月に、金澤翔子さんの展示会があったので、これは思い切るまさにいい機会☆と思ったのですが、Ayuの状態もまだ芳しくなく(私ひとりで、と考えていましたが)断念しました。
「斜陽館」側も、太宰の長男との関係性もあり、開催となったようですね。
いずれ、必ず行きましょう。太宰の実家、ということ抜きでも、昔の大屋敷を見学したいものです(私は「土間」という空間が好きなのですヨ)。
19日は「桜桃忌」ですね。せっかく、いろいろ追っかけてきたのだから、これからも時々触れていこうと思っています。

さて、今朝ですが、そうだったんだ~という記事と出会いました。
ゆうべ、BSで映画「おくりびと」がまた放映されていましたが、脚本の小山薫堂さん(48歳・先頃はくまモンの生みの親として有名)には、44歳になるダウン症の弟・将堂さんがいらっしゃることを知りました。
『小さいころから弟に愛情を注いできた。弱い人の気持ちになる、という環境のなかで育ってきた』とありました。数々の小山さんのお仕事に、その礎があるということはとても嬉しいことです(根底に“やさしい眼差し”あり)。
障害者がきょうだいにいる、ということは親である私のような立場とは、また違った複雑な思いも持ちつつ、育ってこられたはず(その世界も、私個人は関心があります)。
ますます今後の活躍が気になります。同世代の星、としても!!
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