魔がさす年頃 [よんでみました]
「(70歳になっても)いまが一番!」というようなキャッチコピーを見て、惹かれたエッセイ。
嵐山光三郎さん、最近はTVでお見かけしないわーと。
この方、私にはこの絵本 ↓ の印象が強い。
絵は、安西水丸さんで、あくまで文の方なのですが。
嵐山さんは1942年生まれ。S57年、タモリの「笑っていいとも!増刊号(日曜版)」編集長役を7年、とあった。そうだったかな、と思い出す。
【収入は(TVに出るようになり)サラリーマン時代の12倍になりました。ということは、それまでの年収を一カ月で稼ぐことになります。】
そうか、これはたしかに感覚を狂わせるな。
嵐山さんは、あまのじゃく体質。ベストセラーに反感を持つタイプ。
だが、背を向けていたスティーブ・ジョブズの自伝、手にとったらひきずりこまれ止まらなくなったという。
【(格言のようなものがあり)「一つの仕事を成しとげるためには他の人生を捨てよ」「何をするのではなく、何をしないのかが大切だ」「死に近づきつつあると知れば、やりたいことができる」など人間が生きていく上での覚悟がつぎつぎと出てくる。】
で、それは、吉田兼好の「徒然草」と重なるのだそうだ、ジョブズの信条は。
【徒然草=「一事をなそうと思ったらほかのことはあきらめよ」「失敗の罠とはなにか」「時代を生きる人は、まず時間を知れ」「趣向を弄さずシンプルなものがすぐれている」等々。】
2012-10-24 20:00
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