誰の味方でもありません [よんでみました]
少し前の、日曜日早朝のFMで(またラジオかい!)、よくTVで見かける古市憲寿さん《1985年生まれ・社会学者》が『北欧でオーロラを見たが、実際はよくなかった:写真や絵葉書より美しい景色など、存在しない』(←ほぼこんなニュアンスで~)といつもの調子で言っていた。
あいかわらずそのまま発信しちゃう人だなーと、一冊初めて借りてみることに。
『誰の味方でもありません』。サイコーのネーミングだと思う。この人をよく表している。
そして、期待以上に共感した新書だった。
【インターネットの普及で、記憶力の価値は著しく落ちた。応仁の乱の顛末から、神楽坂の名店の住所や連絡先まで、ほとんどのことは検索すればわかってしまう。大昔の人は電話番号を数十も暗記していたらしいが、今では自分の番号さえ知らない人も多い。】
大昔の人って…(笑)。
↑ 前述の件についても。
【プロが時間をかけて撮影し、加工までした奇跡の一枚に、たまたま訪れた観光客の肉眼が敵うわけがない。ガイドブック以上の光景を簡単に見られるなんて思うこと自体が間違いなのだ。】
【かつて離婚がタブーの時代があり、嫌々ながら夫婦生活を送った人々が多かったことを考えれば、離婚率の上昇は決して嘆くことではない。結婚や離婚の自由度の上がった現代社会は、まんざら悪いものでもない。】
【(高齢者は面白い←)大前提として、失うものが少ないから自由に振る舞えるのだろう。遠慮のない人たちの発言は、本当に魅力的だ。】
あなたも、ね♪
古市さんの小説は読んだことはありませんが、「オリンピックに興味はない」と画面で言い切れちゃう人、私は嫌いではありません(巻かれないタイプ、ね)。
もっともっと付箋は付きました。あえなく略。
出演は月に一度みたいですが、ラジオはかかさず(radiko「タイムフリー」もあり)聴いていきます。
2021-11-08 16:00
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