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シルバー川柳 長生き上手編 byシルバーネット [よんでみました]

笑いあり、しみじみあり シルバー川柳 長生き上手編

笑いあり、しみじみあり シルバー川柳 長生き上手編

  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2023/05/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

【昼下がり 故人ばかりの 時代劇】
【節電で 猫をみんなで 奪い合い】
【モノ値上げ 小遣い値下げ オレ音(ね)あげ】
【別腹が 身体の中に いくつある】
まだまだお元気なみなさま。

【音(ね)を上げず 湯たんぽ活かす 元気妻】
私も母の湯たんぽを5月はじめまで、要望にこたえて(そこそこ手間デス)つくっていました。

【目覚ましの はるか手前で 起きる老い】
【一つ持ち 一つ忘れて 帰る友】
目覚ましが鳴るまで眠っていられたら、本望です。
私は一晩続けて一気での睡眠はとりたくてもとれなくなりました。必ず途中で目が覚める(山登りでくたびれていてもダメ…)。
忘れもの、うっかりの抜け事項(笑)もたびたび。同年の友とは「両手にモノを持つ」ことは極力避けようと声をかけあっています。

【ゴミ箱で 薬飲んだか 確かめる】
【妻退院 リンゴむく指 細く見え】
【救急車 まさか夫(うち)かな 急ぐ道】
【病室の 窓より初日(はつひ) 撮る夫】
しみじみと。わかります。

【棺桶に 何も入れるな 綺麗好き】
本当に、そういう人もいるかもしれませんよね。希望があったら生前にからっと伝えてもらえると残される側も助かります。

【荷の中の 里の新聞 懐かしき】
母の里の叔父夫婦からの宅配便は、やはり土地の新聞をクッションとして毎回入れてくれます。
…今朝のフロント仕事で、お客さまから懐かしい言葉(方言)を聞きました。両親の出身の隣りの県からみえた方でした。しばし会話が弾みました。
私の大事な社会生活の一端です。