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アガサ・クリスティー展へ [アガサ・クリスティー]

アガサ・クリスティー展

アガサ・クリスティー生誕120周年記念、行ってきました。
うーん、やっぱり文学者の展示会って難しいんでしょうね。ナマ原稿を展示したりが中心となるのでしょうが、実際の作品を読んだ時の深さを、目で見る形であらわすのって困難なのでしょうね。既に、その作家の詳しい評論は書きものとして別にちゃんと発表されているのでしょうし。
「展覧会」というのは、絵や書などひと目で鑑賞できる美術系に適しているのかなと痛感(「文学館」ならよいのでしょうが、臨時的な展示は浅くなりがちかと)。

1890年生まれのアガサ、もちろん直筆ノートもありました。肉声も、動くビデオも、着ていた服、愛用のタイプライターもあったのですが、読者としては、作品の内容の分析が一番知りたかったりするので不満は残りました。←ものの本を読みなさい、なのでしょう。繰り返しですが。
アガサのひとり娘の息子(孫)、の協力あっての展示物。異国の作家ですから、これだけの現物原稿が持ち込まれたのはやはり初めてだったのだと思います。私にもっと英語の知識があれば、おもしろい発見があったのかもしれません。無念。
昔々の、彼女の出生証明書までありました。パスポートもいくつも。瞳の色、髪の色、を記入するのは今も同じでしょうか。日本のパスポートではありえないですね。ちなみにアガサの瞳は「Green」、髪は「Gray」とありました。
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