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四つの署名  [シャーロック・ホームズ]

四つの署名 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

四つの署名 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

  • 作者: アーサー・コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/01/11
  • メディア: 文庫

ホームズ・シリーズの原作では、「緋色の研究」に続く長編第2作。

ポイントは、ワトスンの将来の妻が事件の依頼者であるということでしょうか。
それを除けば、これは残念ながら「駄作」ですね。おすすめしません。
やっぱりホームズものは「短編が秀逸」を実証しているかも。(「緋色~」は合格点でしたが。)

【「恋愛なんて、感情的なものだよ。すべての感情的なものは、ぼくがなによりも大切にしている冷静な理性とは、相いれない。判断力をくるわせるといけないから、ぼくは生涯結婚しないつもりさ」byホームズ】
ワトスンの結婚報告も冷ややかにかわします。

ホームズの原作を、すべて作成順に並べて様々に検証できたらな。作風の移り変わりを比較したり。うーん、これはこの光文社文庫のシリーズ全9巻(最終巻はまだ未刊です)を所持しているなら、巻末の解説を細かく読んでつなげれば可能ですね、きっと。(まぁ、その手の研究本はいくつも出ているのでしょうが、そこは自分で「太宰の息子」を追った時のようにやってみたいものです。)例によって、図書館本ですから。

このシリーズ、とても装丁が美しいのですよ。買って並べてもよいかも、です。
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