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掌の小説 [よんでみました]

掌の小説 (新潮文庫)

掌の小説 (新潮文庫)

  • 作者: 川端 康成
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1971/03/17
  • メディア: 文庫

「珠玉」とも言われているらしいし、ずっと気になってはいた。約120編収録、650ページにも及ぶ。最近改版で活字も読みやすくなった。
しかし、私には、川端は合わないのかも。
なんだか、妻とか夢(夜みる方)に、この人は、とらわれていませんか!?
受け入れるこちら側の心の問題なのかなぁ。でももう読み直さないでしょう。

例えば、終わりの方にあった「乗馬服」、ラストの、女のすがるような気持ち、、、こういうのがうまく表現されている作家、と評価されるのかもしれませんけれど(たしかに…と思うところはある)。
【~馬を走らせてゆく一家族を見送りながら、あのように形のいい乗馬服を売る店を、このロンドンでさがして、せめて手にふれてみたいと思った。~】
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