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向田邦子シナリオ集 4 冬の運動会 [向田邦子と妹・和子]

冬の運動会―向田邦子シナリオ集〈4〉 (岩波現代文庫)

冬の運動会―向田邦子シナリオ集〈4〉 (岩波現代文庫)

  • 作者: 向田 邦子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/07/16
  • メディア: 文庫

1977年に東京放送(10回)で放映。このオリジナルビデオ・DVDは販売されておらず、「幻の名作」とされている。
主人公の青年・菊男は「根津甚八」。しかし、2001年には岡本健一で舞台化、2005年には新春ドラマとして田渕久美子脚本・岡田准一で32年目のリメイクをされたそうだ。うーん、見たかった。
藤田弓子さんが、またいい味です。配役、すごいですね。菊男の祖父が志村喬さん、菊男が足繁く通う靴屋さん夫婦は大滝秀治さん・赤木春恵さん。市原悦子さんも出てくるし、常連いしだあゆみさんらも。
万引きした過去を持つ青年は、それがきっかけで父とうまくいかなくなり、他にあたたかい家族(居場所)を求めます。最後は、自分の本当の家族もみなそれぞれ事情を持ち、それが判明してしまうことで元に戻ります。
その後の靴屋さん夫婦がどうなったか気になりますが、そこで話は終わりです。
キャスト
「冬の運動会」というタイトルでしっくりくるのか、は「?」でしたが(私は本当の「運動会」の話だと思っていた)、この一連のドラマシリーズが「冬」がタイトルにつく「冬シリーズ」として存在していたことによる、ようです。

私は今、この向田シナリオを通勤電車で読むことに救われています。そこだけは魂が浄化されます。
そういう時間が一日のうちわずかでも存在することに感謝しています。

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「八咫烏」…日本サッカーの守り神、ですね。
先日、和歌山物産展でもとめました。サイダーのステッカー。
サッカーより野球の我が家ですが、ここはもちろん突破してもらいたいです。
かわいい瓶ヤタガラス
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