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向田邦子シナリオ集 1 あ・うん [向田邦子と妹・和子]

あ・うん―向田邦子シナリオ集〈1〉 (岩波現代文庫)

あ・うん―向田邦子シナリオ集〈1〉 (岩波現代文庫)

  • 作者: 向田 邦子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/04/16
  • メディア: 文庫

通勤行き帰り、楽しみました。シナリオ集というのは、脚本家の細かい場面設定の指示もあって、作者の意図がよくわかるのでおもしろいものですね。
仙吉と門倉という「あ・うん」な男同士が主人公。仙吉の娘・さと子がナレーションも担当の設定。
【(さと子)「父といる時の母は暮しにくたびれた39歳の女です。門倉のおじさんと二人の時は、学校の先生みたいです。父と門倉のおじさんと二人の間にいるときは、くだものみたいに瑞々しく見えます。」】
【(さと子)「(恋人と会えない状況)今のあたしは、逢いたいことを我慢するのが、逢わないのが、愛だと思っています。」】
キャスト
80年NHK「ドラマ人間模様」として放映。これを見た記憶は私にありません。
フランキー堺さんはなんとなく知っていました。門倉役は杉浦直樹さんですかー。ふむ。門倉の妻は、岸田今日子さんで、二号さんは池波志乃さん…。さと子役=岸本加世子さんなのが時代を感じます。
これもアーカイブスしかないかな。
向田作品、見たいけれど、時代背景がもう違いすぎてしまったか。BSハイビジョンでやってほしい。右左、帯出ちゃうだろうけれど。
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