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杉浦日向子さん [よんでみました]

うつくしく、やさしく、おろかなり―私の惚れた「江戸」 (ちくま文庫)

うつくしく、やさしく、おろかなり―私の惚れた「江戸」 (ちくま文庫)

  • 作者: 杉浦 日向子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2009/11/10
  • メディア: 文庫

先日、読み終えた。図書館の新刊棚に並んだばかりのところを、私がラッキーに拾った。
なぜ早くに亡くなってしまったのか。
私の命と代えても生きていて欲しかった。と、言い切りたいほど惜しかった。
1ページ目から、研ぎ澄まされた感性が滲む。
過去10年に発表された、江戸風俗に関するエッセーを収録。
1993年に血液の免疫系の難病であることが判明。それが理由で、本来の漫画家業は引退していたのだった。既に早いうちから、ご本人には覚悟があったと思われる。 そして。
あらたな病、下咽頭ガンにより逝去。46歳。2005.7.22。
我が娘の誕生日だ(13歳)。
来年からは、杉浦さんのことも思いつつ、その日を迎えようと思った。
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